NM Syndrome

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2010年10月15日(金) Joey Evance (今更だけどネタばれ注意)

夜の青山劇場は素敵でした。
PJ自体はそんなに華やかな世界の話ではないけれど、ショービジネスの世界らしいキラキラしたゲートは一気にテンションをアップさせてくれます。
ブロードウェイミュージカルはこうでなきゃ。


というわけで昨日はマチソワを観劇。
感想としては日記にざっと書いたとおりだけど、実は痛恨の出来事が一つありまして。
ソワレに博さんと健ちゃんが来ていたらしい・・・・・・・・・・です。

おーまいがっ。
どうりで開演前に前の人達が後ろを気にしていたわけだよ。
もしやと思いワタシも後ろを振り返ったんだけど全く見つけられなくてね。・・・・・・・・・うううう。泣きたい。
せっかく一緒の会場にいたのにー。
なんでこういう時に前の座席なのかな。とほほ。
NMLのイノ以来の痛手でございました。
その井ノ原君は今日の公演に来たそうで。
これでメンバーはおしまいかな(剛ちゃんと岡田っちは数に入ってないし・笑)
みんなの感想を聞けたらいいなあ。


そうそう、昨日、カンパニーに共演者から差し入れがあったそうだけどそれが「亀戸 升本」のお弁当。
・・・・・・・・・坂本さん?
そのあたりは不明だけれど美味しそうなお弁当なのでお店は一応チェックしておきたいと思います。
何かの時にために(何かって何)

それから坂本昌行スペシャルセットが品薄のようです。
マチネの休憩時間にちらっと見たらSOLD OUTの文字が見え、へ〜今日は売れ行きいいなあと嬉しくなってたらソワレでも早々と売り切れていたみたいで。
結構高い買い物ですが美ジュはすこぶるいいので買おうと思っている方は早めの行動をお勧めします。
一人一組という噂もあるようです(ワタシの時は一つですか、と逆に聞かれるくらいだったのに)

そしてここにきてようやく歌が頭に入ってくるようになったらしく知らぬ間に口ずさんでいてびっくり。
あら、覚えてたんだ、ワタシ。
特に「I Could Write A Book」(リンダとのデュエット曲でジョーイの声が甘い)
リンダにはいつも甘いジョーイだけれどこの歌はまた格別にチャーミング。
A,B,C,D〜から始まるからすぐわかりますわ。

好きなシーンはやっぱり最後のグラディスとの別れのシーンかな。
アンタに酷いことをしたんだから怒ってるでしょうけど、とグラディスは言うけれどジョーイは怒ってないんだよね。
グラディスが自分のために恐喝まがいのことまでやったことをちゃんとわかっている。
だから「なんで構うんだよ、ほっときゃ良かったのに」と、怒鳴るでもなくちょっぴり自嘲気味に言うセリフになる。
「新しいおもちゃを貰って遊んでいるのを面白がって見ていたら良かったのに(あやふや)」
それでどん底に落ちようがおまえに酷いことをした俺なんだから放っときゃいいだろう?と。
でも、どれだけ私を傷つけようとアナタを嫌いになんかなれない。あんたを好きだから。

こんなストレートな告白をされた(した)後の二人の雰囲気も好きなの。
べったりとくっつくでもなく、かといって終わってしまった恋というわけでもなく。
何となく腐れ縁のような、ひっそりと心は寄り添っているのに一緒にはいられない。そんなほろ苦さ。
そういうジョーイとグラディスが好きなの。

今回のPJで難点があるとすればそれはジョーイの側からの視点が全くないからジョーイ自体が浮かび上がらないことかなと思うんだけど、
でも実は所々にキーワードみたいなものは散りばめられていて、上手く拾うと少しだけジョーイがわかるような気がしてくる。

例えば酔っ払っていたとはいえ唐突に上流階級への嫌悪と憤りをあらわにするシーン。
初見時はそれまでのジョーイの言動とそぐわないような気がして違和感が残ったけれど過去にもそういうことがあったとしたら?
ヴェラにNY時代のことを「さる女性に買い占められていたんだ」と戯言のように言うシーンがあるけれど嘘でもなかったら?
自信過剰かもしれないけど実力もそれなりにあり、夢を持ってNYへ乗り込んだのはいいけれど実力だけじゃ何も為せないことに気づいたんだとしたら?

まあもっともあの調子が良くて女好きな性格はグラディスといた当時からのものだろうからこんな挫折も免罪符にはならないけど。
ラストに「今度は逃げない」というジョーイのせリフがあるけど逃げてるって自覚はあったのねー。
グラディスに子供ができると逃げ(怖くなったんでしょ、とグラディスに言われると、仕方なかったんだ!と常套句で逃げたり)揉め事が起こるとそこから逃げ出し。
・・・・・・・・・・文字に書き出すと最低男だな、これ。

でもクラブの人達が全員クビになるかも、という状況で、踊ることしかできやしないと歌うグラディスを陰から見ているジョーイの眼差しは優しいと思う。
優しいというか共感している目。
口では諍いばかりだけど、お互いを一番わかるのはこの二人なんだろうなあ。

あとあのお花畑のショーのシーン。
最初見た時本当にここが大嫌いで、悪趣味だ滑稽だギャグだと散々心の中で毒づいたものだったけど、これもまた方向を間違ったジョーイの一つの夢の形なわけで。
いみじくもマイクが言ったように、そんなに悪いアイディアじゃない。少々ぶっ飛んでるけど、なんだよね。
ジョーイが目指したのはボードヴィルの一つの形であり、それはこんな場末のナイトクラブでやること自体間違ってる代物だけれど目指している方向は間違っているわけじゃない。
演目は間違ってると思うけど(笑)
「ジョーイの家」という癒しの空間を求めていたのも真実だろうし、それを提供するのが素敵なことだと思っていたのも真実のような気がする。
ただSOUTH SIDEのようなお店が慰めになる人だっていることを忘れている。
そこがグラディスと相容れないところかなあ。
見ているものは同じなのに見えているものが違う。そんな感じ?

色気がさっぱり感じられないグラディスの姉御肌なところがお気に入り。
「ひ」がついたヒマワリコスチュームでぶすくれているグラディスがすっごい可愛いと思う。
ヴェラに手玉に取られてるジョーイは更に可愛いけど(笑)

そういえば「Pal」と呼ばれるジョーイだけど男にとっては「いいヤツ」ってことなのかしら。
こっちの方がわかりにくくてエピソードの一つもあったらなと思った。
でもセリフのない影になるようなシーンでジョーイを心配するキットだとかクラブのダンサーだとかいるから、何かしら魅力はあるんだろう(それは何だ)
多分ダンスのセンスとかお花畑以前に即興で作ったショーの演出とか?
キットはゲイなのかもしれないけど。(マイクのお気に入りなのは間違いない)


当初の感想とはえらく違って今はPJが恋しいです。
なんか、この舞台が好きらしい(笑)
早々と再演希望。
きっともっと良くなるよ。(終わってもいないのに言っちゃダメだろ)



ダラダラと勝手な解釈というか妄想を書き連ねてごめんねー。
ほら、これでもやっぱりジョーイ贔屓だから、いいように考えてしまうのよ。
ちげーだろ!その解釈は変だよと思われた方はこっそりと指摘してくださると有難いです。





今週のストスマが中居当番なんだけど何だか萌えの嵐だったみたいで。
レポを読んで小躍りしましたのことよ。
自分のソロのVTRに出てくれるよう吾郎ちゃんに出演交渉する時下手に出る中居とさくっと了承してくれる吾郎ちゃん。
中居的には「稲垣さんしかなかった」のね。
そんであっさりOK出してくれる吾郎ちゃんを「あ、こいつ優しい」と思ったのね。
だから頼みにいったんでしょうに(笑)
昔から自分で言ってるじゃないの。メンバーの中で吾郎ちゃんが一番優しいって。ふふふ。
ほんっとわかりやすい人だな。

それと木村へぞんざいな口を利く中居がツボ。
久しぶりに同級生らしい口調だったような気がする。
まあ「木村さん」呼びだったけども。(中居のマイルールみたいなので致し方ない)