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re-invention



 証明したくなる気持ち

欠席三名。ちょっと心配。

数の法則を文字を使って証明する,サイン方式の授業。
昨日のM先生からの指摘を考慮して,
「分からない人に説明して,納得させられたら2ポイント
 分かっている人なら1ポイント。合計3ポイント以上になったら,
 武藤のところまでもってくる。」
という新たなルールで行なう。
これはなかなかいい。
教え合う姿が増え,それによりわかる生徒が増えた感じ。
率直な指摘をしていただけるM先生にに感謝。

文字式の証明が出来るようにという狙いがあって,
本時は仕組まれているのだが,
自分が発見した3次式が含まれる難しい法則を証明し,
他の生徒を納得させて,喜ぶ生徒もいた。
証明は生徒には難しいです。
その原因は「自分で見つけた法則ではないからです」
「おもしろいことを見つけた」「いつでも正しいのだろうか」
「うん、正しいようだ」「みんなに話す前に証明をしておこう」
これだけの準備が生徒の心の中にできれば
証明はとても楽しいものになります。

今回の「数の法則」の授業に対して,
清風高校の公庄先生から,こんなメールをいただいたが,
まさしくその通り。
証明は,相手を説得させるためのもの。
誰かが見つけた法則を,興味がないのに証明させるのは,
実はとても不自然なこと。
でも,自分が見つけた法則であったり,
「不思議だ」「なぜだろう」という思いを持った法則であれば,
それを証明して,その理由を解明したくなる。
それがわかれば,他の人にも伝えたくなる。

生徒の感想をいくつか
・人に自分の(証明を)説明をするのは難しい。でも,がんばって納得させたい。
・証明はできたのだけれど,説明するには程遠く,自分でもわからないところがあった。でも,分かる友達に出来そこないの説明をすると,「あっ,こうだからこうなるんだ」とわかった。
・証明のやり方が少し難しかったけれど,結論に達すると・・・・・・気持ちイイですね。
・証明するのは難しい。1つを証明するのに,色々なやり方があって,面白かった。もっと色々な証明をしていきたい。
・今日は時間が経つのが早かった。2つ出来たんだけど,2つ目の最後の,2(2a+2a+1−1)というのを,2(2a+1+2a−1)にした方がわかりやすいと,Kさんに教えてもらった。


こんな生徒たちと共に授業を楽しめることに感謝。


2004年05月25日(火)
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