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JIROの独断的日記
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2005年07月20日(水) 公務員の数若しくは給料を減らすべきだ。

◆教師からセールスマンになった奥さんがいる。 

 

 近所に、珍しい転職をした奥さんがいる。

 都立高校で古典の教師を20年ぐらいつとめたが、どうしても「教師」社会のぬるま湯的、保守的なムードに不満で、銀行の営業レディになったという。


 普通、教師とか医者は「他人に頭を下げられる一方」の商売。

 他方、銀行だろうが、証券会社だろうが保険屋だろうが、車のディーラーだろうが、営業、つまりセールスの仕事は、「ひたすら、他人に頭を下げる」仕事である。

 だから、公務員から、民間に転職してもそれが出来なくて挫折する人が多い。

 ところが、この元・高校教師の奥さんは、「今の方が遙かに楽しい」というのである。



 最初の頃はbeginner's luckで、結構預金が取れたりして、楽しいということがあるから、それかと思ったが、そうではないようだ。

 もう何年も続いているのだ。きちんと仕事の勉強をしている。

 人間の適性を見分けるのが如何に難しいかということだ。このご婦人には、今の仕事の方が向いていたのだろう。 が、しかし、それは、本稿の主題ではない。

 公務員と民間企業の社員両方を経験したその奥さんの言葉が興味深いのである。


◆「教師の忙しいのなんて銀行員の20分の1ぐらいですよ。」

 

 と、そのご婦人は仰るのである。もう、普通の教師はこんな厳しい世界があることなど想像もつかないはずだ、と。

 そうだろうな、と思う。

 教師は、何十年も一言一句変らない授業をしている人間が大勢いるのだそうだ(そういう教師ばかりだ、と言っているのではない)。

 セールスマンは、金融商品にしても、車にしても次々に新しい商品が出るのだから、嫌でもそれらについて勉強せざるを得ない。

 地方公務員の多くは17時で帰るのだそうですね?
 19時まで働いたら、「残業」というそうですね? 
 民間で19時は宵の口。「残業」なんて言ったら、気が狂ったかと思われてしまう。


 ◆役所って、民間なら5人で済ませる所に、20人ぐらい配置しているね

 

 今日、私は月一度の通院日だった。国立大学病院である。病院の医療従事者や窓口は今回はおいておく。

 今日の標的は薬局である。最近は院外処方だから、処方薬局に薬を取りに行くが、私が行っている薬局は、大学病院のすぐそばにあり、実質的にはこの病院の下部組織のようなものだ。

 つまり、薬剤師は皆国家公務員だ。

 薬局は、さほど大きいわけではないが、ここに20人以上の薬剤師と、薬剤師ではない、事務の職員がいる。

 薬剤師は言うまでもなく医療従事者であり、医師の処方どおりに薬物を患者に手渡さなければならない。

 薬の種類は何千とある。似たような名前だが、全然目的の違う薬もある。

 薬の種類を間違えて出したり、種類は正しくても、量を間違えたら大変なことになる。

 だから、人数が少なすぎて、それが原因で、十分な注意が払えず、ミスが起きるのは、勿論困る。



 しかしながら、同じことをしている処方薬局でも、民間の薬局は同じ規模の店舗でも10人もいないのが普通である。それでも、間違われたことはない。

 銀行や証券会社だったら、この規模の店舗なら、どんなに多くても10人。 大抵、5人しか人をもらえないだろう。

 どう見ても多すぎる。

 民間と比較する以外に多すぎると断ずる根拠は、大勢患者が待っているのに、何もせず、私語を交わして笑っている奴がいることである。

 繁忙時ですら、遊んでいる職員がいるということは、明らかに人員過多である。

 この調子では、さほど患者がいないときはもっとたるんでいるのだろう。

 そんな奴らの給料は、文字通り、血の滲むような思いで働いている国民が納める税金から支払われている。

 これほど頑張って税金を納めているサラリーマンに対して増税する、と自民党はいっている。

 今の日本は正直者がバカを見る世の中である。 


2004年07月20日(火) 「世論調査:内閣の不支持率44%に 支持率40%を上回る」そりゃ、そうなるでしょう。
2003年07月20日(日) 人間を類型的に判断するべきではない。「素直な良い子」が、必ずしもキレる訳ではない。

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