NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
今日は「ちょっと、話し、かけすぎですねー」を頂きました。 ちょっとなによ。 私そんなに話かけてないわよ。 ただいま。寒いね。元気だった?くらいしか言ってないし(立て続けだったから?) でもあのいつもの中居の口調だったのでふふっと笑ってしまった。 あと幾つくらい入っているんだろう。 ランダムらしいので何度も話しかけないとわからなそうだ。 「英国屋敷の二通の遺書(R・V・ラーム)」 読み終わってしまった......。 ううう、寂しい。 最後はあっさりしていたけど大好きな古き良き探偵小説の香り満載の素敵なミステリーだった。 登場人物誰にも感情移入しないで読めるさらりとした手触りの探偵小説は本当に希少なので読み終わるのが勿体なかったわ。 ロンドンの霧とは違い南インドの山奥の霧は濃厚で森も谷も全て覆い隠す。 霧に視界を遮られたグレイブルック荘の庭を散策してみたいなあと何度思ったことか。 一つの殺人事件が過去の絵画盗難事件や贋作、麻薬売買など複数の事件と絡み合い芋づる式に暴かれていく様は爽快だ。 ただ、少し盛り込み過ぎかもとは思った。 わかってみればなるほど、と納得しつつもそっちもこっちも全部? そこから大団円になったからいいけど、詰め込んだなあと少し笑ってしまったですよ。 でも嫌いじゃない。 むしろこういうのが読みたかったんだ。 探偵役のハリス・アスレヤがまた非常に好みで。 穏やかで知的、絵も嗜む。 正義一点張りではなく人情も持ち合わせ、かと思えば悲鳴を聞いても即助けに行かずじっと様子を窺う冷静さもある。 (助けに行っても手遅れだと思ったからだけどそこに躊躇はないのね、とは思った) ピッキングもできるし、それを行使するのを躊躇わない。 なかなか魅力的な人だと思う。 アスレヤがマウンテンバイクに乗って谷を駆け回っているのを想像した時なぜか古畑を思い出してしまった。 いや、ただの自転車繋がりですけども(笑) 本国インドでは既にシリーズ2冊目が出て好評らしいのでぜひともこちらでも続刊をお願いしたい。 途中で切るのはやめてね創元さん。
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