NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
とてもいい舞台だった。 上質で小技が効いてて大いに笑えほろりと泣ける。 そんな佳品。 2つのお話からなる「家族のはなし」 1話目は飼い犬と夫婦と外国人夫婦が言葉でないもので分かり合えるようなやっぱり分かり合えないような、そんな話。 言葉が通じる筈のアサコ(小西真奈美)とヒトシ(池田成志)夫婦の分かり合えなさ。 日本語が通じないヒトシの元同僚の外国人バクバクさん(畠中洋さん)との意思の疎通の難しさ。 何がなんだかわかっていない飼い犬ハッピー(剛) でもお互いが思いやりを持って相手のことを思う時、なぜかちょっぴりお互いのことがわかる。 外国人のバクバクさんもハッピーも離婚寸前にまで行ってしまったアサコとヒトシ夫婦も。 ライトの色が変わるとハッピーが言葉を話し、他の人達の言葉がポペピポなんたらかんたらになってしまうのがおかしくて。 ゴハンとダメとルスバンがわかるハッピー賢い(笑) 2話目は一転して少し切なく泣けるお話。 兵頭の自然体で気負わない優しさは剛まんまだった。 笑ってしまうと記憶がリセットされ1週間前に戻ってしまうえみを笑わせて何度でも同じことを繰り返してくれる兵頭。 少しづつ育っていく庭を一緒に眺めながら二人の人生は重なっていくのだろう。 優しく哀しい、でも幸せな話。 小西真奈美ちゃんがめちゃくちゃ可愛くてね。 元々好きな女優さんだったけどやっぱり好きだった。 あくの強い成志さんも手堅い演技の畠中さんもコメディセンス抜群の小林きなこさんも大好き。 その中心にいるようでふわっと混ざってる感もある不思議な存在感の剛。 セリフにもリズムがあり動作も軽々。 つくづく舞台向きだなあと思ったり。 でもやっぱり連続ドラマも見たいけどね。 舞台を観るのは3年ぶりくらい。 去年見る予定だった吾郎ちゃんの舞台が私事で流れてしまったのは凄く残念だったけど今回剛の舞台を見ることができて本当に良かった。 最前というラッキーな席で見たことを差し引いてもやはり生の舞台は良い。 できればもう少し楽にチケットが取れたらなあ。 京都劇場は割と大きめの箱だし遠方なので何とか取れたが東京の小さい箱は激戦過ぎる。 でも前事務所と違ってとりあえずはFC経由で取れることもあるから助かるけども。 剛のリズム感ある演技は好きだ。 どうかまた見られますように。
|