2006年12月27日(水)  ミヤケマイ展 在る晴れた日・One Fine Day・

友人のイラストレーター・ミヤケマイさんの個展初日。「個展のたびにパワーアップしている」と毎回日記に書いているけれど、今回もミヤケマイワールドはますます元気。初日のお昼を過ぎたばかりというのに、すでに半分以上の作品に買い手がつきましたの丸シールがついている。

シールで隠されたお値段の最初の数字がいくらなのか、想像をめぐらせてしまう。わたしが一目惚れした『4×4=16』(16匹のウリ坊がサーカスの特訓中)は「\●60,000」也。マイさんは語呂合わせが好きで、蜂で8の字を描いた作品に8並びの値段をつけたりするし、(いの)シシ=16というタイトルにちなんだ値段を一瞬連想するが、今は16万ではきかないだろう。数年前の個展に比べると5倍、いやゼロひとつ増えた気がするぐらい値打ちは高まっている。いつかミヤケマイ作品を飾れる家に住むことを夢見る身としては、壁が用意できる頃には手が届かなくなっているのでは(すでに手が出せなくなっているが)という焦りはあるけれど、デビュー当時から作品と作家の成長を楽しませてもらっている一ファンとしては、ミヤケマイ株の急伸はうれしく誇らしい。


今回買い求めたグッズは、ポチ袋、和豚の便箋、うさぎのポストカード、犬の多目的カード。ポチ袋以外は以前買って気に入ったので、おかわり。「メッセージシール&何かしますお約束チケット」が付いた多目的カードは、受け取った人から「どこで買えるの?」と聞かれる人気で、グッズからも芋づる式(!?)にミヤケマイファンが増えている。グッズコーナーには新年企画の九谷焼の化粧徳利入りのお酒や風呂敷もお目見え。福を招く気配に満ちたミヤケマイ展は年明けの1月9日まで。足を運ぶ価値は大いにあり。

ミヤケマイ展 在る晴れた日
・One Fine Day・

Bunkamura Gallery
(渋谷東急本店横 Bunkamura1F)
2006/12/27(水)〜2007/1/9(火)
10:00〜19:30
12/3、1/2、1/3は18:00まで
1/1のみ休廊

2004年12月27日(月)  英国旅行1日目 VirginとBathと厚揚げ
2003年12月27日(土)  腐ったブドウ・熟成したワイン・腐ったワイン
2001年12月27日(木)  今がいちばん若い


2006年12月26日(火)  マタニティオレンジ49 アメリカのベビー服

50センチで生まれた娘のたまの身長が、そろそろ60センチに。お祝いでいただく服は70センチ以上のサイズが中心なので、袖を通すまでに時差があるのだが、ようやく70センチのものを着られるようになった。今週デビューしたのは、父イマセンの教え子でシカゴに住むユキコさんから贈っていただいたOLD NAVYのボディスーツ。MondayからSundayまで日替わりで7着あり、月曜から順に着せている。ワニが歯をむく"toothy thursday"、キリンがウィンクする"winky wednesday"など言葉遊びが楽しい。

OLD NAVYはGAPやBANANA REPUBLICの姉妹ブランドらしく、3/12才誕生会に来てくれたミキちゃんからはハワイ土産でシャツとジーンズをいただいた。シャツは葉っぱをあしらった"Leaf me alone"のメッセージが笑える。一人では生きていけない赤ちゃんが「Leave me alone(ほっといてくれ)」と胸を張るブラックジョークは、英語だからお茶目なのだろうか。日本語版で「ほっといてクレヨン」シャツを作っても受けない気がする。

ニューヨークのユキちゃんからは、I LOVE NEW YORKのベビースーツとスタイ、U2のTシャツ、白地に赤い魚という日の丸チックな色使いの肌着とスパッツの上下。赤ちゃんに媚びずに大人目線で作っている感じが新鮮。

2001年12月26日(水)  ロマン配合


2006年12月25日(月)  ハト男 立ち食い男 透明人間の嫁

一昨日わが家にやってきたM先輩から『ハト男』の話を聞いた。南米出身と思われるその大柄な男は、先輩が出勤で利用する電車に先に乗り込んでいて、開いたドアからハトのように胸を突き出し、後から乗客が乗り込んでくるのを阻止すると言う。体を張って自分の車両の人口密度の上昇を食い止めているのだ。大抵の乗客は諦めて別な車両へ向かうが、負けず嫌いな先輩は、ハト胸とドアの隙間をかいくぐり、強引に乗り込む。すると、動き出した車内で、ハト男は先輩に肘鉄を食らわせたりして、「オリロ」攻撃をしてくる。負けじと先輩も押し返す。体格のハンディがあるので、カーブの勢いを借りてハト男にぐぐっと体重をかけるのだそうだ。大げさな形態模写を交えた先輩の実演がおかしく、大笑いした。大柄なハト男に小柄なサラリーマンが挑む短編映画(タイトルは『ハト男』か)、バカバカしくて面白いかもしれない。

電車というのは、ときどき面白い人が出没する場所のようだが、混んだ車内より、ほどほどに空いているほうが遭遇率は高くなる。大阪の山手線にあたる環状線は、都市伝説のような「おもろい乗客」の宝庫で、わたしが高校生の頃に聞いた噂を今思い出しただけでも、両手の指では足りない。

つり革で懸垂するおじいちゃんなんてのもいたが、いちばん強烈に印象に残っているのは、『立ち食い男』。駅の立ち食いそば屋で買い求めた丼のそばを持ったまま環状線に乗り込み、走る車内でずるずるとすすり(まさに立ち食い)、次の駅の立ち食いそば屋で器を返して、何事もなかったかのように同じ車両に乗り込むという。目撃者によると、時間配分が完璧で、一連の動きは流れるように無駄がなく迷いもなく、あっぱれなのだそうだ。最近は車内でパンやお菓子を食べる人が増えて問題になっているが、ここまで完成度の高い食いっぷりを見せられると、問答無用になってしまうらしい。

『透明人間の嫁』の噂もよく聞いた。ウェディングドレス姿で車内を練り歩き、「私、今日、透明人間と結婚しました。こちらが主人です」と隣の新郎(透明なので見えない)を紹介し、「一言お願いします」と色紙を差し出す。この噂が流行った五年後ぐらいに友人が遭遇したと聞き、「ほんまにおるんや!」と興奮すると同時に、「まだおったんや!」と驚いた(二代目だったのかもしれないが)。毎日結婚式を挙げ続けているわけだから、色紙の数も半端じゃないと思われるが、友人がのぞきこんだ色紙には、「おめでとう」「末永くお幸せに」と祝福の言葉がびっしり書き込まれていたという。その中に「お似合いですね」というメッセージがあったと聞き、大阪人のノリの良さと懐の広さに感心した。山手線に同じ花嫁が現れても、淋しい思いをするのではないかと思う。

2001年12月25日(火)  発見!


2006年12月24日(日)  マタニティオレンジ48 クリスマスプレゼント

小さな頃からクリスマスが楽しみだった。留学先のアメリカで、ひと月かけてプレゼントを選び、ツリーを飾りつけるクリスマスを体験し、ますますこの日が好きになった。集めたクリスマスグッズを緑に染めたワンピースに縫いつけ、クリスマスツリーに仮装して大学の卒業式に出たほどだ。なのに、娘のたまとはじめて迎えるクリスマスについては何の準備もしなかった。「そこまで手が回らなかった」というのが正直なところ。2006年クリスマスの記念に、娘やダンナにかさばらない贈り物を用意することだってできたはずだけど、買い物に行くより先にクリスマスがやってきた。

自分のことは棚に上げて、「プレゼントないの?」とダンナに言うと、「たまがプレゼントだ」とのたまう。「それを言うなら、わたしだって」となり、娘という授かり物が二人へのクリスマスプレゼントということで決着。お礼を言うなら、相方にではなく、生まれてきた娘にだろう。となると、やはり娘にはプレゼントが必要になる。「昨日の4/12才誕生会がプレゼントってことで」「そうだね。モノより思い出だ」と勝手に納得しているところに、ピンポーンと小包が到着。学生時代にお世話になった京都のメグさんから、ふわふわの手編みのカーディガン。「たまのことを想いながら編んだよ」とメッセージが添えられている。編み目のひとつひとつに気持ちが込められているようで、毛糸のあったかみ以上のぬくもりを感じる。思えば、たまが生まれてから、どれほどたくさんの心温まるメッセージや贈り物を頂戴したことか。真夏にやってきた小さなサンタクロースのおかげで、毎日がクリスマス、毎日がプレゼントの四か月だった。

2005年12月24日(土)  ラクーアのクリスマス
2003年12月24日(水)  PLAYMATE#03『ワンダフルボーイ』
2001年12月24日(月)  イベント大好き


2006年12月23日(土)  マタニティオレンジ47 たま4/12才

8月22日生まれの娘たまの4回目の月誕生会を一日遅れで開催。今月のゲストはダンナの高校時代の水泳部の先輩夫妻が二組。6人の大人にかわるがわるだっこされ、たまは笑ったり泣いたり、寝たり起きたり。子育てにだいぶ慣れたわたしは手料理でもてなす余裕もでき、肉を焼いた(塩コショウだけなので楽勝)付け合せのマッシュポテト、温野菜のオリーブディップ(ブラックオリーブとにんにくとオリーブオイルをフードプロセッサーで混ぜるだけ。新聞に載ってた)添え、トマトとベビーリーフのサラダ、玉ねぎとセロリと人参と蓮根のスープ(味付けはコンソメとしょうがと隠し味の味噌少々)を用意。チキンを焼いたりツリーを飾ったりというクリスマスらしいことはとくにしなかったけれど、たまのよだれ掛けはサンタ模様のスカーフをバンダナ風に巻いてみた。

バースデーケーキは『銀のぶどう』の『栗のブッシュ・ド・ノエル』。銀座松屋へ買いに行ったダンナいわく、飛ぶように売れていたとか。その分、「お誕生日のプレートをつけてください」などと言い出せる雰囲気ではなく、自力でデコレーションすることに。生協で調達した『ピヨッチサブレ』と三色デコペンで「たま」「2006.12.22」「4/12才」と描き、にぎやかしのひよこも一羽。大の大人が夢中でお絵描きして、思いのほか盛り上がるイベントとなった。毎回子どもよりも親が楽しんでしまっているのだが、誕生会の余韻がおいしさににじみ出ているはずの母乳をあげながら、「あんたのおかげで楽しかったよ」とお礼を言っている。

2002年12月23日(月)  横浜めぐり


2006年12月22日(金)  マタニティオレンジ46 ブックスタート

「ブックスタート」という言葉になじみがないせいか、つい「ブックファースト」と呼んでしまうのだけど、文京区の4か月検診で「bookstart」の布バッグに入れて『じゃあじゃあびりびり』と『お月さま』の二冊の絵本をプレゼントされた。

「4か月でも、もう絵本を楽しめますよ」。そう言って図書館員さんが『じゃあじゃあびりびり』を読み聞かせてくださると、たまは目をぱちくりさせてページに注目。意味はわからなくても言葉のリズムや響き、絵の形や色づかいを味わっているのかもしれない。「お母さんが読んであげると、もっと喜びますよ」と言われ、その気になる。ロンドンに住む友人は、8か月検診のときにお医者さんで3冊プレゼントされ、その本は子どもの発育をサポートする団体からの寄付だったそう。わたし自身、本に育てられた部分はとても大きいので、本を通して子どもの成長を応援するのはとてもいいことだと思う。

出産祝いでも本をいただいた。留学時代の同期のミカコからは登場人物がスプーン一人という、タイトルずばり『スプーンさん』。はねたり、すべったり、小さなスプーンさんにとっては大冒険。『じゃあじゃあびりびり』と同じく、シンプルな作品ほどママの演技力が要求される。赤ちゃんを引きつける声と顔の表情を研究しなくては。

幼なじみのタカからは、紙の魔術師ロバート・サブダの仕掛け絵本『Cookie Count』。「A Tasty Pop-Up」と副題があり、1から10までの数字を飛び出すお菓子で数えるという、よだれまで飛び出しそうな"Yummy〜(おいしそ〜)"な一冊。サブダといえば、『Alice's Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)』や『The Wonderful Wizard of Oz(オズの魔法使い)』も手元に置いておきたい。子どもとページをのぞきこんで、一緒にドキドキできたら、どんなに楽しいことか。子どもに読み聞かせる目で書店や図書館の棚を見るようになり、昔出会った絵本に再会したり、絵本の奥深い面白さを再発見する機会をもらっている。子どものブックスタートは、親にとってのブック再スタートでもある。

2002年12月22日(日)  ロッテルダムとロンドンとベルリン


2006年12月21日(木)  マタニティオレンジ45 4か月検診

毎年12月というのは「一年って早いなあ」を実感する季節だけれど、今年はとくに早かった。とくに出産してからの4か月の早いこと。あっという間に4か月検診。文京区では2日にわたって実施され、1日目の一昨日は検診とBCG接種と母親のX線検査。BCGは結核予防、X線検査は結核発見のためのもので、「先進国で結核の予防接種をしているのは、いまや日本だけ」なのだとか。BCGの注射器は、はんこのようなかわいらしいサイズながら、腕に押しつける力は、娘のたまを抱いているわたしにもずしっと伝わるほど強い。シャチハタ印をポンポンと押すようなリズムで二つ押されたが、一つ目のときには何が起きたかわかっていなかったたまは、二つ目で火がついたように泣き出した。泣き止んでからも「母親のあんたがついていながら、なんたることよ!」とでも言わんばかりに、わたしを恨めしそうに見上げていたが、泣いておなかが空いたのか、おっぱいを暴飲すると怒りはしずまった。根に持たない性格なのか、4か月児の記憶力の限界か。

2日目の今日は育児学級。ベビーマッサージ講習、歯と栄養についての講義、絵本を紹介してプレゼントしてくれるブックスタートが行われた。ベビーマッサージはオイルもジェルも使わないやり方で、ベビーヨガのクラスでやっている内容に近い。流儀はいろいろあれど、赤ちゃんとのふれあいが図れれば、それでよし。

一昨日の検診で気になったのが体重。服を脱いだ状態で6140グラムだったのだが、12月9日に測ったときは服を着て6300グラムだった、服の重さは150グラムぐらいありそうだから、10日間でほとんど体重が増えていないことになる。そのことを話し、もう一度測らせてもらうと、今日は二日前から210グラム増えて6350グラム。「ミルクを飲む量やウンチの量で、100グラム200グラムは簡単に変動しますよ」と保健師さん。大人の体重感覚からすると、1キロ2キロの変動ということになる。ひと安心して、6350円をたま名義の郵便貯金に入金。4回の入金で体重貯金は23376円になった。

2003年12月21日(日)  SLばんえつ物語X’masの旅 2日目:喜多方
2002年12月21日(土)  切手占いと『鉄カフェ』1st drip
2001年12月21日(金)  サプライズ


2006年12月20日(水)  マタニティオレンジ44 お・風・呂!

マタニティオレンジ43にお風呂ソングのことを書いて、そういえば、お風呂のことを書いていなかったと思い出した。ベビーバスは買わずに愛育ベビーのレンタルを利用したのだが、ひと月1300円で配達と引き取りもやってもらえて(他のレンタルと合わせて3000円以上で配送料無料)便利だった。シンクにすっぽりはまるタイプで、お湯をためるのも捨てるのもラクだし、立ったまま洗い物感覚で沐浴でき、出産で傷めた腰背筋への負担も軽くて助かった。

ベビーバスのレンタル期限が翌日に迫った生後ひと月頃、ご近所仲間のK夫人に「明日からお風呂どうしよう」と相談したら、「浮くからラクチンよ」とこともなげに言われた。そんなもんかいなとやってみると、浮力に助けられ、確かに軽々と湯船に入れられる。ひとまわり大きくなってベビーバスが窮屈になった体ものびのび。でも、体を洗うのは、おっかなびっくり。まだ手足が華奢でつかみにくいし、その割によく動く。タイルに体を打ちつけでもしたらと想像すると、緊張してしまう。それが伝わるのか、たまも体と表情を強張らせていた。わたしの太ももを椅子代わりにして跨がせ、もう一方の太ももで挟んでロックすると、少々暴れても大丈夫というコツを覚え、耳に多少お湯が入ってもぐずらないことを発見し、わたしに余裕ができるにつれ、ガチガチだったたまの表情もやわらいでいった。

お風呂タイムになると、水面を手のひらでピチャピチャたたく仕草をつけて「お風呂ソング」を歌う。この歌がお風呂の合図だとわかってきたのか、わたしが「お・ふ・ろ!」と歌いだすとゴキゲンになる。服を脱がせるのもラクラク。一緒に歌うようになったら楽しいなあと気の早い空想をしている。

洗い場でくすぐったそうに笑い声を立てる余裕もでてきたたまは、入浴中に喉の渇きを訴えるようになった。温泉につかって飲む日本酒は最高だし、気持ちはわかる。だが、おっぱいを飲むなり湯船の中でジャーッ。「トコロテンかいっ!」と突っ込み、以後、湯船での授乳は封印。ところが先日、ピチャピチャという音に目をやると、舌を出し、湯船のお湯を飲んでいる。犬が皿のミルクを舐める感じ。「いくら戌年生まれだからって!」とやめさせたが、たまはさらに大胆になり、翌日は水面に倒れこみ、お湯をゴクゴク。鼻もふさがって息ができなくなって溺れかけ、涙目になった。さすがに懲りただろうと思ったら、今度はお湯に顔をつけて、口ではなく、足をもごもご。犬掻きの練習をしているつもり!?

2005年12月20日(火)  シナリオ作家協会の忘年会
2003年12月20日(土)  SLばんえつ物語X’masの旅 1日目:山都〜鹿瀬
2002年12月20日(金)  生爪様
2001年12月20日(木)  幸せの粒


2006年12月18日(月)  映画『Hard Candy』で知ったこと、いろいろ

わたしが関わった3作目の長編映画『ジェニファ 涙石の恋』は、主演のジェニファー・ホームズ(Jennifer Holmes)が日本に留学したときの体験が原案になっている。日本人が発音すると「Jennifer」が「ジェニファ」に聞こえることからタイトルにもなったのだが、作品の関係者も彼女のことは「ジェニファー」ではなく「ジェニファ」と呼んでいる。

先日、『ジェニファ』のプロデューサーの佐々木亜希子さんと再会し、「DVDと倉本裕基さんのCDが今もよく売れている」という話の続きで、「そういえば、わたし、ジェニファを見つけたの!」と興奮気味に語ってくれた。シネマライズでやっていた『ハードキャンディ』というアメリカ映画を見に行ったら、いきなり画面に現れて不意打ちを食らったのだとか。評価は高かったとはいえ公開規模は小さかったし(わたしはタイトルも知らなかった)、登場人物がとても少ないとはいえジェニファの出番は一瞬だったというし、すごい確率で遭遇したことになる。

早速、日本版サイトを見てみると、キャストにジェニファの名前はなく、予告編にも映っていない。英悟版サイトを求めて「hard candy」を検索すると、Earth's biggest movie databaseというサイトIMDBの中にHard Candyを発見。出演者のクレジットには"Odessa Rae .... Janelle Rogers (as Jennifer Holmes) "とある。Odessa Raeのページに飛ぶと、"Sometimes Credited As:Jennifer Holmes"とあり、「オデッサ・レイときどきジェニファー・ホームズ」と名乗っているらしい。Hard CandyではJennifer HolmesとしてJanelle Rogers役を演じたことになる。役どころは、出会い系サイトで14才の少女をつかまえるカメラマンの彼女。予告編を観て、Hard Candyの隠語の意味を知った。

オデッサ・レイの出演作一覧からJenifaの紹介ページに飛ぶと、"Writing credits"に"Masako Imai"がクレジットされているのを発見。さらに、Masako Imaiのページまであるではないか。出生地"Sakai City, Osaka, Japan"がちゃんと記され、長編5作品に加えて短編の『隣のモンちゃん』まで作品一覧に並んでいる。親切な人が申請してくれたのか、調べてくれたのか。さすが世界最大の映画データベース!ちなみに『新宿鮫 眠らない街』に出演されている同姓同名の女優さんも発見。

2004年12月18日(土)  クリスマス映画『ポーラーエクスプレス』
2001年12月18日(火)  シンクロニシティ〜天使からの小さな贈り物


2006年12月17日(日)  『めぞん一刻』の浪人生、中林大樹くん

めぞん一刻』といえば、わたしが中学生ぐらいの頃に一世を風靡した高橋留美子さんの漫画。来春テレビ朝日でスペシャルドラマが放送予定で、ただいま撮影中。おんぼろアパート一刻館の美しい音無響子役は伊藤美咲さん。彼女に憧れる一刻館の住人でダメ浪人生の五代裕作役はオーディションで決定。3000人を超える応募から選ばれたラッキーボーイ中林大樹くんに会う機会があった。

「はじめまして」の挨拶が初々しい好青年。後で奈良出身だと知るが、大阪出身のわたしにもわからないほど関西訛りが出ない。上京してから短期間で標準語を猛特訓した様子。衣装のくたびれたスタジャン姿が板についている。80年代のはじめはみんなが着ていたけれど、今は体育会系クラブぐらいでしか見かけなくなったスタジャン。これがしっくりなじむことも、五代役を射止めた決め手だったのかも。髪型も服装も五代くん状態だったので、「本当に浪人生っぽい」とリアリティを感じてしまったが、所属事務所がまだ決まってなくて、実生活でも浪人中なのだそう。ドラマめぞん一刻公式 中林大樹ブログ 現在役者浪人中。というブログも書いている。ドラマが放送されるまでに落ち着き先が見つかるだろうか。名前の中に「中」と「大」、「林」と「樹」があって覚えやすいけど、これ本名なんだろうか。何かと注目したい大型新人(身長180センチ)。

2001年12月17日(月)  映画を編む

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