どうにもたまッチまでは起きていられそうにないのでそれは明日見ることにして
今日届いた文庫を読むことにした。

創元推理文庫の「妖怪の子預かります」（廣嶋玲子著）


積読状態の本が結構あるけれども近頃の気分にはどうにも重過ぎると思い、もっと軽めの、できればほのぼのとした話がいいなと探した時新刊紹介で見つけた本。
帯の「心あたたまるお江戸妖怪ファンタジー」という謳い文句と表紙のマンガイラストが可愛かったので決めたのだ。
そしたらまあ。
まんまそのとおりだった。

そういう話を読みたかったので大正解。
なんだけども。
それが残念という読後感になってしまった。
展開も想像通りなら受け取る世界も想像通り。
この人はきっとこういう存在でここの関係もこんな感じで云々・・・・・・。
シリーズとして続きそうだなと思ったらそれも当たりで裏切られることが何一つない。
これが欠点になるのかはわからないけどちょっと残念だなと思って。

自分でこういう本が読みたいと思い選んだ癖に辛口で申し訳ない。
妖怪の子とのやり取りはほのぼのしていたり可愛かったり切なかったりと好きだし女ったらしの久蔵の人の良さも好きだし悪くないんだけどねえ。
う〜ん、千弥も月夜公も同人誌向き、と言ったらわかりやすいか違うか。
良くも悪くもマンガっぽいのかも。
創元だからと思ったんだけどなあ。


まあなんにせよ久しぶりに本を読んだのは良かった。
明日はちゃんとたまッチを見てそれから時間があったら「彼女は存在しない」に手をつけよう。
これは重そうだからずっと後回しになっていたのだ。
スマスマもないからちょうどいいかも。