三楽の仕事日記
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2009年06月06日(土) 研究者と実践者の関係

 午前中は、城山三区の区長Mさんとお会いして、来週の「地域3あい事業」について打合せ。来週は開講式も兼ねているとのことで、僕は第1回講座で高座を務めさせていただく。地区の皆様に配布されたチラシを見せていただく。

 わかりやすく、おもしろい<城三寄席>出演は、玄人はだしの”教員落語家”愛狂亭三楽師匠

 これはご期待に添わねば!(笑)。

 会場に隣接する大城児童館「笑童館(わらべかん)」を見学。これまでの市児童館とはまったく違う内装。地域の皆さんのアイデア満載の施設。副館長のMさんとお会いして、区長のMさんとともに情報交換。お二人とも地域を愛し、地域の皆さんのために動いてみえる。建設費用は凄いらしいが、やはり最後は「人」。こういう皆さんの力が結集されているからこそ、この児童館ができたと確信。ちなみに「わらべかん」のホームページはここ。光ヶ丘中おやじの会HPでは、施設の詳細が分かる。
 
 午後は某所で学校評価関連の打合せ。しばらくお休みをしてしまっていた学校評価研究会の7月開催に向けて下準備。続いて国際大学の豊福准教授から「学校関係者評価の根拠情報蓄積・提供方法構築および検証」についての研究協力のお話をお聞きする。僕は実践できる立場でないので傍観。やりとりを聞きながら思ったことは、研究者と実践者との関係。

 まず思い出したのは、先月三重で聞いたICT活用実践発表。ICTを上手に活用し、知識をしっかりと定着させる良い実践だと感じたが、数値でその定着の度合いが示されたわけではなかった。でも、聴衆の多くの教員はICT活用により知識定着が促進されたと感じたはず。あの実践者に「何かしら確信が持てる数値を出して欲しい」と言うべきと思いつつ、あの方なら「そんなことまでは、こんなに忙しい毎日で、私にはできません。そうまで言われるのなら・・・」とICT活用自体を止めてしまうかも知れない。一人完結型の研究ができるといいが、実践を重ねることはできても、それを理論にまで持ち込むのは難しい。こういう時に共同研究者あるいはチームの存在があるといい。

 こんなことが頭をよぎる。そして、実践者は研究者が示す仮説は納得できても、詳細な実践データの提供、分析までやらなければならないと考えて、一歩引いているのではないだろうかと思った。少しは無理をしなければならないが(当然、これまでの流れと違うわけだから)、まずはやれることをやり、分析や考察は研究者に任せればいい。研究者が一定の知見が得られれば、それについて提案を受け、実践者はその結果を感覚的に受け入れることができるのか、つまり体感していることと文章が一致しているかという視点で協議すればよい。久しぶりにこんなことを考えさせてもらえた。

 夕刻から懇親会に出席。ここでも「i−モラル」のPR。帰宅してサイト構造を少し変えてみることに挑戦。アルコール限度を超えていて、いつしか爆睡。


2008年06月06日(金) 地区の数学の会で
2007年06月06日(水) ちょっとしたことで時間がかかる
2006年06月06日(火) りんどう経営研究会にて
2005年06月06日(月) ちょっと怒り
2004年06月06日(日) プレゼン完成
2003年06月06日(金) 授業シミュレーション