良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2004年05月30日(日).......作詞するノイノイ
ノイノイは歌が大好きだ。保育園でもいろんな歌を教わってくるし、うちにある童謡の絵本もとってもお気に入りで、ページを繰っては大きな声で歌っている。
そして、ノイノイの歌は面白い。
もう少し小さいときからずっとそうなんだけど、彼女の場合、メロディよりも歌詞を大事にしているようなのだ。うろ覚えの歌詞でも、こういう意味だった、ということをちゃんと覚えていて、その意味に近い言葉で歌う。単数、複数にもこだわる。例えばこうだ。

鯉のぼりの歌は、「小さい緋鯉は子供たち〜」とあるのを、「ちいさ〜いひごい〜たちはこども〜た〜ち〜」と、必ず、緋鯉も複数にして歌う。ガイジンみたい(笑)

でんでんむしの歌で「お前のあたまはど〜こにある〜」を思い出せず、「お〜まえのあ〜たまはど〜こだ〜」と歌っていたっけ。

そして、今日は、こんな風に作詞していた。ほたるの歌。

ほっほっほ〜たるこい!こっちのみ〜ずはか〜らいぞ

ぺっぺっ(身振りつき)

あっちのみ〜ずはう〜まいぞ(にっこり)

ほっほっほ〜たるこい!





■…2004年05月29日(土).......高校の同窓会
今日、私は高校の同窓会に出かけた。高校を卒業してもう26年だ。何だか、行くのがコワイみたい。でも、やっぱり行きたい。

朝、掃除をし、洗濯物を干し、お昼の仕度をして。12時過ぎに子供たちにごはんを食べさせ。ふだんの土曜日よりもずっとよく働いていたら、ユイマが、どうして同窓会なんてあるの?と不思議そうに聞く。

学校を卒業してみんなが別々の色々な人生を歩んでいると、あるときなつかしくなって、また会いたくなるんだよ。20年以上経ったらなおさらなんだよ。と説明するが、ちっとも実感がわかない様子。そりゃそうだよね。ユイマは生まれてからそれほど時間が経ってないんだもの。保育園だってつい5年前に卒園したばかりで、その仲間だって、すっかり別れてしまったわけではない。会おうと思えばすぐ会える距離にいる。

ユイマも大人になれば、同窓会に行きたいと思う気持ち、分かるようになるのかな。それとも、同窓会なんていつまで経っても興味無いっていう人になるのかな。

ちなみに、今日の同窓会で、私は、沢山の人から(ウソ)相変わらずお美しい!とお世辞を言ってもらいました。えへへ。
で、一番下の子が4歳って言う人は数名いらっしゃいましたが、2歳、という人はいませんでした。みんなすごくびっくりしてました。ふふふ、いいだろう〜って、ちょっと自慢しちゃいました。



■…2004年05月28日(金).......ジュンコ、バイトが決まる
ジュンコも良く行く某書店(予備校の近く)で店員を募集していた。夕方5時〜夜の11時まで。時給800円。週3回。

私は夜が遅すぎるんじゃないか、と心配したが、本人はやりたくて仕方がない。お金がない生活、親のスネ完全にかじり状態から抜け出したい一心なのかどうかは知らないが。(本人は本屋でバイトがしたかったと言っている。本が好きなのだ。本に囲まれているだけで幸せな気分になれるそうだ。ビブリオマニアの父親の影響をもろに受けている。)

私がお父さんにも相談するようにと言っておいたら、お父さんは、やるのは構わないが、朝ちゃんと8時に学校に行くのが条件だ。一度でも遅刻したら、即刻やめるように、と申し渡したらしい。要するに、それくらいの覚悟で学業とバイトを両立させろということなんだろうな。

そして、その日のうちにジュンコは面談に行き、なぜか店長さんと意気投合したらしく、なかなか良い感触。それでも、店長さんには、前任者にいきなりやめられてとても困ったで、今回は慎重に決めたいから金曜日まで待つように、と言われたそうだ。

待つこと約3日。金曜日の夕方に連絡があり、目出度く採用となった。(バンザーイ!と喜んでいた。)

さて、ジュンコは、面談をして採用されたのは初めてなものだから(以前T百貨店では面談で落とされている)、何だかとっても機嫌がよい。ユイマにもぷみぷみにもとっても優しい。夕食準備の手伝いをする時は、ほとんどいつもユイマを怒鳴りまくっているのに、今日は全然怒らずに丁寧に仕事を教えている。なんだ、ジュンコだってユイマに上手に家事を教えられるんじゃないの、と言ったら、機嫌がいいから、とても寛容な気分なんだ、と!そのまま機嫌良く夕食を終え、休憩していると、今度は、採用されたはいいけど、でも自分はちゃんと仕事ができるんだろうか、と不安でいっぱいになったりもする。
くるくると、まぁ、めまぐるしく気分の変わること!

しかし。あんな頭(注!中身じゃないよ。外見。GIジェーン頭)の女の子を採用する書店だ。やはりちょっとヲタクな本を沢山置いているのだろうか。今度偵察してみようか。いや、それはちと過保護すぎるか・・・うーむ。悩む(笑)



■…2004年05月27日(木).......5年生の遊び方
ここのところ、ユイマは複数のお友達と公園で待ち合わせて、サッカーをしたり、ドッジボールをしたり、氷鬼をしたり、もちろんゲームボーイを囲んでゲームに興じたり、と外で過ごす日が増えてきた。ユイマの場合は、塾や水泳のない月曜と木曜が友達と遊べる日。天気が良ければ、だいたい出かけているようだ。
今日も前々から約束をしていて、朝から楽しみにしていたのだった。
私が帰宅して、今日楽しかった?と聞くと「うん!」という元気の良い答え。汗をかいただろうから、お風呂に入りなさい!と言うと、素直に入ってくれる。気分が良いと何事もスムースに進むものだなぁ(笑)。

・・・・・・

学童クラブ育ちの子は、放課後にお友達同士の家に行ったり来てもらったり、どこかで遊んだり、という経験が決定的に少ない。どうしても学童クラブ内のお友達と学童クラブ内で遊ぶだけになってしまい、しかも、学童クラブの子は保育園育ちの子が多いから、勢い、幼稚園育ちの子達のカルチャーを学ぶ機会が少なくなるのだ。だから、学童クラブを2年生終了と同時に辞めてから、ユイマは(そして、母の私も(汗))しばらくお友達とのつきあい方が分からず、でもお友達と遊びたくて随分苦労(?)したものだ。誘い方や、誘われた時の礼儀作法(おうちに呼ばれたときはおやつのおみやげを持っていくとか。ものの貸し借りを上手にするとか(ときどきなかなか返してくれないお友達もいるけど(笑)))・・・やっぱり色々ある。4年生の後半くらいになって、やっと友達に誘われたり、誘ったり、休日に遊びに行ったり来てもらったりということが、自然にできるようになってきた。

が、5年生になってからは、結構な人数の男の子女の子がツルんで遊ぶようになってきた。そういう年頃なのだろうか、徒党を組んで遊ぶというイメージ。近所のS公園で遊んでいると、自然と人数が増えてきて結構な人数になるということもあるが、意識的に、徒党を組んで遊ぶスタイルを好んでいるようにも感じられる。

・・・・・・

でも、外で遊ぶって、とても良いことだな。本人も嬉しそうだし。遊べる友達がいなくて、一人で家の中でゲームばっかりじゃね、つまらないもの。体を動かして思いっきり声を出して、子供同士、全身使って遊ぶのが、心にも体にもいいようだ。食欲も出るし、夜良く眠れる。そして、ユイマの場合は、昨日楽しかったな、とか、今日はお友達と集まってサッカーして遊ぶんだと思うだけで、朝の機嫌が良くなって、早朝勉強にも集中できる。。。もう5年生だから勉強もそこそこやって欲しいけれど、そういう意味で、*お友達と*外で*走り回って遊ぶことも、大事にしたいと思っている。



■…2004年05月25日(火).......初めての遠足
今日はぷみぷみが小学校に入って初めての遠足だった。昨日の雨とは打って変わって良いお天気。電車で30分ほどの大きな公園に行くのだそうだ。遠足のしおりを見ながらしっかり前の日から準備をしている。誰も教えないのに、しおりの持ち物リストに○をつけながら、支度するぷみぷみ。私はいつもより早起きしておにぎりを握る。デザートに苺もつけてお弁当をつつんでやった。水筒には麦茶。リュックをしょって、校帽をかぶり、水筒をぶら下げて、お兄ちゃんよりも早く、一人で元気良く「いってきま〜す!」と出ていった。

何だか、ずいぶん大きくなったなぁ。だって、保育園の遠足は親が付き添いで行くので、最初からお母さんにべったりくっついていたのに、今朝のぷみぷみを見ると、親のそばにいたい、親と一緒に行きたい、なんて気持ちは微塵もなく、学校のみんなと、先生と、早く遠足に行きたい!という気持ちでいっぱいなのだ。

こうやって子供は知らず知らずのうちに、親から離れて一人で歩き始めるのね。

まだ「お母さんにくっつきノイノイ」がいるので、余裕で語っていられるが、ノイノイが離れていったら、うれしくてそして寂しくて、ちょっと泣きそうになるかも・・・。




■…2004年05月23日(日).......ビワの皮むき
ビワの季節である。夕食後、一人一つずつ、自分で皮をむいて食べてご覧、と言ってお父さんが子供たちにビワを渡す。いつもは私が上手にむいて(なにしろウン十年ビワの皮むきを研究してきたのだ(ウソ))ナイフで実の部分だけ櫛形に切ってやるのに!だってビワってタネは大きいし、実は水気が多くってヘタな人がむくと汁が床に落ちたりしてキタナイんだもの(笑)

カニを食べる時いきなりみんな無口になるというが、ビワの皮むきもいきなりみんな無口になる。でも、早々に白旗を掲げる子あり、いい加減にむいて、お父さんにヘルプを求める子有り。あ、黒いとこがある〜やだ〜〜とババをひいちゃった子あり。その中でノイノイは、違う。黙々とビワと格闘しているのだった!あまりにも無口になって頑張ってむいているので、頑張ってむいてるね、と声をかけると、「うん。ノイノイちゃんガンバってむいてるよ・・・ガンバってむいてるよ・・・」と呪文のように言いながら、鼻息も荒く、どんどん指をビワに食い込ませている。皮をむくというより実をむくという感じになっているのに、一生懸命である。ちょっと口もうごいているところなども、何ともかわいくておかしい。このままでは、実が無くなってしまうので、途中でリングにタオルを投げる母「もういいから、そこをかじってごらん!」と言うと、初めて自分が実をむいていることに気づいたのか(?)ガンバってむいたよ!ともう一度言って、バクバクとかじって食べるノイノイ。いや〜満足そうでした。

ちなみに、白旗かかげたのはユイマ、ヘルプを求めたのはぷみぷみ、ババをひいたのはジュンコ、でした!




■…2004年05月22日(土).......父子の会話
将来の夢を書けと言われてまたまた悩んだユイマ君。またしても、テキトーなコトを書いてお茶を濁したらしいことが判明。賢い人になりたいとか頭のいい人になりたいとか適当に書いた、と本人談。

先日、将来の夢を書くという課題が出て、ブーたれていたユイマに、小学校5年で将来の夢が分かるヤツの方が少ないんじゃないの、なんていい加減なことを言っていたお父さん。休日の昼下がり、ユイマを呼んで、おもむろにお話を始める。

「ユイマ君は大きくなったらどんな人になるの。何をやる人になるの?」

ユイマは体をくねくねさせながら(これ、困ったときや照れてるときにやる仕草だ)「うーんわかんない。・・・普通の人!」などといい加減な答。お父さんは「普通の人なんていうのはいない。誰でも大人になれば何かになるし、何かをやるんだよ。」と答えている。

それから、この家では例えばジュンコは絵が好きで好きな道を目指しているし、お父さんは数学者だし、だからユイマも自分の好きなことを何か見つければいいんだ、というような話をしていた。そしたら、お母さんの会社がいい、なんて言い出すユイマ。お父さんは、お母さんの会社はユイマが大人になるときまであるかどうか分からないよ!と笑う。私もついそうだねぇと笑う。(ちなみに、こういう話のときにはほとんどお母さんは黙っています。パソコンをさわりながら、聞いているような聞いていないようなふうにそばにいるだけ。)でもユイマは、「いや、H社は何度でも再生するんだ!!H1、H2、H3って無限に続くんだ〜〜!!」としばらく再生話で盛り上がった後(ああ、お馬鹿)、本題にもどってきて、ユイマは自分が何が好きかわからないと言い、さらに、お父さんからは、何が好きかわからないだろうから、いろいろ本を読んだり勉強をしたりして、色々なことを知ればいいんだ、という話になっていった。(かなりかいつまんで書いてます。実際はあっちに行ったりこっちに飛んだりとすごく時間がかかってます。食べていたビスケットの袋の素材から、「ポリ」がつく物質の性質について、かなり延々と喋ってましたし(^_^;) ま、そういうことも勉強しないと分からないわけだ、な〜んてね。)

お父さんは、決して押しつけるでもなく、一人だけ一方的に話をするでもない。なんとなくとぎれとぎれだけど、ゆっくりと続く会話。ユイマの、思い切り横道にそれるバカ話も、ぽろっと出る数少ない本音的発言も良く聞いてくれるお父さんだ。

「いろんなことを知ると人生が楽しくなるんだよ。良い絵を見て良いなぁと思ったり、良い本を読んで良いと思ったり、そうすると楽しいでしょ。でも、良い絵が良いとわかることや、良い音楽が良いと分かること、良い本が良いとわかるためには、色々と勉強しないとわからないの。だから色々勉強しないと。ま、とりあえず宿題やってらっしゃい。そしたらまたお話しましょう。」

別に結論が出たわけでも何でもないのだけど、ユイマ君、バカ話にもつきあってもらい、何となく機嫌が良くなって2階に上がって宿題をやっていました。



■…2004年05月20日(木).......忘れた洗濯
先週から風疹、今週に入って天候不順で、洗濯物がたまっている(言い訳です)。先週金曜日に、ユイマがぷみぷみの代わりに給食当番の割烹着を持ち帰っていたのをすっかり忘れて、2日も洗濯機の中に放置していた私。ああ。

昨日ぷみぷみに、「あのね、給食当番の4番のかっぽうぎが無くてね、今週のお当番の4番の人が割烹着を着ないでやっているのを見てね、何か可哀想だなぁと思ったの。」と言われてやっと割烹着を洗濯機の中に放置していることを思い出すという始末。しかも、昨夜は添い寝爆睡してしまって、夜干しておくはずだった割烹着をまたもや一晩放置。

仕方がないので、今朝、アイロン乾燥!子供たちは私が湯気をだしながら、割烹着にアイロンをかけているのが物珍しく、みんなが見物している。幸い、割烹着はポリエステル製なので、割合とすぐに乾いてくれる。でもどうしても縫い目のところなどは乾ききらない。最後はヘアドライヤーを持ち出して、ぷみぷみに、しめっているところに熱風をあてさせる。ユイマもやりたがってしばらくやってくれました。

おかげで何とか給食当番の割烹着を持たせることができた。

がしかし。

ユイマが「今日体育がある!」と言い出した。割烹着と一緒に体操着も洗っていたので、同じように2日間放置のうえ、更に一晩放置したまま!
仕方がないので、午前中干して、(体育は午後から)午後から仕事で出かけるお父さんに途中学校に寄って届けてもらうことにした。(お父さんがいてくれて良かった!)

ここで更に懺悔すると、給食用のテーブルクロスも洗ったままで乾かしていなかったので、ぷみぷみには、昨日一昨日と同じものを持たせている。ユイマなどは、ここのところずっと給食袋(テーブルクロスとお手拭きタオルが入っている)を学校に置きっぱなしにしているので、何日同じものを使っているのか不明。が、「きれいにきれいに」しておくのが大好きなぷみぷみは、ホントは毎日新しいのを持っていきたいのよね(一応学校からの指導も「毎日新しいのを持たせてください」とあったし)。今朝、「悪い!ぷみぷみ!昨日持っていったのを今日も持っていってくれ!」と言う私に、かなり不満げな顔をして見せたぷみぷみ。ごめんよ〜〜



■…2004年05月18日(火).......青虫のお墓
青虫事件から一夜明けて、ユイマ君は朝早起きしてなにやらお父さんと一緒にウェブなど見て遊んでいた。上機嫌で騒いでいたが、ふと思い出して庭に出る。「やっぱり死んでいた」と言って戻ってきた。
でも昨日のように号泣することはなく、だいぶ落ち着いている。埋めてやれば、とお父さんに言われ、うん!お墓作るよ!と再度庭に出ていった。

しばらくして「土のやわらかいところに埋めてあげて、ストローを立てたよ!」と報告しにきてくれた。

窓から見ると、あの家のストローが立っているじゃないか。青虫君、おちついてねむれないんじゃぁないの?という言葉を飲み込んで、「そう。良かったね」とだけ言うと、ユイマ「うん!」とニッコリしていた。あとから起きてきたぷみぷみもノイノイもお墓を見てほっとしているようだった。

お父さんが今週はずっと東京でお仕事で良かったね>ユイマ



■…2004年05月17日(月).......青虫虐殺事件
この季節、私が帰宅した後もまだ明るい。6時半を過ぎているというのに、ユイマ、ぷみぷみ、ノイノイがお庭に出てシャボン玉遊びを始めた。まずは、シャボン玉用のストロー(口のところが少し大きくなっていて、ぎざぎざになっている)の取り合い。大体こういうものは1本しかないのだからね。ユイマ5年生とは思えぬ幼さで独り占めしてシャボン玉を吹いている。妹二人は、アタシにも貸して〜貸して〜と騒ぐ。すったもんだしたあげく、家のストロー(ごく普通の)を1本出して、シャボン玉用のストローを妹に貸して何とか騒ぎが収まった・・・・・か、と思っていたら、しばらくして、ユイマが暗い顔で家に入ってきた。

どうしたの、と聞くと、「あのね、シャボン玉があたって青虫が死んじゃったの・・・」とやっとのことで言うと、我慢しきれなくなって声を殺して泣き出した。
え、え、どうして?なんで?と聞くと後から入ってきたぷみぷみとノイノイが、あのね、ユイマ君がふいたシャボン玉がね、あたって青虫が死んじゃったの!と同じことを言う。
さっぱりわからないので、とにかく外に出る。現場検証だ。

最近、小さな庭の一角に「ハーブ畑」を作っている。三つ葉、イタリアンパセリ、バジル、オレガノ、シソなど植えている。その、三つ葉に、アゲハチョウが卵を産み付けたらしく、幼虫がすくすくと育っている最中だった。どうやらその幼虫にシャボン玉があたって死んだらしい。

行ってみると、すっかり食べ尽くされて葉っぱが無くなった三つ葉の茎の先に、二つ折りになった青虫がへばりついている。足の部分は茎にくっついているが、胴体の途中から頭部分がくの字型に折れて、ぶらんぶらん状態。やはり死んでいるのか。ちょっと茎をゆすっても全然動かない。
やはり死んでいるようだ。

それを見てユイマついに声をあげて泣き始める。

お父さんが水をかけたら生き返るんじゃないか、というので、じょうろで少し水をかけ(それでも全然動かないし)とにかく子供たちとともにいったん家の中に引き上げた。

シャボン玉があたったって、どういうこと??と聞くと、ユイマはやっと、状況説明を始めた。

つまり、家のストロー(細いから小さいシャボン玉がいくつも連続して出る)でシャボン玉をふ〜っを吹きかけると、青虫が上体を大きく揺すって面白かったから、もっとふ〜〜ふ〜〜っとやったら、しばらく動いていた上体が急にぽきんと折れたように倒れてそのまま動かなくなってしまったのだ、と。ぎょっとしたのはユイマである。まずい!死んじゃった!僕が殺しちゃった!!!そう思うといても立ってもいられなくなってとにかく家の中に逃げてきたのだな。

「僕がいい気になってやっちゃったから、青虫が死んじゃったんだ。僕ひどいことしちゃった。どうしよう。」

そう言って、さめざめと泣くユイマ。自分のやったことに恐れおののいているようにも見える。取り返しのつかない現実に押しつぶされそうになっているようにも見える。

「どうしよう、っていったってねぇ。そうねぇ、青虫にしてみたら、上体を大きく揺すったのは面白がっていたんじゃなくて苦しかったのかも知れないねぇ。」

更に泣くユイマ。おっと、傷口を広げてしまった。まずい、まずい・・・。しばらくそっとしておこう。

すると、ぷみぷみがピアノの練習を始めた。「今日はシャボン玉をやったの。」と言って轢き始める。

ユイマ君は「僕、その曲、今は聞きたくない」と言って肩を落として2階に上がってしまった。

何と間の悪いこと、何も今日に限って「シャボン玉」じゃなくてもいいじゃないの。それとも、わざとか?ぷみぷみ。

夕食になってやっとユイマが下りてきた。はやり暗い顔のままだ。お父さんが鮫島有美子の「愛唱歌集3」などかけ始める。なんで今こんなのかけてるの?と聞くと、「シャボン玉が入っているから聞かせるんだ」だって。おいおい、更に傷口を広げる気か〜〜?!お父さん「いいのいいの」とどこ吹く風。

ユイマは「どうしよう。本当に死んじゃったら。僕どうすればいいんだろう。」とまだ言っている。お父さんに「取り返しのつかないこともあるんだよ。さ、そんなこと言ってても仕方がないんだから、とにかく、早くごはんを食べなさい!」と言われ、またもさめざめと泣くが、それでも、やっと夕食を食べ始めた。ずっとうつむいたまま。

しかし、更に間の悪いことに、青々とゆであげたブロッコリに、ぷみぷみが小さな芋虫発見!「あら、虫がいるのね、じゃ、やっぱり無農薬で安心だってことだよ」などと何食わぬ顔で虫を探してキレイに取り除こうとすると(内心ちょっと動揺する母であったが!)ユイマ、「僕、今は芋虫見たくないんだ〜」とまたもや追い打ちをかけられている「。大丈夫だよ、ユイマのところにはほとんどいなかったよ」と言うと、「1匹いたよ」とまた泣きそうだ。

食後は二階に上がって、お父さんに「オデュッセイア」の続きを読んでもらいながら眠くなって寝てしまったユイマ君でありました。


ユイマが寝た後、やっと鮫島有美子のシャボン玉の歌が始まった。
何と23曲目に入っていたのね。



庭に出てもう一度青虫を確認してみた。やはり折れたまま動きもしない。

あああ。どうするよ?青虫やっぱり死んでるみたいだよ。明日もユイマ君泣いちゃうよ。と私。

そうだね、お墓でも作らせたら。とお父さん。

そうか。明日も学校お休みだしね。お墓に埋めさせよう、うん。

・・・・・




■…2004年05月16日(日).......オコラナイデ!
ノイノイは末っ子だけあって、なかなか甘え上手である。

こちらが急いでいるときにイタズラしてみたり、わざとぐずぐずしてみたり、ということは2〜3歳くらいの子供には良くあることだ。こうしたことは、彼ら彼女らにとっては全部遊びなのだ。

一方、私の方はだいぶ年を取って、気持ちに余裕があるので(ウソ)ノイノイについては、多分4人の中で一番そうしたお遊びを大目に見ていると思われる。

だからかもしれないが、ちょっとでも私が厳しい顔をすると、すぐノイノイは甘えたようなかわいい声で「おかあさん、オコラナイデ〜」と言うのだ。

「怒ってないよ。ただ普通に言っているだけ。いいからお母さんの言うこと聞いてちょうだい」と笑顔を見せずにそのまま続けていると、次は、「ニッコリして〜」とくる。

本当に怒っているときは別として、ごく普通にしているときに、こんな風に言われると、そのまま強行に怖い顔(ってほどでもない、普通の笑っていない顔だよ。仏頂面で悪かったね>ノイノイ(笑))のままでいるわけにもいかず、つい、ニコっとやってしまう。

ああ、ますますノイノイ増長。



■…2004年05月15日(土).......周年行事
ぷみぷみは今日学校を休んだ。ふだん土曜日は休みだから普段通りと言えばその通りなのだが、今日は小学校の130周年記念集会。何もなければぷみぷみも登校だったのに。ユイマ兄ちゃんは「やはり風疹でした」と書いた1年3組担任宛の連絡帳を持って出かけていった。

それにしても、ぷみぷみの風疹は軽い軽い。朝はまだちょっと発疹が残っていたのに、夜には殆ど消えている。関節の痛みも全然ない。
元気なものだから、退屈だなぁ〜〜今日は何してすごせばいい?とウルサイ。近くの河川敷ならノイノイと散歩してもいいよ、と言ったら、小一時間ノイノイを連れて遊んでいた。良く妹の世話をしてくれてこちらとしても助かる。私は今日は特に手指が腫れちゃって大変だったから。(ぷみぷみも同じ風疹とはとても思えない。)

お昼過ぎにユイマ君帰宅。御祝い菓子と、記念誌、記念写真(全校生徒が入った航空写真)をもらって帰ってきた。御祝い菓子は、校章の焼き印が入ったカステラ。ちゃんとぷみぷみの分もいただいてきた。早速食べるユイマ君。さすがに甘い物好きだ。記念誌には、全校生徒の名前と将来何になりたいかなどが入っているので、二人とも結構丁寧に見ていた。

ジュンコが在学していたときには120周年だった。ユイマとぷみぷみがいるときに130周年。10年ごとに周年行事するのかぁ、やりすぎ〜、と最初はあんまり感心しなかったのだが、実際に子供たちの様子を見たり、おみやげ品を見たりすると、これも何かのタイミング、子供たちには案外良いことなのかも、なんてすっかり気持ちが変わっちゃったりして。子供さえよければいいんだ。うん。と、私も結構いい加減。



■…2004年05月14日(金).......ぷみぷみと小児科へ
ついに赤い発疹はぷみぷみの体にも出現した。昨夜、顔が赤いのでシャツをめくってみてみると、お腹にも背中にもあるあるある、赤いぽつぽつ!ぷみぷみは「やだ〜こんなのやだ〜」と自分の美意識に合わない発疹をひどくいやがっている。

今朝、連絡帳に発疹が出たため欠席の旨を書き、ユイマに持たせ、ぷみぷみを連れてかかりつけの小児科医A先生のところへ。GW前にノイノイが行ったクリニックである。

ノイノイと同じように「隔離待合室兼診察室」に入り、大人しく本を読んで待つぷみぷみ。先生がいらし、私の関節の腫れも見せながら状況を話すと、先生、「ああ、間違いないですね。風疹ですね。で、ママやお姉ちゃんと同じということは、ぷみぷみちゃんも風疹ですね。う〜〜ん、じゃぁノイノイちゃんも風疹だったのかなぁ〜〜?!」

ノイノイはあまりに軽い発疹だったので、風疹じゃないとの診断だったのかな。弘法も筆の誤り、ですね(笑)>A先生

ぷみぷみは今週土曜日にある「S小学校130周年式典」に出席できないのが残念そうだ。学校の誕生日、130歳なんだよ、と嬉しそうに家のカレンダーに誕生日のシールを貼っていたのにね。御祝いの歌の練習など、入学してから初めて迎えるイベントの練習に結構な時間を割いてきたらしいのだが、本当にこればかりは仕方がない。

A先生に、いつになったら登校していいのでしょうか、と伺うと「もうね、今までで人にうつしているわけですから、今更なんですよ。」と笑っている。「まぁ発疹が引いたらもう行っちゃって大丈夫ですよ。」とのこと。来週月曜と火曜日はそれぞれ、土曜日の振替と開校記念日(この日がホントの130歳の誕生日)でお休みなので、来週水曜日からは登校できるよ、きっと>ぷみぷみ




■…2004年05月13日(木).......ジュンコと病院へ
今朝(正確に言うと、昨夜遅く)から赤い発疹に体中の痛み、結構な熱(38度台だ)のジュンコ。恐れていたとおり、ジュンコも風疹様の症状が激烈(ちょっと大袈裟だ)に出ている。若いのに母よりも辛そうだ。昨日は盛んにめまいがすると言っていたし、私とは症状の出方が違うところもあるようだ。

ジュンコは頭がぐらぐらすると言って午前中ほとんど眠っていたので、午後になってから昨日私が行ったO病院に連れて行く。

待ち人数ゼロだったにもかかわらず、長いこと待たされてやっと診察室にはいり、若い先生の診察を受ける。昨日はメインの診察時間帯(午前中)だったので担当医師は院長だったが、午後は患者も少なく、医師もアルバイトっぽい先生だ。

ジュンコは滅多に病気をしない子供だったので、とにかく病院慣れしていない。リンパ腺の腫れ具合を診ます、と言われて、横向いちゃったりして、看護婦さんから、まっすぐ先生の顔を見てください、横向かなくって良いんですよ、とたしなめられたり、いちいち動きがぎこちない。
小さい頃、予防接種のために小児科に行き、針を刺される、というイメージだけで異常に怖がって「痛いよ痛いよう」と泣いたジュンコ。怖がって泣くのにあまりにも一生懸命だったので、針を刺されたのに気づかず、予防接種が終わったことにすら気づかなかったジュンコ。「終わったよ」と看護婦さんに言われて、へ?とびっくりして静かになっちゃったジュンコ。

今日も血液検査をします、と言われて、針さすの?と真っ先に聞いたジュンコは、 あのころと基本的に変わっていなくて、なんだか可笑しかった。



■…2004年05月12日(水).......ノイノイとお医者さんへ
ノイノイの全身に赤い発疹 が出たことがあった。今度は私にそれと殆ど同じような症状が!仕方なく、今日は会社を休み、病院へ。ノイノイのことも話したので、先生は風疹とは断定せず、可能性が高い、という言い方をされた。治療法は無いので対症療法でやっていくしかありませんね、とかゆみ止めやら痛みが出たときの疼痛剤などが出た。

せっかく会社を休んだので、夕方には、心療内科にも出かけた。パキシル様を月に一度もらいにいくのだ。早めに帰宅していたノイノイは、自分はお医者さんには強いと思っているので、お母さんのお医者さんにも付いていきたくて仕方がない(のだろう、とその時は思った)。小児科ではないので、待合室では絶対に絶対に静かにするのよ、と言い聞かせ連れていった。ノイノイ、まるで付き添い気分。「ノイノイ、うるさくしないよ、泣かないよ」とるんるんだ。

しかし、パキシル様を出してもらうだけだから、名前を呼ばれて診察室に入り、立ったまま「かわりありませんか?」「はいありません」「じゃ、受付で受け取ってください」と言葉を交わしておしまい。受付に戻ると、ノイノイが口を尖らせて、私の首のあたりを指さし「だって、おかあさん、このあかいぽつぽつがあるでしょう?」と言う。

そうか、ノイノイは、お母さんの赤いぽつぽつを診てもらうために、自分は先輩として一緒に付いてきたのだ、という思いだったんだな!!
だから、ノイノイがしてもらったように、お腹を出したり、ノドを見てもらったり診察らしいことをしないことが凄く不満だったのだ!
あんなに一緒に付いて行きたがった理由が分かって、思わずノイノイのことを抱きしめてしまった。だって私の体の発疹を指さして不満そうにしている様がとってもかわいいんだもの!

もちろん、そのあと、あかいぽつぽつのお医者さんには午前中に行ったこと、このお医者さんはお薬だけもらう違うお医者さんであることを話しました。ノイノイ、ちゃんと分かってくれましたよ。

それにしても、最近のノイノイ、本当にかわいい〜〜!!




■…2004年05月10日(月).......ノリノリユイマ
ユイマは担任の先生が変わって、今のところ少しだけぴりっとしている。今までと違って結構ビシっと厳しいところがある先生なので、気を使っているのだろう(ったく日和見主義め!)。
宿題が出ると、一応出さなければ、と思うらしい。(4年時とは大違い!)

彼は夜はすぐ眠くなってしまい、朝はすごく目覚めが良いので、自然と朝型の生活になってきている。今朝も朝早く起きて、昨日出来なかった宿題をやる。中身は日記。テーマはゴールデンウィークにあったこと。

このゴールデンウィークにはユイマは鷹ノ巣山に登り、行きたかった東京タワーにも行った。書きたいことは沢山ある。いつも作文となると、文句タラタラなのに、今朝は違った。よし!まず、山登り編!、東京タワー編も書くぞ!と意気込んでいる。6時にスタートして、7時過ぎてもまだ山登りのことを書いている。ときどき、そのときのことを思い出して、実演したり(シカに出会ったとき「キューン、キューン」と鳴いたのでユイマも「キューンキューン」と鳴き真似をしたら、それにシカがまた答えたところなど)、書こうとしている文章をクチに出して笑ったり(下りでなぜかもよおしてしまい、ついに山の上からぽっとんとやった、ということを書くあたり、「まさにノグソである!なんちゃって〜〜」なんて言って一人で大受け。後で見たらノグソとは書いていなかったけど!)もうノリノリだ。

ああ、作文の宿題で書きたいことがあるっていいなぁ。やはり意欲があるって素晴らしい。朝許されるぎりぎりの時間、7時半までかかって、山編は完成した。東京タワー編は残念ながら時間切れで書けなかったが、学校に行って時間を見て書くよ!とあきらめていない。スゴイやる気だ!

が、この「意欲」が無いとき(見つからないとき)にもそれなりにやっていく、っていう、大人げ(?)も少しは徐々にでいいから、身につけて欲しいものだ、と今朝のユイマを見て思ってしまう私って。

我ながら、欲張り・・・・



■…2004年05月08日(土).......おしゃまな2年生
家が片づいているのなんて滅多にないことなので、今は友達を呼ぶチャ〜〜ンス!
早速ぷみぷみのお友達ツルちゃんとそのお姉ちゃんタマちゃんが遊びにくることになった。
ぷみぷみすごくハイテンションで、お友達姉妹を迎え、自分のお気に入りのアクセサリーをプレゼントしたりしている。そういえば、ぷみぷみがお友達を(正式に)家に呼ぶのはもしかして初めてかも。

おやつを食べさせているとき、お姉ちゃんのタマちゃん@2年生が「あたし、好きなヒトできちゃったんだよね〜」と言い出した。ユイマ@5年生が「え、マジ?」と聞くと、タマちゃん「うん。マジ。この間の地区別下校のとき、いっしょになって、それでなんか好きになちゃったの。多分ね〜あっちもアタシのこと好きだと思う」もう止まらない!夢見るようなまなざしで彼がいかに素敵か話すタマちゃん。

ユイマもぷみぷみもすっかり圧倒されている。

そうか。ぷみぷみも結構おしゃまだとおもっていたけど、まだまだカワイイもんだったんだな。世の中にはもっともっと上手がいる。
でも、ぷみぷみが1年後にあんなふうになっていたら、マジ、どうしよ〜〜〜あたしゃ付いていけませんわ(^_^;)



■…2004年05月07日(金).......大馬鹿ぷみぷみ
今日、少し用事があって、保育園に寄る前に家に帰った。すると、ぷみぷみの姿がない。もう6時を過ぎている。すぐにジュンコに確認すると、何でも、少し前にジュンコのところにぷみぷみが来て、「ねぇ、これから遊びに行ったりしちゃ、だめだよねぇ〜」と聞かれたのだと。で、ジュンコ、「知らないよ、そんなこと」と素っ気ない返事をしたら、ぷみぷみ下におりていったらしい。気になってすぐ「お母さんに電話でもして聞いてみれば。きっとダメって言うから」と言いに下におりたところ、すでにぷみぷみの姿はなく。

私はその話を聞いてから、まずはノイノイのお迎えに。途中、塾から帰ったユイマから「ぷみぷみが黙ってこんな時間に遊びに行っていた」という電話が入る。ぷみぷみが帰宅したことを確認し、ほっとする一方、これは、ちゃんと話をしなくちゃいけない、と決意も新たに(ちょっと大袈裟)急いでノイノイを連れて帰宅する。玄関まで出てきたぷみぷみ、ばつの悪そうな顔をしている。とにかく夕食の仕度が先なので、話はあとで聞きます。と冷静に言い(ちょっと怖がらせておかないとね)私は夕食の仕度に取りかかった。

さて、夕食時。改めてぷみぷみと今日の出来事、学童から帰った後に勝手に外にあそびにいったことについて、話をした。

いけないことが3つ。
まず、ジュンコに行っても良いか聞いて、良いという返事をもらったわけではないのに、出かけたこと。(はっきりダメだと答えなかったジュンコにも少々責任はあるが!それにしても、だ。)
二つ目、行き先も告げずにでかけたこと。
三つ目、帰宅が6時をすぎていたこと。このあたりは、6時になると、一斉放送が入り、遊んでいる子供に帰宅を促す。どの家でも、この季節子供は遅くとも6時になったら家に帰るものだという了解がある。ぷみぷみはそれも破ってしまった。

ぷみぷみの言い分は、学童の帰りにお友達に遊ぼうと誘われたのでどうしても行きたかった。ジュンコが知らない、と言ったことについては、多分行っちゃいけないっていうことなんだろうなぁとは感じたらしいのだが、(あえて?わざと?)深く考えず、ただただ行きたい一心で外に出てしまった。6時過ぎていても帰らなかったのは、6時の放送が帰りの合図だということに気づかなかったから。というもの。

それに対し、私からは、なぜ、勝手に外に行ってしまってはいけないかの理由、6時が門限であることの理由、などについて、話をする。その中で、「ぷみぷみはいい人だから、親切にされるとすぐに信用して付いていってしまいそうなところがある。でもね、世の中、良い人ばかりじゃないんだよ。残念なことだけど、優しそうな顔をして、悪い人もいるの。そういう人から自分の身を守るのは自分だけなんだよ!」

すると、さんざんお母さんやジュンコ、ユイマから責められて(?)泣いていたぷみぷみ、「うん。今日けいさつさんもおんなじこといってた。世の中いい人ばかりじゃない、って、言ってた。」と言い出した。
それっていつ聞いたの?何で聞いたの??本当にそう言う話を聞いたの??という質問に、「うん!今日、交通安全教室で、けいさつさんが来てお話してくれたの!」だって。「じゃぁよく分かっていたはずでしょう?その話を聞いたとき、どう思ったわけ?ああ、自分も気をつけなくちゃいけないなぁ、危険なことをしちゃいけないなぁ、って思わなかったの??ねぇねぇ、アンタ、一体どう思ったわけ??」と気色ばんで聞く母。

果たしてその答えは?

「ふ〜ん、そうなんだ〜って思った!」

ふ、ふ、ふーん、そーなんだーって、お、お、お、思っただけかよ〜〜〜!!!!

ば・か・や・ろ・お〜〜〜〜〜〜〜!!!!




■…2004年05月06日(木).......大馬鹿ジュンコと小学生二人の家庭訪問
ジュンコはGWの連休中に宿題が出ていた。ここと思う美術館に行き美術展を一通り見て、気に入った絵の前に1時間すわって、それを文章で書く(絵を描いて済ませちゃダメ)、というもの。

がしかし。

2日と3日は寝て過ごし、4日は、あ、行かなくちゃいけないと思い出したときにはもう午後4時。彼女のお目当ての美術館が閉まる時間だった。そして昨日の5日は友人と一緒に遊びに行き、宿題どころじゃない一日を過ごし、さらに持ち金も全部使ってしまうという馬鹿さ加減。

今朝になって、やはり美術館に行くと言いだしたので、学校の宿題はちゃんとやれ、と思っている私は、お金を出してやることにした(何て優しい母だ!)。じゃ、いくら必要なの?交通費は?入場料は?

聞くと、行きたい美術館は、川村記念美術館@佐倉。彼女は「成田から無料バスが出ている。成田に行くには、東京駅まで行けばいい」と言って、交通費は400円あればいい、入場料は二つ展覧会があるからそれぞれ1000円で2000円だ、と計算。

しかし、私は、成田からバスなのに、なんで東京駅までしか交通費がいらないんだ???とアタマの中は?マークだらけ。何という美術館なの?と聞いて、改めてネットで検索すると、
川村記念美術館とは、千葉の佐倉にあり、成田から出ている無料バスなど無く、うちから普通に行ったら片道1400円ほどかかる場所だということが判明。

なんで、400円なんだよ!なんで東京駅まででいいんだよ!?なんで成田から無料バスが出てるなんて思ってたんだよ?!オオバカモノ〜〜!!となってしまったわけだ。

思うに。

この子は、事務処理能力が非常に高い(ウソ)ビジネス系母のアンチテーゼをいってるんじゃないか??

きっとそうに違いない。

わざと、事前に準備などせず、下調べなどせず、正確な数字は把握せず、正確な情報を得ようとせず。流れに任せて行けないならそれでもいい、とヒッジョーにいい加減な生き方をしているのだ。私のような時間とルールに縛られた会社員生活など心底軽蔑し、絶対すまいと思っているに違いない。

それは、いい。

しかし、もう少し、もう少しで良いから、普通になれよ。佐倉っていったら結構遠いぞ、くらいの常識、持てよ。

そして、今日、帰宅したジュンコに「美術展、どうだった?」と聞くと・・・

「本日休館」

うががががが〜〜〜〜っ!!!ば・か・や・ろ・お〜〜〜〜〜〜!!!!

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  しかし、ネットで美術館を調べたとき、今日が休館かどうか疑わなかった私。一生の不覚じゃ・・・

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ふう。今度は全く話変わって。

今日はぷみぷみの担任先生の家庭訪問と、ユイマ担任先生の家庭訪問があった。

ぷみぷみの先生は、午後1時45分の予定だった。今日の訪問先の中では2番目。玄関先で失礼します、ということだったのだが、ユイマの担任先生が来られるのは、最後の時間帯。そのため、一生懸命片付け掃除機をかけ、とやっていたら、何と掃除機をかけている最中にぷみぷみ担任先生がいらしてしまった!!

ちょっと予定が早まりまして、だって(^◇^;)

で、お話すると、ぷみぷみは非常に積極的で、全く心配なく、将来が楽しみなお子さん、ということだった(ちと誉めすぎ(^◇^;))。そして、前にも書いた聴力の問題、言葉の問題なども先生としては、全然気にならず、問題ないのではないか、ということだった。ひとまず安心。あんまり積極的で元気なので、ほとんど一番最初に顔と名前が一致した子供らしい。ぷみぷみ、さすが。

夕方になって今度はユイマ担任先生。この先生は、まだ会ったことが無く、今日が本当の初対面。連絡帳のやりとりではちょっと??だったので、お父さんとともに、まず、家に上がりませんか、と誘って、上がるようなら、○の可能性ありと見よう、ということで、(学校では玄関先で済ませます、お茶の用意などいりません、とのふれこみでも、そこは人対人。そのときの状況でそれこそ「自己責任で」(笑)臨機応変に対応できれば、まず第一関門突破というわけだ。にしても、大学の先生ってのは悪いこと考えるもんだね〜。でも実は、ユイマ2年生のときの担任先生も、それで、判断させていただいたのだ。非常に力のある素晴らしい先生だった!)

さて、ユイマ担任先生、まず初対面の挨拶に続き、私が「先生、今日はうちが最後ですよね。どうぞ宜しかったらお上がりください。」と誘うと、果たして、「は、そうですか、では」と素直に上がっていらした。
よし第一関門突破!(笑)

話を聞くと、ユイマの良いところをきちんと認識してくれてそれに合った対応をしてくれている様子。ま、ユイマの場合は非常に子供っぽい(精神年齢未だに5歳のまま!)のだが、それが逆に今時本当に子供らしい、かわいいお子さん、というようにとらえてくれていて、その良さ、素直さを伸ばしつつ、大人にしていくのが仕事だと思っています、とおっしゃっていただいた。お父さんとお母さんに大事に大事にかわいがられて育っているなぁと思っていました、とも。安心した。とりあえず、ユイマにとっても、我々親にとっても普通におつきあいができ、信頼がおけそうな先生で。

家庭訪問2連ちゃんのおかげで家の中がとてもキレイになった。このことが、実はGWの最大の収穫だったのかも。ありがとう、先生たち。

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家庭訪問の後で

「ユイマ担任先生、お父さんとお母さんにかわいがられて大事に大事に育てられているなぁと思っていましたって言ってたね。本当にそう見えるのかな、ユイマは、学校で・・・。」とnoripに言ってみた。すると、彼は「そりゃそうでしょ。それが一番大事だと思ってこっちは育ててるんだから。」と当然だろう、という顔。「かわいがって育てないとバカになっちゃうんだよ。それこそ、犬とおんなじで。かわいがって育てると賢い犬に育つ。」

私「でも、例えば、ジュンコなんて、ユイマに比べるともっともっと大事に大事にかわいがってかわいがって育てたのに、あんなにオオバカモノじゃないの・・・」

norip「いやいや。あの程度でおさまってるってことはかわいがって育てられたからであって、もしそうじゃなかったらもう目も当てられないでしょ!(笑)」

私「そ、そんな〜〜。じゃ、あれはまだマシってことなの?」

norip「そうでしょ。」

私「・・・・でも、私、ときどきぶち切れてユイマのことものすごく罵っちゃったり怒っちゃったりして、本当に大事にしてるって言えないかも。私、ユイマのことかわいがってるかな。なんだかあんまり自信無いんだけど。」

norip「いや、かわいがってるでしょ。大事にしてるよ。」(きっぱり)

私「そうかな。そうなのかな・・・?じゃ、このままでいいの?」

norip「いいんじゃない?」

うーむ。norip、なんでそんなに自信があるの?なんでそんなに冷静なの??またしても父親と母親との感じ方の違いを見せつけられた思い。







■…2004年05月05日(水).......東京タワー
ユイマ君が急に東京タワーに行きたいと言い出した。(なんでだろう??)午前中にチャレンジ5年生応用問題の算数と国語を済ませたら連れて行ってやるとお父さんに言われたユイマ。何とか午前中に頑張ったらしく、行くことに決定。お昼に柏餅を食べた後、仕度して早速お出かけ。ジュンコは朝からお友達とクサマトリックスに出かけてしまったので、小さい子達3人引き連れ目指すは芝の東京タワー。

お子さまの日だというのに、悪天候(というほどでもないけれど)のお陰で比較的空いていてラッキーだった。まず150メートル展望台に上り、望遠鏡で遠くを見たり、ガラスの床を覗いたり。このガラスの床が超怖い。母は怖くて足を乗せることすら出来なかったのに、子供らはみんな大喜びで上にのり、足を踏みならし、のぞき込み、人があんなに小さい、面白い〜〜!、あれは何だ?!、あ!カラスだ〜飛んでるところを上から見ちゃった〜!!と大騒ぎ。大したものだ。
更に250メートル特別展望台に行き(ここで更にお金を取る東京タワー)海の向こうまで見晴らしてみる。さすがに250メートル、高い!見物する時間よりエレベーターの待ち時間の方が長かったが、また150メートル展望台に下りてきておみやげを買い、東京タワーを後にした。ユイマ、おみやげを買うのが大好き。放っておいたら一人で1000円も買い込んでいた。

その後、歩いて近くのGホテルまで行き軽い食事とお茶で休憩。行く途中にノイノイはお父さんに肩車してもらっていたのに、肩の上で眠ってしまった。が、途中「延命育児」と書かれたお地蔵さんが鎮座ましましていたので、みんなでお参りして、また歩き始めると、ノイノイ、はっと目を開け「ノイノイも仏様お祈りする〜」と言うので、もう一度ノイノイとお父さんだけ戻ってお祈りして行く。と、またすぐ眠ってしまうノイノイ、さすが仏様好き。

さて、Gホテルは、地味なホテルだが、眠ってしまったノイノイのためにすぐバスタオルを持ってきてくれるような暖かいホテルだ。実はそこは20年前に私たちが結婚式を挙げたホテル。それを話すとぷみぷみが「結婚式〜〜〜ドンナ結婚式したの〜〜!?」とやけに嬉しそうだった。

一方ジュンコは、クサマトリックスでナマ草間彌生も見ることができ、なかなか楽しい休日を過ごしたようだ。でも、すっかりお金が無くなっちゃった〜予備校の宿題まだやってない〜、明日行くからお金かして〜と大バカなことを言っている。計画性皆無。相変わらずワカランチンぶり、アカンタレぶりに切れそうになりながらもぐっと我慢する母であった。(オオバカモノ〜!と思わずジュンコのアタマをぺちっとやってしまったけどね。)



■…2004年05月04日(火).......母のお出かけ
今日は私は午前11時半ごろから、友人とのランチのため外出。久しぶりに会うお友達との会話がはずみ、更に場所も移動したりしたので、結局帰宅は午後7時!子供たちはお父さんと一緒にほぼ半日お留守番をしたことになる。

お父さんから聞いた子供たちの様子。

ノイノイは、ときたま「お母さんは?」と聞いたそうだ。
ぷみぷみは、1回くらいお母さんについて何か言ったけれど、あとは特に変化無し。
ユイマは、お母さんがどこで何をやってるか大体のことは分かっているので特に心配もせず、普段通り。


みんな、さっぱりしてるのね(__;)



■…2004年05月03日(月).......予定のない母子、山に出かけた父子
今年のGWもほとんど何の予定もない母と娘(苦笑)。近くを散歩したり、ふだん見られないDVDを子供たちを一緒に見たり(もちろん昼寝もして)・・・そんな風に過ごしている。ぷみぷみは近くの河川敷で自転車の練習をしている。まだ全くの初心者なので、まずは自転車をひいて歩く練習。それほど大きな自転車ではないのに、すぐにバランスをくずして倒してしまう。乗る以前の段階だ。

明日か明後日には、おばあちゃんとおじいちゃんの顔でも見に行こうか。髪の毛を切ったノイノイの顔をまだおばあちゃんには見せていなかったものね。

お父さんとユイマ君は朝早くから山登りに出かけた。今日は奥多摩の鷹の巣山にのぼると言っていた。あの文句たれユイマを連れて良く山登りできるなぁといつも感心する。聞いてみると、やっぱり、ちょっと歩いただけで「疲れた〜」ちょっと急坂になっただけで「足が痛い〜」と3分おきに文句を言っているような状態らしい。私だったら絶対ダメだ。文句言うならもう帰れ!!と怒ってしまうこと間違いなし。
面倒なヤツだな、とは思うらしいが、 お父さんはユイマがどんなに文句を言ってもさほど腹が立たないらしい。相性とはありがたいものだ。

さて、午後10時近くなってやっと帰宅したユイマ父子。今日の山は今までで最強の山だったそうだ。でもよく頑張ってのぼってきた。ユイマはかなり体力がついたよ、相変わらず文句は多かったけど、とは父noripの感想。ここでユイマの文句の数々。

「もう歩けない」
「足が痛い」
「来なきゃ良かった」
「ああ、あと1秒で死ぬ!」

でも頂上に着いたら、絶景で

「ああ、来て良かった〜〜!!」

と言っていたそうです。面白いヤツ!(by norip)

帰ってきたユイマの顔を見て、私が思ったことは、なんかちょっとたくましい顔になったじゃないってこと。

「お母さん、シカに会ったよ。シカはどう鳴くか知ってる?あのね、「キョーン!」とか「キューン!」とか鳴くんだよ。」

そ〜なんだ〜知らなかったよ、お母さんは。

ユイマ君、疲れた疲れたと言いながらも、遅い夕食をばくばく食べて、機嫌良く寝てしまいました。



■…2004年05月02日(日).......昼寝の一日
どうしてこうも寝られるか、というほど、昼寝を沢山してしまった私とノイノイ(__;)

朝は結構早く起きて、朝ご飯と食べて、洗濯物など干し、11時頃から休憩。ちょっと横になったら眠ってしまう小一時間。お昼には起き出して、メール確認したり雑用を済ませ、2時近くにおそばを茹でて遅いお昼を食べた後、またちょっと一休み。ここでもまた寝てしまう。目が覚めたら6時ちょっと前だった。

私が横になると必ずと言って良いほどノイノイも一緒に寝るので、かなりの昼寝量になってしまった。当然夜は全然眠くならない。10時過ぎても目がらんらんらん。ハイテンションで遊んでいる。11時過ぎになってやっと眠る始末。

でも私は・・・昼間あんなに寝ているのに、夜も眠れるから不思議。よほど疲れがたまっていたのか?それとも単に怠惰なだけか・・・??



■…2004年05月01日(土).......鯉のぼり
ノイノイは鯉のぼりが何故か大好きらしい。保育園に大きな鯉のぼりが何匹も泳いでいるらしく、また、自分たちも小さな鯉のぼりを紙で作ったりしているので、お家にも早く鯉のぼり飾って、とせがまれていた。

昨日お父さんがやっと鯉のぼりを出して、物干し台に飾ってくれた。ノイノイ、お父さんが鯉のぼりを組み立てている最中に、トップに飾る風車部分を見つけ、それを車のハンドルに見立ててぶぶーと遊んでいました。面白い!

無事、立派に鯉のぼりが我が家の物干しに飾られ、寝る前もそれを見たいと言って、暗いのに、しばらく鯉のぼりを見るノイノイ。

今朝も、起きるとまず「鯉のぼり、見る」と言って物干し台に続く扉を開けて、外に出て見物。しばらくじっと見ている。本当に鯉のぼり好きだ。

さて今日は一日ものすごい風。夕方になって、庭に鯉のぼりの風車部分が落ちているのを発見!ノイノイは、鯉のぼりのタイヤが落ちちゃった〜〜と早速お父さんに電話して報告。あれは、ハンドルじゃなくて、タイヤだったのか(笑)(お父さんはユイマ君とお出かけ)

それにしてもノイノイにとっては一大事だったんだね。早く帰ってきてなおしてもらわなくちゃね>ノイノイ

ところで、ユイマ君だが、お父さんと近所(と言っても電車で行けば4駅ほどの距離)のトイザラスに自転車で行って、リクエストしていたソフトを買ってもらったようです。そのかわり、週に3日、ゲームをして良いという約束だったのを、1日減らしてゲームをするのは週2日(日曜と木曜、それぞれ1時間)、ということで手を打ったお父さん。転んでもタダでは起きません。術中にはまったってこと、分かってるのかあ?君は・・・??(笑)



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