三楽の仕事日記
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2011年05月03日(火) まるごとの子どもを看る

 憲法記念日。各新聞社の社説に目を通すが、東日本大震災を受けての憲法解釈について言及した内容が多い。某社は「国家以上の存在とされてきた個人がいかに頼りないものであり、国家なくして個人も人権も存在し得ないことを、多くの国民が今更ながら実感したのではないか」という主張。

 県公立小中学校事務職員研修会でのプレゼンづくりに4時間ほどかける。依頼を受けた「教育の情報化ビジョン」の概要を伝えるだけでは、最新情報とはいえ、聞く立場となると面白味もなく、時間が過ぎるのを待つ、といった気持ちになる。話す方も辛い。

 ビジョンの土台となっている現実や、ICT活用最先端の学校での状況を入れ込む。未来の教室像を示しながら、現在のICT活用授業を体験してもらうこともいいのではないか(眠気を起こさせない手立て)と思い、ミニ模擬授業の仕込みも入れて、プレゼン完成。あとは当日の資料作りのみ。

 「鎌田實のあなたがいたから」(NHKこころの遺伝子制作班、主婦と生活社)を読む。諏訪中央病院名誉院長である鎌田さんが小林一江さんとの出会いを通じて「まるごとの人間を診る」という心の遺伝子を受け取る。それ以後、鎌田さんは、まだ一般的でなかった時代に、告知を積極的に行うことを始めた。

 「病だけではなく、まるごとの人間を診る」

 鎌田さんは、治療だけではなく患者の望む生き方を支えてこそ医療だという。教育に置き換えてみる。いくつかのことが浮かぶ。

 「発言だけではなく、まるごとの子どもを看る」

 授業における子どもの発言を受ける力量の差はここにあり。言い過ぎだろうか。
 


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2006年05月03日(水) おやじの会校長室へGO!
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