NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
いつの間にか金木犀が小さいオレンジの花をつけていた。 まだ花の色が薄いからか匂いはあまりない。 かと思うと、不意に強く香ってきて存在感を示す。 ここ数日は暑いから夏が戻った気がしていたけれど、密やかに秋は訪れていたんだわ。 気づかなかったなんて不覚。 今夜は久しぶりにブラタモリがあって楽しく見ていたら、知らない間に寝ていて自分でもびっくりした。 これはやっぱり昨夜遅くまで本を読んでいたせいか。 どうしてもやめられなくてねえ。 昨日読み始めたのに今日一気に読み終えてしまいましたわよ。 「兇人邸の殺人」(今村昌弘著) この人の話は特殊設定本格ミステリというジャンルになるんだろうか。 SFやFTが好きなワタシには結構ツボにハマるジャンルだ。 3作目にしてやっとバランスが取れてきたかなと思う。 ツッコミどころは多々あるけれど、なんていうのか、やるせなさとか哀しさとか無常さとか、そういう感情が溢れてくる作品なのがいい。 本格推理好きではあっても、トリックを見破りたいとか思わないし見取り図もどうでもいい。 物語として良ければそれでいいので今回は私的にはOKであった。 まあ、あの子は最後どうなった?ボスたちは?など疑問に思うこともある。 ただラストがあの人で終わっているということはこの本単独では成り立っていないんだなということだろう。 ただ最後の鍵はねえ..........うん、取るのは相当力がいるのでは?とは思わないでもない。 いやいいんだけども。 あの子のことがちょっと忘れられないなあ.....。 13日発売なのにもう届いたホロヴィッツの「ヨルガオ殺人事件」 大好きなアティカス・ピュントの話だ。 現代パートはいらないんだけどなあ(酷)
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