良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年08月31日(水).......夏休みの宿題
夏休み最後の日。恒例の宿題チェ〜〜〜ック!

ぷみぷみの宿題は・・・

・1学期の復習(国語・算数ドリル)丸付けはおうちで。
・一行日記(上記ドリルの付録)
・チャレンジ大作戦(身の回りのことを自分で行うようチャレンジ。チャレンジ例の表があり、日付と内容を記入。)
・絵日記3枚
・読書。10冊以上を目標に。記録カードに記入。
・自由研究:絵、工作、観察、絵日記、旅行記等々
・ミニトマト観察2枚

ユイマの宿題・・・

・読書3冊以上(読書カードに感想など要点を書く)
・読書感想文
・自由研究(興味あるテーマを選び、6年生にふさわしい研究内容にする。2学期に研究発表会がある)
・漢字の書き取りプリント50問×2枚(丸付けをして提出)
・計算プリント3枚
・水泳(全員25m完泳。夏季プール後半に1回出席してタイムを記録)
・体力作り(ストレッチ、筋肉トレーニング、倒立など)
・エプロン作り(自分用のエプロンの布を選んで買う、自分のサイズに合わせて布を裁つ)

ぷみぷみ。彼女がやるべきことはすべて終了。
しかし、親がやるべきドリルの丸つけしてませんでした。急いで丸つけしたら、間違っているところもあって、なおさせたりして。
一行日記とチャンレンジ大作戦、用紙の最後に、「おうちの人から」の欄発見!急いで記入。
親がサボっていてはいけません。

ユイマ。大物は終わっていると思ったら、なんと!!自由研究は「6年生にふさわしい研究内容にする、2学期に研究発表会があるって書いてある!作品作っただけではだめなんじゃないの〜〜!?
今頃気付くなよ!>ユイマ(ていうか、親?)

気付いたのは夜の7時。ユイマは「あ〜〜〜もう時間無いや。とりあえず風呂入ろう」とお風呂に入ってしまった。その間に、もう一度、宿題リストのプリントを読むと、自由研究のところに「まとめ方は、ノートやレポート・作品提出・その他、方法は自由」と書かれている。まとめ方は自由なんだから、作品としてまとめたってことにして、あれを提出すれば立派な自由研究になるのでは?!と親はこじつけ解釈に走る。
が、お風呂で頭を冷やした(温めた?)ユイマは出てきて、僕、セミのことがもう少し知りたいな〜と言い出した。さらに、自由研究の提出日は2日だよ、きっと。だから大丈夫だよ、なんて呑気なことまで!

しかし、本人がそう言うのだから、私も気を取り直して、まずは手近なネットでセミにいくつか参考になりそうなサイトを開いてみる。主にユイマはセミの一生について興味があるらしく検索し、サイトを読み進むうちに素数ゼミの話題に行き当たって、いきなり数学話に発展。待ってましたとばかり、norip登場である。当然素数ゼミのことを知っているnoripは、このときを待っていたのか?しばらく二人で素数話。13と17の最小公倍数はいくつ?とか、、こういう関係を互いに素であると言うんだ、とか、そんなことを話している。

しかし時間切れ。夜に弱いユイマは明日の朝早く起きてお父さんと一緒にレポートに手をつけるということで就寝。本を3冊読んで記録するというのも、3冊目を読んだはいいけれど、記録の方がまだ。これも明日早朝やるのか。。。

毎年毎年思うこと。こーんなに長い夏休みがあったのに、やっぱり終わらない。今年もか。
がっくり。




■…2005年08月21日(日).......お姉ちゃんとは
もうハタチなんだから、今更子育てでもないだろう、ということで、今まで書かないできたけれど、実はジュンコがずっと低空飛行中である。結局、夏季講習には全く行かず、夏休みに入ってからずっと家にいて寝てばかり。一ヶ月以上、全く絵筆を取らない生活を送っていた。

どうしたものか、と親(主に私)は気をもむのだが、本人が描きたくない、(予備校に)行きたくない、というのだから仕方がない。
様子を見守ることにしていた。が、1ヶ月もこの状態が続くと、さすがに本人にとっても良くないように思えてきた。そこで(かどうかは分からぬが)主にnoripとジュンコとの間でいろいろと話し合いがもたれた様子。昨年末だったか、noripは、「どんな絵でも良いから、私に一枚絵を描いてくれ」とジュンコに発注していた。その約束は果たされず今日まで来ていたのをしつこく覚えているnorip。
細かいところは知らないが、とにかくその絵を家で描く、ということになったらしい。

話が決まってから数日後、やっとキャンバス作りに着手。ガンガンガン!と金槌の音が響く。
エスキースに水彩絵の具の色がついたのが昨日。
そして今日、久しぶりに油絵の具を溶いてジュンコが絵を描き始めた。

ジュンコが油絵を描くところなど、下の子供たちはあんまり見たことが無い。冷房が効く下のリビングをジュンコに開放したおかげで、子供たちも間近で絵を描くジュンコを見られるのだった。
珍しくきりりとした顔のジュンコ(いや、ホントに。顔つきというか、目つきがちょっと違っていた。私から見ても)に、下の子供たちはみな一様に羨望と尊敬のまなざしを向ける。もちろん、イーゼルも、キャンバスも、油絵の具や筆やナイフもみな物珍しく好奇心たっぷりで見つめる。
厚紙の上に絵の具をのせてナイフを使って油で溶く様を見て、ユイマが「紙の上でやるの?ナイフを使うんだ〜」なんて言っている。(紙の上でやっているのはたまたまらしいが)ノイノイとぷみぷみは、自分たちも紙を取り出してテーブルで絵を描き始めた。見るとぷみぷみは、キャンバスに向かうジュンコの姿をスケッチしているではないか!

やっぱり下の子にとって、自分たちができないことを厳しい顔してやっているお姉ちゃんはスターなんだなぁ。

夕食前まで作業は続いた。そして、下絵の段階の絵がイーゼルの上に。

タイトルは「羊飼いの絵」らしいんだが、しかし。

頼むから、ユイマよ、直接ジュンコに聞くのは失礼だと思う気持ちはよーく分かるが、だからと言って、お母さんに「ねぇ、これ何が描いてあるの?何の絵なの?なんで羊飼いなの?どこが羊飼いなの?」としつこく聞くのはやめてくれ。

私だってまだわからないのだから!!(^_^;。




■…2005年08月18日(木).......夏休みの作品@ユイマ
私の今年の夏休みはとても短く、12日金曜日から15日月曜までの4日間のみだった。最終日の15日、午前中、子供3人を連れて近所のS公園へお散歩。前の晩からノイノイにうるさく「ワスレチック行こうね」と言われていたので。(ワスレチックというのは、正しくはアスレチックのこと)

アスレチックでひとしきり遊ぶ子供たち。父は付き添い。母は日傘を差してベンチに座って見物。頭の上では蝉時雨がすごい。地面に目を落とすとそこかしこに半径2センチほどの穴がたくさん。あれは蝉の幼虫が出てきた穴だよ、とユイマ。見ると、そこら中の木の幹や葉っぱの裏側に、はりついている、蝉の抜け殻。

確かノイノイが最初だった。蝉の抜け殻を一つ取ってきて、私の座っているベンチ前のテーブルにおいていく。



すると、他の子もすぐにまねをして競うように抜け殻を取ってきてはテーブルにのせていく。ついに、お父さんまで蝉の抜け殻取りに参入。手が届くところ大方見つけてしまったので、今度は木の枝を取ってきて高いところにひっついている抜け殻を取り始めた。これは主にユイマとお父さん。

30,40,と増えていく。数を数えるのはぷみぷみとノイノイ。キリがないから50個取ったら帰ろうね、と言うことにして、集めた。ほれ、こんなに。




これだけあったら、何か作品ができるかも!芸大の研ちゃんみたいに!(注:テレビ東京の「誰でもピカソ」でチャンピオンを取った現役芸大生。虫を使った作品を多数制作)と言い出して、ユイマは大事に蝉の抜け殻を持ち帰った。

夕方になって涼しくなったところで、吉祥寺のユザワヤまで行き、ジュンコのアドバイスに従って紙を購入。作品の台紙にするのだ。
翌日の16日。今度は新宿世界堂に行って木の幹や葉っぱにする紙を買ってきたそうだ。そして制作開始。50個取った抜け殻を全部使ったけれど、まだちょっと足りない。
ということで、今日もう一度S公園に行って、抜け殻採取。そして、ついに、完成。




構図はジュンコと相談したの?と聞くと、ユイマが一人で考えたそうだ。蝉の穴も表現されている。
より安全な場所を求めて上へ上へと登っていく蝉の幼虫たち、そして1週間という短い命しか持たない蝉たちへのオマージュのようだ〜

予想外にすばらしい夏休みの自由研究(自由作品)ができあがった!!(親ばか)




■…2005年08月14日(日).......算数は難しい2
相変わらずぷみぷみの算数苦戦は続いている。昨年のここにも書いたように、やはり算数は難しい。

6月のZ会の課題(諸般の事情により、2ヶ月遅れ)は、100より大きい数と、ものの長さである。しかし、学校でその単元はまだ習っていなかったこともあって、何度やってもわからない。

たとえばこんな問題。

340は 10を (   )こ あつめた 数です。

はがきが 150まい あります。そのうちの 70まいを つかいました。はがきは 何まい のこっているでしょう。
※10まいずつの たばで 考えましょう。

10が10個で100になる、というのは、分かるらしいが、じゃぁ100は10がいくつ集まった数か?と逆を聞くととたんにわからなくなる。
10が××個で×××、という問題を練習してから、×××は10がいくつ、という問題に移っているのに、わからないのだ。

困ってnoripに助けを求めると、彼がまずぷみぷみに尋ねたのは、

300は10がいくつ?
ぷみぷみ、うーんうーん。30個?

じゃ、310は?
4個?・・・え?わかんない〜〜

そして、
290は?
うーんうーん。

あ、こいつはまだ290とか310っていう数がどんな数かが分かってないね、と結論を出し、

では、質問を変えて、ぷみぷみちゃん、300円と340円とあったら、どっちが欲しい??

するとぷみぷみ、すかさず、「340円!」と答える。

数字に「円」がつくととたんに計算できるようになるヤツがいるんだよね、とnorip苦笑い。

彼女は、300の中には100がいくつあるか10がいくつある、とか、150枚のはがきを10枚ずつの束で考える、なんていう事には、要するに、全然、全く、ほんの少しも、興味が無いのだ。

どうしたもんかの〜〜と夜、大人だけになったときに私が話すと、norip、ジュンコ、私で算数理科話に発展。

ジュンコ曰く。
鶴亀算っていうのがあるけど、あれやるとね、鶴の足と亀の足に気が行っちゃ って全然ダメなの。足切るのかな、切った後どうするのかな、なんて。
あとは、塩水ね。あれは許せなかった。なんで塩水で砂糖水じゃだめなんだよ。

noripそれを受けて
塩は限界あるけど、砂糖はいくらでも溶けるんだよ、どろどろになるんだけどそれでも透明だからね、溶けていると言わざるを得ない。
塩水なんていうけど、(算数の問題上では)あれは、塩と水なんだよ。必ずしも溶けていなくてもいい。

さらにジュンコ。
月に体重計を持って行くと、重さが変わっているように見えるけど質量は変わっていないって話があるじゃない?
なんで、わざわざ体重計を月に持って行くのよ。どうやって月に行くんだろうとか、月に行って足跡つけるとか、あと音楽もなる。ウィンナワルツ。もうそういうので楽しくなっちゃって質量どこじゃない。
重力が変わっても質量は変わらないってことを教えたいんなら、最初からそう言ってくれ!月に行くなんて言わないでくれ!!

あまりの妄想ぶりに、私だったら、と話に参加。
へ〜〜私は、素直だから、先生の言うとおりに、月に体重計がほわ〜〜と飛んでいって着陸。でアタシがその上に乗ると42キロの体重のはずなのに、目盛りが7のところを指している〜みたいな絵が浮かぶよ。で、ああ、重力が6分の1だから体重が7キロになってるんだなぁと思う。(今現在の体重は6で割り切れないのでサバ読んでみました。42キロは8年くらい前の体重です。今は・・・ナイショ)

するとnoripは、
俺、何もそういう絵は浮かばない。月も体重計も何もいらない。

私もジュンコも、え〜〜っ?!じゃ、何があるの?!と聞くと、

質量っていう概念があるだけ。と答える。

信じられませんが、三者三様、ずいぶん違いがあるものです。

翻ってぷみぷみならどんな反応になるんだろうか。

月はともかく、算数、なんとかならないだろうか。

「大きくなったら、お母さんみたいにならないの、私。」と言っているぷみぷみ。「仕事はしないでね、おうちにいるの。子供はかわいい女の子が二人いてね、お母さんみたいに怒ったり絶対しないの。」なんてね。

お母さんになると、子供に勉強教えられるようにならないとダメじゃない?と言って何とか算数に気持ちを向けさせようとするのだが、まだそれほど強いモチベーションにはならないみたいだ。
一体どうやったら興味が沸くのだろう。やっぱり四則演算くらいはできないと、まずいよなぁ。。。でももう大きくなればできるように(わかるように)なるんだろうか。。。。



■…2005年08月09日(火).......ユイマに買った本
ユイマに、もう6年生なんだし、夏休みに少し戦争に関する本を読んでみたら、と勧めると、僕もそう思ってた、でも何を読めばいいか分からないからお母さん買ってきて、という。

そう言われると案外難しいものだ。小学校6年生にふさわしい本で、戦争のことを勉強できる本・・・

迷ったあげく、私が買ってやった本は

■ふたりのイーダ 松谷みよ子 作

■太陽の子 灰谷健次郎 作

の2冊。

日をおいて、お父さんがジュンク堂@池袋に行って買ってきた本。
すべて岩波ジュニア新書で

■日本恐竜探検隊
  真鍋真・小林快次 編著

■カラー版 天文学入門 −−星・銀河とわたしたち
  嶺岸慎・有本淳一 編著

■アインシュタイン16歳の夢
  戸田盛和 著

■アインシュタインが考えたこと
  佐藤文隆 著

■新版 1945年8月6日 −− ヒロシマは語りつづける −−
  伊東壮 著

■ひめゆりの沖縄戦 −− 一少女は嵐のなかを生きた −−
  伊波園子 著

■東京が燃えた日 −− 戦争と中学生 −−
  早乙女勝元 著

今日の昼間、noripは「東京が燃えた日」の第一章を読んでやったのだそうだ。そのあと、上記すべての本のカバーに、タイトルを書かせたそうだ。(書いて、とnoripがユイマに頼み、ユイマは機嫌良く筆ペンなど使って書いたとのこと)
今日帰宅すると、確かに、ジュンク堂のカバーにユイマの字ですべてタイトルが書かれていたので、ちょっと気になっていたのだが、そういうことだったのね。
なかなか上手に本に近づかせている。
norip曰く「読め、とは言わない。でも、読んだら大したもんだからね。たぶんこれ全部中高生向けだろうから。」期待せずに読み始めるのを待つ構えだ。でも、ユイマは今日から「アインシュタイン16歳の夢」を選んで読み始めたようだ。


それにしても。
私が買ってやった本はやっぱり「物語」なんだよなぁ。ユイマは物語を欲しない子供だから結局全然読んでもらえないかもしれない。
それこそ、寝る前に読み聞かせでもしてやるしかないか・・・?




■…2005年08月08日(月).......抜歯
ぷみぷみはあごが小さく、永久歯がなかなか生えてこない。生えても全然違うところに出てきてしまう可能性大。そこで、前歯が生え始めたところで、乳歯を何本か抜歯する(大人の歯が生えるスペースを作ってやるため)ことになっていた。

夏休みに入ってお父さんがいるときに2回、時間を取って抜歯する。今日はその一回目。

まずはぐらぐらし始めていた上の犬歯。そして、全然ぐらぐらしていない(しないとおかしい)下の前歯の隣の歯。

これが抜いた歯の写真です。
ぐらぐらしていない歯は、根が全然溶けていなくてこんなに長い!先生もびっくりするほど。歯の形をしたケースに大事に入れて持って帰ってきたので、記念に写真を撮ってみた。




ぷみぷみは、歯を抜くときも抜いた後も元気で、痛みもなく、元気そのものだった。聞くと、下の歯(根の長い方)を抜くときはちょっと痛かったけど、たいしたことでは無かったそうな。
丈夫な娘だ。




■…2005年08月06日(土).......梅仕事
今年も梅干しをつけた。前回同様、土用よりもだいぶ遅いタイミングで今日から3日3晩干すのである。早速見物に来たノイノイが、前回写真を撮ったことを覚えていて、また写真撮る〜〜!と言って聞かないので、記念撮影。




なんだか、どこかの田舎の昭和初期の風景みたい。

ノイノイが?それとも梅が?・・・・(笑)




■…2005年08月04日(木).......任務完了!
こことかここで話題になったユイマのアルバイト。カレンダーにその日働いた内容を書き(ゴミ、とか 風呂掃除、とか)、月末に計算してお給料として渡す。これが、かれこれ半年以上もちゃんと続いている。意外と几帳面なユイマ君。えらいぞ。ちなみに先月は1315円。生協の荷物取りもしてくれるようになって、収入がコンスタントに1000円を超えるようになったのだった。

なので、ついユイマにものを頼みたくなる私である。というのも忘れ物大王の母は忘れ物女王だから・・・・

今朝、ノイノイの保育園グッズのうち、プール後の着替えパンツを忘れてしまった。
先日も忘れて(Tシャツとズボンと水着は一生懸命そろえるのだが、ついパンツを忘れてしまう←言い訳)ノイノイに、「上に着るものしかなかったよ!パンツがなくて保育園の借りたんだよ!(怒)」と叱られたところだったので、今日忘れると先生にもノイノイにも合わせる顔がない。

しかし取りに戻る時間もない。

そこで、家にいるユイマ君に「お願いだから、ノイノイのパンツを保育園に届けて!冷蔵庫の横にある戸棚の一番上の引き出しに入っているから!悪いけどお願い!!」とSOSコールすると、
「え〜〜、やだよ〜〜、わからないよ、ボク〜〜〜わかんないよ〜〜〜」と、とにかくいやそうに「わからない」を連発するので、
「なんでわからないの!?だから説明してるじゃない。一番上の引き出しの手前に入ってるの!!だから持って行ってよ!」と、つい怒りモードに。
考えもせずにすぐ「わからない」と言う(言われる)のは大嫌いなんだもん。で、自分のミスはすっかり棚の上状態。

それでもユイマがぐちぐち言うので、「要するに、わからない=やりたくないってことね、じゃぁいいわよ!!もう頼まないから!!」と言い捨てていったんは電話を切るも、会社に到着してから、やっぱり諦めきれずに再度電話すると、相変わらず「なんでボクが持って行かなくちゃいけないの?どこに持っていけばいいのかわからないよ〜」とぶーたれる(失礼!)ので、「ユイマは保育園出身だからよくわかっているでしょう?だからお願いしてるのよ!!とにかく行って、ノイノイのクラスの先生に渡せばいいの!!」(ノイノイ担任はユイマの担任でもあったわけだし)とまた怒りモードになってしまった。

でもやはりあまり反応が良くないので、今度こそあきらめることにした。「わかった。じゃぁいいよ。忘れた私が悪いんだし」と。

その後、会社では来客があったり、打合せがあったりして、席をはずしていたが、昼前席に戻ると、携帯に着信履歴が11も!
見ると全部自宅からになっている。
早速かけてみると、ユイマが出て「ああ、任務完了しました!」と言うではないか!
絶対行ってくれないと思っていたので、おどろいた。
「行ってくれたの〜〜〜ありがと〜〜〜!!」と大げさに(?)お礼を言うと、あんなに嫌がっていたのがウソのように「うん!すぐにわかったよ!」とはきはきと答える。わかんない〜〜〜やだよ〜〜〜と言っていた人物とはまるで別人のような声なものだから、あんなに怒って悪かったと思うと同時に、なんだよ、じゃぁあんなにわからないって言うなよ、とも思う。
でも、ありがとう。ありがとう。
本当は、私が忘れ物をしないようにすることが一番大事なのよね。ごめんよ、ユイマ君。

さて、まだユイマには言ってないけれど、忘れ物届けの報酬はいくらにしようかな。


追記

保育園にノイノイを迎えに行くと、主任のM先生から「今日、お兄ちゃんがノイノイちゃんのパンツを届けてくれたわよ!ほんとに礼儀正しくてしっかりしてて、えらかったわ〜〜」とお褒めに言葉をいただいた。いや〜〜忘れた私が一番いけないんですよね、と言うと「そんなことないのよ、おかあさん!たまには、そうやって手伝ってもらった方がいいの!やらせた方がいいのよ!」
え?ホント?じゃ私、安心して忘れ物してもいいのね??
ウソウソ(笑)
忘れ物はともかく。
ベテランの先生がおっしゃることだから、今日のことは*たまには*良かったのだと思うことにしよう。



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ぱるた