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JIROの独断的日記
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2010年07月20日(火) 「金賢姫元死刑囚 田口さん絶対生きている…長男らと面会」←拉致問題が解決しないのは我々有権者にも責任がある。

◆記事:金賢姫元死刑囚 田口さん絶対生きている…長男らと面会(7月20日22時8分配信 毎日新聞)

初来日した北朝鮮の元工作員、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚(48)が20日、拉致被害者の田口八重子さん

(行方不明時22歳)の長男、飯塚耕一郎さん(33)と兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(72)と、

長野県軽井沢町の鳩山由紀夫前首相の別荘で面会した。昨年3月に韓国で初めて会って以来の再会。

繁雄さんは会見で「金さんは改めて『(田口さんは)絶対生きている。そのうち帰ってくる』と言ってくれた。

大事な生き証人として今後も(交流を)つなげていきたい」と述べた。

耕一郎さんと繁雄さんによると、面会は午後3時45分から夕食をはさみ約2時間。

白いブラウスと黒のスラックス姿の金元死刑囚は、前回同様に健康そうだったが

「23年ぶりの国外に気持ちが高ぶって前夜は眠れなかった」と話し、少し疲れた様子だったという。

金元死刑囚は「この席に八重子さんがいたらどんなにいいか」と話し、さらに「八重子さんは帰ってくる」と繰り返し、

励ましたという。繁雄さんが持参した田口さんの兄弟らの写真を見て「目が八重子さんにそっくり」と目を真っ赤にする場面もあったという。

繁雄さんは「北朝鮮のやり方を知っている人がそうはっきり発言したことに、改めて強い期待を感じた」と語った。

耕一郎さんは「初めて会った時より大分穏やかな形で話ができた。今後も話をしながら交流を深めたい」と期待を込めた。

また金元死刑囚は北朝鮮との交渉について

「北朝鮮の意思を尊重した上で、プライドを傷つけないよう話をしていかないと解決にはつながらない」などと考えを語ったという。

(引用者注:以下省略)。


◆コメント:拉致問題が解決しないのは我々有権者にも責任がある。

金賢姫元死刑囚(このタイトル、何だか気に入らないので、以下本稿では「金賢姫元工作員」と記す)が20日早朝

来日して、向かった先は、鳩山由紀夫の軽井沢の別荘だという。あまりに広大な敷地で、門から屋内を見ることが

出来ず、報道陣をシャット・アウトするには、ちょうど良いらしい。鳩山由紀夫が初めて役に立った訳である。


そんなことはどうでも良い。

田口八重子さんの消息は無論重要だが、横田めぐみさんが無事なのかどうか、早く話せと言いたい。

無論、金元工作員が死刑判決後特赦を受けたのが20年前で、北朝鮮で最後に横田めぐみさんを見かけてから

あまりにも時間が経っているが、めぐみさんのご両親は、一秒でも早く話を聴きたいだろう。


日本政府は拉致問題を本気で解決する気があるのか、甚だ疑問である。

小泉の時に北朝鮮を訪問して5人が帰ってきて、それはそれで良かったが、あれを以て

はい、北朝鮮(による拉致)問題は、これで一応終わりで良いでしょ?

という態度に見える。

もっとはっきり書くならば、横田めぐみさんのご両親はご高齢なので、このままズルズルと問題を

解決するフリだけをしていれば、やがてご両親は他界するだろう。そうすれば政府にとって「五月蠅い」ことを

云う人がいなくなる。日本政府は、その時を待っているように見えるのは、私だけであろうか?


政府がそうなったのは、我々有権者にも責任がある。

先の参議院選挙で問題となったのは、要するに「消費税率の引き上げ」だけであった。

与党・民主党も、大きく議席を伸ばした自民党も、いきなり予想以上の議席を獲得した「みんなの党」も、

拉致問題解決を政策の重要課題として掲げていなかった。そして我々有権者はそれを問題視しなかった。

昨年、民主党が政権を獲ったとき、マニフェストに北朝鮮による日本人拉致問題の解決に関して、

確かにすこしばかり記述があったが、それで、政権を獲得したわけではない。

拉致問題とは、北朝鮮の拉致工作員が、日本国の主権を侵害して違法に我が国の領土に侵入し、我が国の

国民をさらっていった、というとんでもない話で、国連憲章など出来る前なら、それだけで日本が北朝鮮に

宣戦布告し、戦争になってもおかしくないほどの大問題なのに、あまりにも長い間事態が膠着したままのため、

日本国民は無関心になっている。

だから、どの政党も北朝鮮による日本人拉致問題の解決を政策の筆頭に掲げない。そうさせたのは我々の責任である。

拉致問題に重大な関心を持ち、この解決の為の具体策を提示出来ない政党には、票を投じない、という世論が形成されれば

政治家は動く。今は、何度も書くがその反対の状態で、有権者が無関心だから、政治家も「どうでも良い」と考えている。


横田めぐみさんのご両親の気持ちを想像する能力ぐらい、特に子供を持つ人なら、有るだろう。

横田さんご夫妻は、何十年も、いつ、めぐみさんから連絡があるか分からないからといって、外出もましてや旅行も

控えていたのである。悲惨すぎる。ひとごとだと思って、無関心でいてはいけないのだ。

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