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中居のアイドル論は昔からちっとも変っていない。 「一流の素人」 プロフェッショナルとはと問われ「最高の2番手」とも。 その考え方が詰まっていた昨夜のサムガだった。 「あのー…アイドルの、そのジャンルっていうのかな。まぁね、歌手の人が…よく言うけど”歌手”“役者さん”とか言って。ん〜 あと”バラエティの人”とかっておっきく3つ分けて。でね、アイドルの人って…ま、僕なんかも若い時そうだったんですけど、色んなのやってるから。僕なんか、このジャンルどの一つにもやっぱり入らないんですよ。うん」 「アイドルって、このー なんかね、アマチュアとプロ…アマチュアなのか?プロなのか?っていう…そういうなんかこう…隙のある、若さで…フレッシュでただ、ただ汗を…ただ、汗はやっぱり人一倍かいて!みたいのがなんかアイドル像。アイドルってやっぱりちょっと不思議で。ジャンルの1個だったりして」 「アイドルの魅力っていうか、他のこのジャンルで言ってもそうなんだけども、若い!ってやっぱり凄く…あの〜 なんか大事なことというか。その時期じゃないと通用しないジャンルって言うのかな。うん。だから、よく…ね、あの〜「山」の話をすると。ねっ。いろんな山頂があって、“一番になりたい”とか…それが数字みたいなことなのか。ん、回数なのかなんかわかんないですけど。で、アイドルってなんかね、こうねぇ…なんて言うんだろ。すぐにね、若いうちにあんまり経験も積まないで なんかね、周りの環境と押しとタイミングで、ひょん!とね、山頂にね連れてってくれるんですよ」 「『あれっ!?』って…そこですよねぇ」 「でも、そこにひょん!とこう連れてってもらえる。それは“売り方”とか、マネージメント、プロモーションとか色々あると思うんですけども。ひょん!って行った時に…ま、この“ひょん!”って行った時に「こんなもんんか」と思う人もいれば…んーー…何を感じるか、って凄く大事なことなんですよね」 「でも、ひょん!って行く人もいれば、ま…3段で行く人もいれば、でも本当にゆ〜っくり歩いてっていう人もいれば…。様々だと思うんですけど。ほんと10代から20代にかけての若いアイドルのコが、ポン!ってなんかね…ほんと、お尻をひゅっとなんか…押してもらって。ぴょん!っていきなりなんか山頂に登れちゃったりするから」 「うん…その時、どう感じるかってね…あの「あ!こんなもんなんだ」って。で、ふぁっと後ろ向いたら、下を見たら「わ、結構高い所だ!」って感じる人もいれば、「あ、意外と低いんだな」って感じる人もいれば。「あ、俺なんにもやってねえのにと思う人もいれば、ちょっと酔いしれちゃって「いや、俺たちはさぁ…」って感じる人もいれば(笑)それはもう様々で捉え方は。これは大人の人がなんか言っても…山頂に居る人達だから。ぴょん、って押してくれた人は山頂にいなかったりするし。その景色っていうのは、やっぱり本人たちにしかわからないとこあったりするんだけども。」 「だから、アイドルっていわゆる、勘違いをしやすい職業。ジャンルの1個なんです」 「そこで、うーんと…なんつうんだろな…このまま、ひょん!って押してくれる人待ちで、ずっとやってたら、ぽんと1人になった時に『あれ?誰も押してくれないの?』とか。『え?誰か引っ張ってくれないの?』え?どう…山頂に行きたいんだけども何揃えればいいのか、わからないまま…うん、第2の芸能界が始まったりだとか。うん」 「だから、ほんとにそこでこれは誰かの環境となんらかの形ともちろん、自分たちの力っていうのはもちろんあるんだろうけどもやっぱり、プロでもない、素人でもない、アマチュアとプロのような人間がひょん!とされた時に…やっぱりでもね、そこでちゃんと物事を考えて自分1人の力じゃないんだ、って感じることって非常に難しいことです」 「だから、そうすると、うん…アイドルのコって例えば、じゃあ…年齢を重ねました〜それが30になりました〜ってなった時に、なんかこう真価を問われるタイミングっていうのは絶対出てくるんですよね。うん。その時に「君は歌手ですか?」…「役者ですか?」…え〜「バラエティですか?」って言われた時に『えっ?そう言えば、僕には私には肩書がない!』って感じる時期って出てくると思うんですよ」 「そうした時に初めて、あ〜あれは色んな方…でもその時に遅かったりだとか。あっ!もう時既に遅しだ、って“時既に遅し”で、このまま行っちゃえ!…って人もいれば、1回全然違う山を見つけて、え〜登山をするにあたっての道具を何を持って行けば…っていうのを今まで居てくれた全然違うスタッフの人に、一から教えてもらって…それが舞台なのか、映画なのか役者なのか…うーん、あるいは1人で歌を歌うのか。それともバラエティなのか」 「今までは「ホーム」ばっかりでやってたから。アウェイ行った時に、教えてもらう勇気が…あ〜早目にね、早目に違う、全く違うアウェイの人達と…っていうのかな。触れ合うことによって、なんかちょっとこう…プロの世界の一歩目が…そっから一歩目だったりするのかなと思うんですけども」 「そのわりに、まゆゆさんは…ね?冒頭で言ったように、珍しいタイプで。AKBの頃から、プロ意識というかなぁ〜…ねっ?僕なんかも 今でもアマチュアみたいな素人みたいな感じでやってますけども。うん…さっき言ったように アイドルはアマチュアとプロのなんかそういうところが…なんか、支持してくれる人たちの気持ちをこう くすぐってくれるような。熱くしてくれるところの条件の1個、魅力の1個だったりするんでしょうけど。まゆゆはもう、プロ…アイドルとして、アイドルの中のプロ。スターっていうのかな」 「アイドルというジャンルは、そういうなんか “どっちなのかなぁ?”って見え方あるんだろうけど。アイドルっていう中で、すごーくプロを感じた…コだったかなあ〜…。うん。たぶんね、周りの見え方とか、周りの評価、多々あったと思いますけども。それは凄く感じることの出来たコだったかな…お話ししてみたかったなあ。でも、いくつ?にじゅう?・・26?あ、26か。僕の20コぐらい下なのかな。うん」 「ありがとう、ですよねぇ〜…うん」 「で、やっぱりもうちょっと…あの、観たかったですね、お芝居とか。うん。観たかった人かなぁ」 まゆゆへの思いを思いがけず聞けたサムガ。 そうか、もう少し話してみたかった、お芝居も見に行ってみたかったと思ったのね。 でも遅くはないよ。 いつかはまた会えるかもしれない。 中居は愛ちゃんが亡くなった後、もう少し話しておけば良かったと後悔したんだと思うの。 愛ちゃんも中居もお互いに適度な距離を持って接するタイプだから踏み込まないでいるうちに失ってしまうことになったという忸怩たる思いがある。 それをまたまゆゆで感じたのかなあと思ったりした。 まゆゆもまた適度な距離を取って自分一人で抱え込むタイプに見えたから。 でもまゆゆは引退はしたけど生きてるもの。 思いを伝えることはできる。ね。 いつかどこかでひょっこり会えたらいいね。 そんな夢も見ることはできるよ。 それにしても中居がアイドルをどれだけ俯瞰して見ているか、怖いぐらいだ。 そういえば時々忘れるけど、私は中居の目が怖いんだった。 何もかも見通しているような透徹した視線。 あれが怖い。 でもそこに惹かれる。 アイドルという存在にファンが何を見ているかをわかっていてそれを差し出してくれる覚悟。 申し訳ない、でもありがとう。 まだこの芸能界にいてくれて本当にありがとう。 で、このアイドル論をかました後に嬉々としてスーパーの話、レジ袋の話をする中居正広。 楽しそうだねえ。 良き良き。 来週も語りたいほどスーパーが好きか。 良き良き。 平和が一番だ(違)
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