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久しぶりに25度を越えて少々だるいものの真夏と違って夕方は涼しいから生き返る。 真夏も昼夜でこのくらいの寒暖差があると助かるんだけども。 こちらも久しぶりにミステリーではなくFT「皇女アルスルと角の王(鈴森琴)」読了。 これはあっという間に読み終わってしまったなあ。 慣れたファンタジー世界で名前も憶えやすかったからか、或いは前半少しジュブナイルというか童話のような雰囲気があったせいかもしれない。 ただこの作者がそれで終わるわけもなく、中盤グロテスクで生々しくも悍ましい表現が続き、うぇ〜吐きそう....となってしまった。 生理的にエグイものがあるんだよこの作者。 忘却城の蝸牛とか蝸牛とかとかとか。 そう!全く世界観が違うかと思いきや忘却城と同じ世界だったのには驚き。 え、あの死霊国とこの人外使役国が同じ世界? 同じ世界でした。 まるで中世ヨーロッパのような今回の世界の地続きにあの中華風死霊国があるのです。 え、じゃあいつか儒艮とも会えるわけ?(時代は不明だからそこは期待できない) 中華風の名前に大苦戦したあっちよりこちらは馴染みがある分非常に読み易かった。 少女アルスルは静だけど周りが賑やかで動き回るからその対比もいい。 「がっかり」されるのは憎まれるより辛いことなのかもと思ったり。 自己肯定も低くなるし常に一歩引いてしまう。 そんなレディがっかりと陰口を叩かれていた皇女アルスルが自己と向き合い自分の運命を手にして変わっていく成長譚が清々しくて良かった。 大団円だったしね(これ大事) ストーリー自体がシンプルでわかりやすいのも読み易かったポイントかも。 アルスル以外では人外で巨大な白い豹のようなリサシーブ、言葉を喋る人外イヌたち(可愛い)頼りになる素敵なチョコレイト、 明るくて軽いけど戦略家ルカ、そしてなんといってもアルスルの大おじバドニクスが素敵でかっこいい。 口が悪くて強面で顔に大きな傷跡が走る人外使いで人外研究者。 奴隷だった絶世の美女ペルシアにベタ惚れで老犬パルタガスに「バドちゃま」と呼ばれて慌てまくる壮年の男。 付け加えると顔面の傷はペルシアがつけたもので二人は文字通りの身分違いの恋を貫き通したというから惚れる要素しかないじゃない(笑) またこのチームに逢えるといいなー。 儒艮の学習塾(?)もいいけどこっちもいい。 短編集とかも面白いと思う。 次作に大期待。
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