三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2011年09月03日(土) 教師力に関する研究

 台風12号の進路や大雨による被害状況を気にしながら、朝からPCに向かい、夕方までプロットづくり。目途がついたところで原稿作り。

 ネットで知った「教師力に関する研究 −授業の達人から学ぶー」(千葉市教育センター発行・pdf)を熟読。

 まず「教師力」や「授業の達人」をどう定義したかに興味がわく。例えば、授業の達人は「論文や教育書など、顕著な研究成果を残したり、様々な会でのリーダーシップを発揮し、5名以上から『授業の達人』と推薦され、さらに千葉市教育センター教育研究部門および教職員研修部門内で検討した結果、一人の否定がない者、さらに他都道府県において(以下、略)」などと決め、29名の授業の達人を選出している。

 その一人一人の方に1時間30分ほどのヒアリングをした結果をまとめている。29名全員の答えが一致したものに注目した。それは自分を伸ばした要因についての回答。それは「研究授業」。

 以前、この日記に記録しておいた国立教育政策研究所が発表した「教員の質の向上に関する調査研究(pdf)」の結果と異なっていることが興味深い。

 優秀教員の力量形成に関する質問紙調査結果において、初任から5年経験未満までで一番役立ったという経験は、「学校内での優秀な教員との出会い」で84%ほど。ほぼ誰もが経験している「授業研究」は入っていない。

 5年から15年未満の経験、15年以上経験の中では、、一番役立ったという経験は、1番目に「長期研修」がくるが、2番目は「学校内での優秀な教員との出会い」となっている。「授業研究」は入ってきていない。


 「表彰されるほどの優秀教員」と「授業の達人」とは重ならないということなのだろうか。こんなことを考えながら、原稿執筆を続ける。


2010年09月03日(金) 30年に一度の異常気象
2009年09月03日(木) 自分の担当業務に集中できた日
2008年09月03日(水) おくれがちな日記、やっと追いつく
2007年09月03日(月) 「その道の達人」でNHK名古屋放送局へ
2006年09月03日(日) 情報モラルの授業構想
2005年09月03日(土) 情報教育対応教員研修全国セミナー大阪
2004年09月03日(金) 小牧市コンピュータ研究委員会
2003年09月03日(水) まさにエンドレスサマー