三楽の仕事日記
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2009年02月13日(金) 最終回キャリア・スタート・ウィーク支援会議

 「第2回愛知県要保護児童対策協議会」に参加。子どもに関わる事業だと何かと声がかかる人気の義務教育課(笑)。児童虐待に関する教員研修の件で出席。

 話題提供された中で気になったのが「今年度、児童虐待事件としてマスコミに流れたのが10件。そのうち児童相談所が何らかの形で関わっていたのがわずか2件という事実」。問われた所長、しばし沈黙。心情はよく理解できる。ところで、子ども虐待防止を訴えるオレンジリボン運動をご存じだろうか。その普及方法についても話題提供あり。

 「第3回愛知県キャリア・スタート・ウィーク支援会議」で司会進行。平成17年から開始したこの事業は今年度で終了。最後に取り組んでいただいたのは愛西市。詳細な報告を受け、各界代表の方からご感想をいただく。最後は愛教大の神谷先生から今後のキャリア教育についてのミニ講話。

 思い出すのは平成18年度に小牧市としてこの事業に参加したときのこと。その時、僕は光ヶ丘中学校長。麻生首相のようだけど、本当は5日間も職場体験を行うことは反対の立場だった。それというのも前年度に学校行事を見直し、1日職場体験を廃止して、生き方ナビゲーションという行事を立ち上げたばかり。その翌年の県からのいわば強制的な参加指示。これには閉口した。もちろん事業をやるからには全力で取組、事業所さんの多大なご理解、子どもたちの積極的な参加、教師のサポート、地域コーディネータや親父の会さんの協力で十分な成果が出たことは間違いない。最近は「中学校キャリア教育=5日間の職場体験」という恒等式になりつつあり発想が貧困すぎないかという気持ちは今もある。

 このような思いがあったキャリア・スタート・ウィーク事業。立場変われば、事務局側の人間として推進(笑)。文部科学省は目的達成として事業廃止。県では他部局が「出会いと体験道場」として全中学校での職場体験を支援する。愛西市報告書を見ると、この事業で好ましい変化が見られたという数値は子どもも保護者も事業所も共に高く、キャリア・スタート・ウィーク事業廃止は逆に残念な状況でもある。言い換えればパイロット事業としては大成功として終焉ということだ。

 そうそう文科省が後継事業として提案した小学生による「農村漁村体験プロジェクト」。その後はどうなったのだろうか。ヒアリングでは各県教委からの辛口意見ばかりで炎上したと聞いている。

 18時からの小牧市役所での「平成20年度第2回小牧市情報教育IT推進委員会」に参加のため小牧駅へ。雨。駅から市役所までタクシー乗車。なんと1000円。これではタクシーは市民の足にはならない。

 推進委員会は「(1)小牧市教育委員会ネットワーク運用ルールの策定について(2)21年度IT教育推進事業について」協議。策定までに長期間かかったが本日決定。僕は小牧の恵まれたIT環境の周知とルールの実効性を高める仕掛けをぜひ!と提案。

 光ヶ丘中おやじの会遠藤代表から朗報メールが届く。おめでとうございます。皆様、詳細は正式公表までしばしお待ちを。


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