NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
日付変わった頃に読み終わった忘却城。 既に世界観を知っているので今回はさくさくと進み非常に面白く読み終わった。 読後感も良し。 相変わらずグロいし気持ち悪い部分はある。 しかしそれ以上に幾つかの家族の在り様や歪であったとしても深い愛、飄々とした英知と明るい未来が見えたのが良かった。 子供達の存在は大きいな。 申子(しんし)や花花(かか)を筆頭にした塾の子供達がいい。 塾に出没する怪異や幽霊、人外にきゃーきゃー悲鳴を上げる子供達の声を聞きつつ、平和だなと微笑する儒艮がズレてて大好きだ。 この人こんなにズレた人だっけ?と思いつつどんどん好きになるし、比和院そのものが愛おしくなる。 死者である万璞(ばんはく)も冷酷非情でありながら悩ましい文人性格の第一王太子風嵐影(ふうらんえい)もお気に入りだ。 ひとまず金魚小僧は落ち着いたのかな。 しかし界人や明家などまだまだ謎は残っている。 次作にも期待。 (その前に2巻を読め←) 次は全く趣の違う「刀と傘」にしようかな。 でも明日はやっと仰天があるのでそっちに集中するわ。 ウエンツがゲストのようなのでこちらも楽しみだ。
|