雲間の朝日に想うこと


< 振り返る時が終焉でしょうか >


明瞭には成らぬ期限に、
惑い、
怯えながら。

幾度と無く、
其の柵を裁ち切ろうと、
図り。




未だ訪れぬ、
其の、
破滅の刻は。


残した想いに縋り付く、
其の機会を。

悪戯に、
供給し続ける。












極めて質の悪い媚薬に、
侵されたかの様に。


何度も、
何度も、
想いが揺り戻され。

此処へ、
還って了うと言うのなら。



此れ迄とは異なる、
振る舞いで。


想いは、
絶ち切れるのだろうか。





















何時もの様に。


 「さよなら。」


あの子は、
一言残して改札を通り。





今迄に抗い、
一瞬、
振り向こうとして。



そして。

其れを止めた。

























そうね。

振り返れば、
裁つ決心は鈍って終うし。



振り返らなければ。

きっと、
想いを裁つ事は出来ないよね。





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References
 Apr.30 2013, 「和らげて居る心算でしょうか」
 Nov.18 2012, 「探る必要も無い事でしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」







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2013年07月16日(火)


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History
2005年07月16日(土) 父無し子よりましと言うのでしょうか
2004年07月16日(金) 獲り出して魅せましょうか





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