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re-invention



 今のスタイルを振り返り

残念ながら京都行きは止め,
少しだけのんびりとした時間を過ごす。

i-padの発売や教科書デジタル化の是非についての情報が流れ,
刺激を受ける。
計算ドリルやパターン学習は速効性があり、短期的にはあたかも学力が上がったかのような錯覚に陥ります。しかし、そんなことをいくら繰り返しても数学力がつかないことは、私たち大人が経験を通じ、嫌と言うほど実感してきたはずです。
新井紀子氏の主張は,正論だろうが,
それだけでは言い尽くせない現実が目の前にある。
同時に,今の自分の授業の在り方を振り返る。

今のスタイルで,多くの従順な生徒は満足している。
でも,それだけでは不足していることも感じている。
学ぶという中で,閉じた小集団の生徒同士の関わりでは,
「わからない」多くの生徒のニーズには答えるが,
安易な解決に終始する可能性もある。
本当の学びを志向する生徒にとっては,刺激が不足する。
考える力が本当に育つのかというと,疑問が残る。
口伝でしか伝わらないもの,
一子相伝のような世界が,ここにもあるのではないかと思う。

限られた時間の中で,迷いながらも進んでいくしかない。
とはいえこの歳になって,
「チャレンジしてます」と言うだけの自分では,何とも恥ずかしい。

2008年05月29日(木) 心を動かす息づかいに
2007年05月29日(火) 「自分が主役」という思い
2006年05月29日(月) いいところを見つけよう
2005年05月29日(日) 諦めてはいけない
2004年05月29日(土) 当たり前のすごさ


2010年05月29日(土)



 計算を習得する時間

音声カードを2種類。
まだまだ甘さが見える。
グラフのような手法を取り入れてみようかとも。

授業は除法や乗除の混ざった計算。
基本的なことは教師が説明し,あとは4人班で。



計算を習得する時間は,どうしても必要。
どの生徒たちも粘り強く取り組んでいる。
あきらめないムードができているのはいい。
これをベースとして,
本気で考える授業を展開できないだろうかと思う。

2008年05月25日(日) 「全然ダメですね」・・・・
2007年05月25日(金) 攻める指導
2006年05月25日(木) 授業に賭けるこだわり・志
2005年05月25日(水) 続けることが大事
2004年05月25日(火) 証明したくなる気持ち


2010年05月25日(火)



 怪我の功名

定期テスト2日目。
2時間のテストの後の授業で,
さすがにテスト返却はできないが,何をしようかと考える。
テストの計算問題だけは採点し,15問全問正解者が6人だったので,
計算問題をもう一度やらせてみることにする。
解答を分けず,解説もせず,いつもの4人組で。
これが大ヒット!!そうだったのか!

テスト後の解説はいつも悩むところだ。
というのも,
解説して分かる生徒は,解説なしでも解答を見て理解している。
本当に分かってほしい生徒は,解説を聞いてもわからない。
テスト後の誤答ノートでも同じこと。
誤答ノートで,自分の間違いをきちんと分析できる生徒は,
こんなものを書かなくても大丈夫な生徒。
自分の誤答を分析して,間違いに気が付いてほしい生徒ほど,
誤答分析はできず,誤答ノートの内容は希薄。
かゆい所に手が届かないことをいつも感じていた。

それが,何とこんなことで解決するのか・・・!
どこで間違えているのか,なぜできないのかを,
4人組で見合うことでかなり補足できる。
間違えた理由も突っ込んで聞くことができる。
終わったら,裏面でもう一度自力で解かせるのもいい。
どんなにいい解説をするよりも,こちらの方が意味がある。
主役は生徒なのだ。




2007年05月20日(日) 本気にさせたい
2006年05月20日(土) ちょっとのんびりと
2005年05月20日(金) 嘘はないが悩みは大きい
2004年05月20日(木) 共に学べる幸せ


2010年05月20日(木)
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