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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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郵便船

  



Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
はじめに

ようこそお越しくださいました。管理人の葉山です。

こちらは、2004年2月に国内公開された海洋歴史冒険映画「マスター&コマンダー」(原題Master and Commander / Far Side of the World :以下M&Cと略)と、この映画の原作であるパトリック・オブライエンの「オーブリー&マチュリン シリーズ」(早川書房刊)、その他の海洋冒険小説や歴史映画などについて、海外情報を紹介するとともに日記スタイルで語る個人のホームページです。

「Sail ho!」とは、帆船の見張りが水平線上に船を発見した時に叫ぶ言葉で、「帆が見えるぞー!」とか「帆影発見」とか訳されています。
このページでは、暇をみつけては海の彼方のサイトを見張っている管理人が「発見」した海外情報を、甲板上の皆様にお伝えするとともに、私的なおしゃべりなども多少加えさせていただくつもりでおります。

もっとも管理人は、仕事が多忙なこともあり、全ての情報やサイトをカバーすることは不可能です。
そのため、この情報日記は、管理人が「たまたま海外サイトで発見した」M&Cその他情報について、その要約を書き散らしたものでしかありません。
以下の点には十分ご注意くださいますよう、お願いいたします。

(1)全ての海外情報が網羅されているわけではありません。

(2)ネタバレを含む事前情報については、誤報やガセネタの可能性があります。
 あやしげな情報にはこちらでも多少のコメントを加えるつもりですが、「ウラをとってから載せる」
 というような手間はかけておりません。
 ここの情報を全て、頭からお信じにはならないようにお願いいたします。

(3)このサイトに日本語で紹介されたものは、あくまで管理人のフィルターを通した要約です。
 誤訳の可能性もあります。
 著作権の問題もあり、原文をそのまま翻訳する形は避けております。
 全文についてはリンクされた原典をご参照ください。

(4)情報自体の転載はご自由ですが、本文コピー転載は、ご遠慮いただきたくお願いいたします。

誤訳などにお気づきになられた方は、メールにて管理人までご連絡くださいますよう。


映画「マスター・アンド・コマンダー」を最近ご覧になって、
このページに初めてお越しになった皆様へ> ご利用のてびき


情報日記の開始から1年半が経過しているので、情報量が膨大になっております。
コンパクトな情報収集には以下の方法をおすすめします。

映画の疑問点、物語の舞台となる19世紀当時の背景・詳細などについては、「映画を楽しむために、海事用語など解説」
監督・キャストインタビューなど、制作スタッフの裏話については「テーマ別資料一覧」

にそれぞれ目次をまとめております。こちらをご利用くださいませ。

映画「M&C」に関しては、情報的にはある程度落ち着いていますので、今後は他の海洋冒険小説や、帆船情報、俳優情報にも手を広げ、以前よりはペースダウンしたご紹介になると思います。
なお、年度末(2月〜4月)は管理人の本業多忙のため、更新が滞る可能性があります。またウィークデー(月〜金)は残業もあるため、メールを頂戴してもすぐにお返事出来ない場合があります。お許しください。

このようなHPではありますが、よろしくおつきあいくださいますよう、今後ともよろしくお願いいたします。

2003年9月1日(2005年1月15日改訂) 葉山逗子(はやま・とーこ)


管理人について:
葉山逗子Tohko HAYAMA(ハンドル・ネーム)
 196x年(昭和3x年)生。♀。東京都在住。
 職業:団体職員
 言語:日本語(母国語)。英語(仕事でそこそこ使ってます)。
     フランス語&スペイン語(カタコト。現在形単文のみ。文章は読めません)
 使用OS:デスクトップ(Old Achtus) Windows XP
       ノートPC(Calypso) WinよたよたXP(どうも最近不安定で不安。SP2で安定するか?)
 Achtus、Calypsoというのは愛機につけている名前です。Achtusはボライソーの戦列艦(64MBだったので64門艦)から
 Calypsoは機動性のあるノートということで、ラミジのフリゲート艦から名前をもらってます。


自己紹介に代えて(M&C好きに35の質問)
1.名前
葉山逗子

2.映画を見に行く前の印象
不安。ハリウッドが英国の冒険小説を映画化するとロクなことが無い。オブライアンなんてあんな渋い原作を、本当に大丈夫かしら?

3.映画を見に行ったきっかけ
20年来の海洋冒険小説ファンだから。原作も読んでいたし。

4.映画を見に行った後の印象
ブラボー!
これまでに見てきた海洋歴史映画の中で最高の作品でした。考証が確かで、当時が可能な限り正確に再現されている。
俳優さんたちは登場人物をほんとうに良く理解していて本当に細やかな演技をしていて、ハリウッドでお金かけて超大作作るのなら、やっぱりこういうところにお金かけなきゃ嘘よねぇ。

5.何回見に行きましたか?
オーストラリアで2回+日本で10回

6.映画のどこが好きですか?好きなだけ語ってください。
好きなだけと言われても、書ききれません。基本的には4.で書いたところすべて。冒頭から行くと、まず本物の復元フリゲート艦が大海原を帆走している映像で泣き、次に戦闘準備の手順が細部まで正確に再現されているところ(隔壁をとりはずすと皆が準備している…っていう演出がすごいですよねぇ)に感動し、艦長はもちろんのこと、背後で指示を出している(がセリフは聞き取れない)副長の指揮系統までがきちんと手抜きなく描かれていることに驚き、ラッセル・クロウとポール・ベタニーがジャックとスティーブンの細かな仕草まで自然に再現してくれることに感激…と延々と続いていきます。

7.あなたにとって「マスター・アンド・コマンダー」とは?
今までに見た最高の映画とは言いませんが、一生忘れられないであろう映画。
映画化決定の2002年3月からキャスティング、撮影中の話題など、今までの見た中でもっとも長い間おつきあいをした映画。

8.映画で一番好きなシーン
全部好きなので、こことは言えません。帆船ファンとしてはサプライズ号が回頭するところ…とか、嵐の中12ノットを達成してジャックが艦と一体化して喜んでいるところ…とか、でも原作ファンとしては、予想外のボーナスだったこのシーンをあげたい。
最後にジャックがプリングスに封緘命令を手渡すところ。原作にはないプリングス艦長誕生のシーン(任命辞令発効)を映像化してくれたことに感謝です。これは原作ファンとしては「大儲け!」だと思いました。

9.一番好きなセリフ
「Though we be on the far side of the world, this ship is our home」
by Captain Jack Aubrey

10.つい突っ込みを入れたくなるシーン
一生懸命考えたんですが、これがなんと無い!…んですよ。考証が正確だから間違い捜しもほとんど無いし、ジャックがまぬけなのも、スティーブンが突つかれやすい性格なのも原作通りで涙モノだし。困ったわ。

11.見ていられない!というシーン
やっぱり、ホラムが追いつめられていくところは辛いですよね。見てますけど。

12.あなたの好きなキャラクターを3人
ジャックとスティーブン、ボンデン、キリックは別枠として、.▲譽鷙匈つ后↓▲ラミー候補生、スレイド

13.そのキャラについて語ってください
いかにもあの時代にいたキャラクターらしくて、存在感のあること。い鯑れても良いのなら私は是非デイビスも加えたい。
別枠の4人は原作にキャラクターが書き込まれているのですが、今回あげた3人は原作ではあまり詳しく書かれていないうえに脇役…にもかかわらず見事な存在感があったので。

14.嫌いなキャラクター
おりません。すべての登場人物がいとおしいです。

15.嫌いな理由
いないのでなし。

16.艦上のベストコンビは?
そりゃあもちろん、艦長とキリックでしょう。

17.あなたがこの映画にキャッチフレーズをつけるとしたら、
(月並みですが)「史上最高の海洋歴史映画」。それが真実だから。

18.DVD購入の予定は
アメリカ版と日本版を持っております。

19.原作は読みましたか?読んだ方は感想を。
1〜10巻まで読了。
オブライアンは海洋歴史小説と言われていますが、海洋小説よりは歴史小説だと思います。
前半10冊の中で、海洋小説として一番良くできているのは4巻「攻略せよ、要衝モーリシャス」、小説としてハラハラドキドキいちばん良く出来ているのは5巻「Desolation Island」。

20.サプライズ号に乗ってみたいですか?
もちろん。

21.乗ってみたい方、どのポジションが良いですか?
信号係候補生(ボイルくんのお仕事かな?)。艦長のそばにいて、戦いの流れがよくわかるから。
逆に遠慮したいポジションは、外の様子がよくわからない下層砲列甲板。

22.あなたはサプライズ号に強制徴募されました。まず何をします。
その時点で残っているいちばん寝心地の良いハンモックを確保する。夜は私、できる限りぐっすり寝たいです。
左右にイビキのうるさい人がいないのが最低条件。すきま風が入ってきたり雨漏りしたりしないところがいぃなぁ。
それってでもすごく難しいだろうなぁ。

23.最後にジャックとプリングスは別の艦に分かれますが、どちらについていきますか?
上司としては二人とも信頼に足りるリーダーでしょう。新型フリゲート艦というのに乗ってみたいからアケロン号…という希望はあるのだけれど、マストは仮艤装だし、あっちこっち砲撃の穴が開いているみたいだから、大変かなぁ。

24.映画でこんなシーンがあったら良いのに!と思うところ
もちろん!ナマケモノ! 絶対にナマケモノ! ラッセル=ジャックにすり寄って「もっとグロッグ!」というナマケモノ!

25.この映画にはまって影響を受けたこと
この映画で特に…というのはないです。海洋小説全般ということなら、イギリスやマルタやフランス、デンマークなどゆかりの地を訪ねるのが海外旅行の目的になりました。

26.好きな俳優さんはいますか?
この映画でとくに…という人はいません。みなさん愛しい。

27.その俳優さんのおすすめ作品
随時HPでご紹介していますが、マイナーなところでは航海長と二等海尉が共演している映画「エニグマ」とか、海兵隊長と掌帆長が共演しているTVドラマ「シャクルトン」とか。

28.M&Cの夢を見たことがありますか?
まだありません。ホーンブロワーのはありますが、ひどい夢だった…ので、M&Cもどうせロクな夢にはならないでしょう。
ホーンブロワーの夢:有給休暇をとってイギリスに海外旅行に行きました。すると東京に置いてきた仕事でクレームが入って、部長に呼び出されることに。なぜか呼び出される先がロンドン市内で(うちはロンドン・オフィスありません)、扉をノックしておそるおそる入っていくと、そこに居るはずの部長はなぜか、背広を着てネクタイをしめたロバート・リンゼイ(ペリュー艦長役)でした…というところで目が覚めました。

29.身近なM&Cグッズ
職場の卓上においてある甲羅の直径が5cmのカメのぬいぐるみ。ホントは巨大なのがほしいんだけど。

30.M&Cキャラと一日すごすとしたら、誰がよいですか?
キリックを飲みに誘って、艦長のうらばなしを聞き出す…とか? でも私の方が先に酔いつぶされそうだ。

31.1日だけM&Cキャラになれるとしたら、誰になりたいですか?
そりゃあやっぱりキリックでしょう。こわいものなしで無敵です。

32.続編を希望しますか?
切に願ってやみません。

33.もし続編が出来るとしたらどんな話が良いですか?
スティーブンのもう一つの、裏のお仕事絡みの話。今度はソフィーやダイアナの顔も見てみたいですね。

34.映画に物申す
とくにありません。ピーター・ウィアー監督で本当に良かったと思います。

35.最後にひとこと
やはり原作を愛する20世紀FOXのトム・ロスマン会長に、ファンとして心から感謝を捧げたいと思います。
原作に忠実な歴史文芸映画にこだわり、娯楽色を排除した作品が、現代のハリウッド・メジャーで可能だとは思っていませんでした。
途中、共同制作会社からは娯楽色を強めるよういろいろと横ヤリが入ったと聞いていますが、20世紀FOX社のトップがしっかりしていたからこそ、芸術色の高い、アカデミー賞11部門ノミネートの高い作品が完成したのだと思います。


2003年09月06日(土)