2003年12月24日(水)  PLAYMATE#03『ワンダフルボーイ』

■コピーライターにして脚本家という境遇が似ている知人の川上徹也さんからユニットPLAYMATE公演第4弾『ワンダフルボーイ』のご案内をいただく。「クリスマスがガラガラなんですよ」ということで「じゃあイブに行きます」と答えたものの、さて、誰と行こうか。この人ならあいているのでは、という人までもが、見栄もあるのか「予定があります」というこの日、さんざん断られた挙句、ダメもとで先日再会した女優の鈴木薫を誘ってみたところ、「ヒマヒマ!」。世の中わからないものだ。彼女に会うのは今日が3回目なのだけど、なぜかお互いずっと前からの友だちだったような感じ。わたしにとっても彼女にとってもお芝居は楽しみであり勉強になるので、いい相手が見つかってよかった。■お芝居のほうは、おなじみの近江谷太朗さんが主演で、いつもながら愛がテーマなのだけど、今回は「男女」よりも「親子」の愛に光を当てた新機軸。落ち目のAV監督の元に実の息子が男優志望でやってくるという話なのでシモネタも満載なのだけど、じめっとしているどころか、むしろからっとしていて、しっかり笑わせ、ほろっとさせるうまい展開になっていた。上演後はクリスマスプレゼント争奪抽選大会で盛り上がり、会場に残った関係者の皆さんとシャンパンで乾杯。さらに打ち上げにもまぜてもらう。世間の恋人たちがワイングラスを傾ける頃、居酒屋でワッハッハー。近江谷さんはわたしの友人・宮村陽子と同じ舞台に立ったことがあるとか、近江谷さんと今回の舞台でファンになった丸山優子さんのSAT(スーパーエキセントリックシアター)卒業公演の脚本を書いたのが、先日観た「父帰る」の吉村ゆうさんだとか、演劇の世界は映画以上につながっていた。終電の中で日付が変わり、メリークリスマス。

2001年12月24日(月)  イベント大好き

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