NM Syndrome

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2008年10月27日(月) 全てが終わる・・・・・・・でもここからまた始まる

お金がないない言ってる癖に保存用にともう一冊OZのパンフを買いショップで坂本さんの写真を買い中居表紙のTVfanを京阪モールの紀伊国屋で買う。ああ、至福。


昨日のOZの大千穐楽はこれで終わっても悔いが残らないくらい本当にいい終わり方だったと思う。
特に2幕以降のピーターは、歌はもちろんのこと演技が丁寧かつ繊細で一つ一つの思いが深かったような気がした。
たった一つの短いせりふが見るたびにトーンがかわりそこに含まれる感情も微妙に変わっていたけれど(そこが面白いところでもあった)
昨日は個人的にドストライクの言い方。
例えばグレッグがオーディションに行くからこの格好じゃダメだと帰ろうとする時、ピアノの上に乗ったピーターが言うせりふ「行くなよ」
同じ場面「ちょっと餌撒いてみただけ」
グレッグの死後のピーターのモノローグの場面「グレッグが恋しくて堪らなかった・・・・・・・」

確かにピーターはグレッグを愛していた。せりふじゃなく声がそう言っていた。

シドニー公演の前、マリオンに「ねえママ・・・・・・・・・」病気のことを言いかけ「・・・・・・なあに?」と聞かれると
沈黙の後優しく甘えるように「・・・・・・・・・・・・・・・・・ううん、なんでもなぁい」
Once Before I Goを歌いきった後の長い沈黙とそのあとの低くまるで囁きかけるような「幕が下りる・・・・・・・・・・・・全てが終わる」

最後のピーターの声。本当に全てが終わる、それを知っているピーターの声。


細かく書き出すと際限なく出てくるけれど、多分私が見た中で一番ありのままの、飾りを取り払ったピーターだったんじゃないかと思う。
とにかく再々演はグレッグが格段に良くなっていて(歌も然りながら演技そのものが)そのお陰かグレッグとのシーンがとても繊細で印象深かった。
グレッグは本当にいい男だしオトコマエなんだよね。

千穐楽はキャストが結構お遊びを入れたりするんだけど今回はほとんどなく非常に丁寧に大切に演じたという感じ。
その代わり思いがけないハプニングはあった。
アロハの裾を蝶結びにしたピーターがディーの頬に強引にキスをする場面。
タイミングを間違えたか何かの拍子にディーがくるっとピーターに向いた途端、ピーターがキスしたものだから絵に描いたような偶然のマウスTOマウスに。
お互いハッとして口を押さえ(うろたえたディーは珍しい)ピーターは思わず笑いながらはけるという次第。会場もちょっと悲鳴(笑)
カーテンコールは何回だったのかなあ。5回くらい?
最後の幕が下りてから幕の向こうから拍手か何かが聞こえてきて一端帰りかけた会場が引き戻されまた拍手が上がるということもあった。
3回目くらいの時、誰かに何か言われたらしいライザがダメダメみたいに手を振ってピーターと笑いあってるところがあったんだけど、
それはもしかしてピーターにキスを、って言われたのかなと友人と推測。
と言うのも次のカーテンコールの時、ジュディとマリオンがピーターの頬に盛大にキスをしたから。その流れでライザも可愛くキス。(順番は逆かもしれない)
終わりかと思ったらジュディの横にいたグレッグが半ば強引にピーターにキス(したかな?)
咄嗟に拒否したピーターはピーターじゃなくて素の坂本昌行だった(笑)
ダメじゃん、そこはちゃんと受けてあげないと。
ダンディなディーはみんなに促されても一番端から投げキッス。紳士だ。お返しにピーターからも投げキス。
まあ、さっきやってるからね(笑)
2度目のカーテンコールの時だったか左端にいたヤングピーターとリトルピーターが手を繋いで楽しそうに笑いあってたのがすっごい可愛かった。
よく聞こえなかったけどピーターが「僕は泣きませんから」と言ったのが面白い。
そうだね、ピーターは泣かないね。まーなら泣くけど。

ライザとの仲直りシーンとか客上げ(今回はバンマス?兼ピアノの人)とか書くことはあるんだけどそれはどこかで拾って頂くとして(おい)
・・・・・・・・・・・だって何を書いたらいいかわからないんだもの。
何を書いてもOZへの愛情しか出てこなくて言葉に詰まるだけ。
OZが好きすぎて言葉が出てこないなんて初めてだ。


何度も言っているけれど、この作品より素晴らしい作品はたくさんあるだろう(私が知らないだけで)
でも、私にとってこのOZを越えるものがこの先出てくるんだろうか、と思うと結構疑問だ。
出てきて欲しいと心底思う反面、出てこないような気もする。
いつもこのOZを基準に考えてしまうような気がする。
最高のカンパニー、最高の座長、最高のOZ・・・・・・・・・・私にとっても自慢のOZ。

全身全霊でOnce Before I Goを歌い終わった後、両の拳を天に向かって上げたピーターをスポットライトが柔らかく包んだ時、この人のファンで本当に良かったと思った。
それがピーターだったのかまーのことだったのか今となっては曖昧だけれど。
でも本当にこの瞬間を見られて幸せだった。

初演からこんなところまできたんだなあ。






まあそんな感慨深い再々演のOZ千穐楽でした。
終演後、座長はディーと共に帰られたようで(Mさん、情報ありがとう!)そんなところもまたOZらしくていいなと思った次第です。

色々とメールもお返ししなくてはならないのですが、とりあえず一言。
大阪でお会いした皆様、ありがとうございました。
またいつか・・・・・・いやいや多分きっとすぐに(笑)どこかでお会いできることを願っています。


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H様
千穐楽の感想をもっと詳しく書けたら良かったんですけどこんな感じになってしまいました。雰囲気伝わりますか?
タイノッチは結構オンエアしている地域が多いみたいですね。
でもV6ファンならばタイノッチより(っていうと語弊がありますけど)クマグスだと思います。ほんとになんで全国放送ではないのかしら。
萌を共有できないのはつまらないし申し訳ない気もします。
というか「器」で申し訳ないです・・・・・・・・・。


Kさん
OZの話に「しつこい」はないですよー。
どんどん寄越してー。
私は気抜けしてるような妙なテンションのような・・・・・・・・・・。


諸々のことはまた明日。
ひとまず指を鳴らして現実に戻ってみます。





2007年10月27日(土) 明日天気になあれ
2006年10月27日(金) OZ前夜祭
2005年10月27日(木) TriangleとX'smapとLIVEDVD発売決定
2004年10月27日(水) 一人の人間として・・・・・・
2003年10月27日(月) 美女と野獣
2002年10月27日(日) 納得いかない


伊波