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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
オブライアン8巻、11月25日。東地中海の風雲?

ニュースが遅れて申し訳ありません。
11月、ハヤカワ新刊、パトリック・オブライアン8巻出ます!

11月25日(土)発売予定、ハヤカワ文庫NV
「封鎖艦、イオニア海へ(上)(下)」パトリック・オブライアン

乞ご期待は…ドクター・マチュリンの新婚?生活???(爆笑)。
まぁ、プロポーズからしてああいうお二人ですから、もう推して知るべしというか…。
お楽しみに。


8巻の舞台は1810年頃の東地中海なのですが、実は1805年の東地中海を舞台にした全く別の映画作品の計画が進行中なのだそうです。

一度は潰れた企画だったのですが、映画のタイトルは「トリポリ」。監督はリドリー・スコット、このプロジェクトが復活しそう…という情報が、米国のパトリック・オブライアン・フォーラムに書き込まれていました。

書き込まれた方の冗句コメントによれば、「リドリー・スコットと言えばラッセル・クロウ、彼が東地中海で海賊退治をする勇姿を我々は再び見ることができるかもしれないが、残念ながらそれは、ジャック・オーブリーではないようだ」
う〜ん。
海洋小説ファンとしては、喜ぶべきか悲しむべきか。
この「トリポリ」の計画がつぶれた時、FOX社はスコット監督にM&C2の監督の話を持って行ったらしいんですよね、でもこの計画が復活してしまうと、スコット監督で続編という線は消えたと考えた方がいいのか。

ところで、リドリー・スコット+ラッセル・クロウの最新作「A Good Year」は、まもなく米国公開、なかなか評判の良い映画に仕上がっているようです。
ピーター・メイル原作…ということはこれ、日本でベストセラーになった「南仏プロヴァンスの12ヶ月」の映画化の筈ですが。
どのような作品になるのか、これはこれで楽しみです。


2006年10月14日(土)