NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
剛のがんばった大賞までと思いようやく重い腰を上げ金スマSPを見始めた。 しかしこれが非常に面白かったのである。 リアタイすれば良かったと思っても後の祭り。 何しろ石原氏が苦手だから仕方がない。 ただ実際は石原氏が田中角栄を書いた「天才」という本を基にして田中角栄を掘り下げた回だったのでメインは田中角栄だったのだ。 彼がやったことの是非は素人には判断が難しいし、非難されるべきことも絶賛されるべきことも多々あるのは承知。 しかしながら田中角栄本人が魅力的な人物だったことは確かなようだ。 VTRを見ただけでも今の政治家が限りなく小さく見える。 何より、大蔵省の官僚を前にして「責任は俺が取る」と言い切った姿は本来政治家のあるべき姿じゃないかと思った。 今、それが言い切れる政治家がどれだけいることか。 皆無かな? だから政治屋と揶揄されるのだろうなあ。 まあそこはあまり深く掘り下げられる話題でもないので割愛し(正直素人には判断がつかない)これは中居のMC力が試された回でもあった。 ファンとしてはそこに注目したい。 OA前のスポットでは煽るように石原氏と中居との緊張感が強調されていたけれども、確かに最初の雰囲気は硬く聊か尖ったものではあったけれども。 石原氏がなぜ金スマに出ようと思ったかは定かではないが表面上は中居を相手にしていないような気がした。 目も合わせないし話すにしてもゲストの教授や芥川賞作家の西村さんへ向けてだけ。 中居を試しているようにも見えたけど本当に侮っていたのかもしれない。 そこはわからない。 ただ石原氏は伝えたいことがあり、そのために話さなければならないことはちゃんと話すというスタンスだった。 それは誠実だなと思ったけれどもやっぱりちょっとむかついたのは内緒にしておく(笑) しかし中居は辛抱強かった。 切り込んでも交わされると見て取ると聞く側に回り相槌を打つ。 ずっと石原氏に顔を向け語りかけ時に笑いを交える。 倍以上も年が違いおまけに経験値も違う遥か上の強かな強者を相手に気持ちでは一歩も引かず、 しかし態度では一歩引いて相手を立てながら懐に入り込んでいく技量はなかなか凄かった。 勿論最後は和やかに打ち解けたとは決して言えはしないが、最初と最後の石原氏の表情の違いは中居の粘り強い真摯さと誠実さの賜物だったんじゃないかと思う。 この回を収録するにあたってどれだけのことを準備してきたんだろう。 今回は中居の気骨と底力を感じた回だった。 金スマ、時々凄いんだよねえ。 やっとSTAGE naviの坂本さんのインタも読んだ。 このところの坂本さんのインタはどれもこれも素晴らしい。 まるでミュージカルの伝道師のようだけれども言ってることの一つ一つが納得いくもので頷けることばかり。 ようやくMFT(勝手に略した)が楽しみになってきた。 正直に言えばせっかく購入したサントラなのに音楽にピンと来なくて途中で止まっていたのであった。 もう少し辛抱強く聞いてみるべきか。 うん、予習しておくよ。
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