HOME ≪ 前日へ 航海日誌一覧 最新の日誌 翌日へ ≫

Ship


Sail ho!
Tohko HAYAMA
ご連絡は下記へ
郵便船

  



Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
Revelation

ついに風邪につかまってしまいました。
鼻をグスグス、咳をゴホゴホやっております。
土日は家を一歩も出ずに養生…やったわ、DVD三昧のチャンス!と思ったのは間違いで、三昧が出来るほど目が強くないのを忘れてました。
結局、そこそこしかDVDは見られなかったのですが、
まぁ昨日はNHKBSでずーっとアカデミー賞授賞式総集編を見ていたので、あれで2時間半とられてしまいましたし。

でもこのチャンスにやっと、以前Cさんからお借りしたジェイムズ・ダーシーの「Revelation」を見ることができました。
この映画、キャッチコピーは「オカルトスリラー」になっていますが、オカルト???ちょっと違うような?
フリーメイソンとテンプル騎士団の謎解き…ですから、ロン・ハワードが映画化するという「ダヴィンチ・コード」とか、来週から公開予定の「ナショナル・トレジャー」とかと同じ元ネタの、サスペンス映画だとお考えください。

ダーシー演じるジェイクは、実は資産家マルテル卿の一人息子だが、父に反発した挙げ句、前科者となった。
釈放されたその日、ジェイクは父からコーンウォールの城に呼び出され、一枚のCD-Romを手渡される。その晩、城は何者かに襲撃され、父は非業の死をとげる。
父が行っていた研究とは何か? テンプル騎士団の謎とは?
ダーシーは父の研究グループにいた錬金術師のミラとともに、追っ手をかわしながら南フランス、マルタ、ギリシア…と謎の答えを探しもとめる。

私はまだ「ナショナル・トレジャー」を見ていないのでわからないのですが、「ダヴィンチ・コード」の原作と比べると、謎解きの方法が全く異なるのは、主人公たちの専門の差なのか。
「ダヴィンチ…」は暗号解読専門家と美術形象学教授が主人公のゆえか、謎をとく手がかりは歴史上有名な絵画や美術品に隠されているのですが、こちらの映画の相棒ミラは錬金術師(正確に言えば、錬金術の研究者)なので謎解きの手がかかりがかなり異なります。ゆえにきっとオカルト…とか言われてしまうんでしょうけど、これって本当にオカルト?

この映画の謎解きは、たとえば占星術(謎が隠された当時…中世の惑星の位置)などを使って地図上に図形を描き、謎が隠された土地を割り出していくのですが、私も英語のセリフを全部理解できているわけではないので、よくわかっていないところもありますが、ただ彼らがやっている作業だけを見ていて思うのは、なんか東洋的だな〜ということ。
私は錬金術には疎く、ですからこの映画の中で出てくる方法がどこまで、当時の錬金術師が用いていた方法なのかわからないのですが、
でもこの方法…東洋人だったらわりと当たり前に使うわよね、と思った。
ちょっと内容は違うけれども。

どの方角のどのくらい離れたところに宝物を隠すかは、当時の惑星の配置で場所を決めるんです。
ゆえにそれを逆にたどっていくと、場所を見つけだすことができるのですが、その方法を傍から見ていると、たとえば風水にこだわる東洋人とか、方角にこだわる日本人は、必ず特定の方角の特定の場所に神社仏閣などを建立しますよね、あの逆を見ているような感じです。

個人的にはダヴィンチ・コード的謎解きよりも、この手の錬金術的(?)謎解きの方が好みですが、でもこれ、オカルトじゃないと思うわ〜。

ところでこの作品、たぶんマイナー映画だったからあまり問題にならなかったのだと思いますけど、真面目なギリスト教徒の中には許せないと思われる方もあるかもしれません。
いやその、こちらの方が、明かされる謎とその結果がダヴィンチ・コードより過激だし、あのダヴィンチ・コードですら、ハリウッドでの映画化には一部の教会が反対しているというのだから、こちらの映画が大々的に公開されていたら、きっと大騒ぎになっていたのではないかしら?

さて、で、ジェイムズ・ダーシーのジェイクですが、髪が短くて精悍で、青臭いけど格好いいです。
でも…、やっぱりこの人に前科者…っていうのはムリがあるんではないかと。
だってぜんぜん犯罪者に見えないんだもの(苦笑)。
そりゃ喧嘩慣れしていたり、一般人のくせして銃を扱いなれていたり…という状況のためには必要な設定だったかもしれませんが、
いやでも私、途中で、この人本当に前科者?って疑いましたよ。
映画の冒頭で彼が出てきた建物は実は刑務所ではなくって、軍の基地かなにかで、実は除隊したところだった…んじゃないでしょうね?と思って、最初に戻ってもう一度英語を聞き直したのですが「プリズン」って言ってました。やはり刑務所か。

こうなってくると「ナショナル・トレジャー」の謎解きが果たしてどのようなものか?乗りかかった船で興味はありますが、この忙しい時期にそこまで見に行ってる時間はおそらく無いと思われるので(ごめんなさい。「サイドウェイ」と「アビエイター」と「ローレライ」が先…それも今しばらくはムリ)、どなたか見に行かれた方、私に教えてくださいまし。
Cさん長い間お借りしてしまってすみませんでした。ありがとうございました。


2005年03月13日(日)