白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2015年02月02日(月) コタツ騒動。

土曜日は家族で夫の実家に行ってきた。お正月は娘の胃腸炎で年始の挨拶にも行っていなかったので義母に会うのは久しぶり。元気そうな顔を見ることが出来てホッっとした。

昼食後、居間のコタツで寛いでいたら、突然コタツの「温かくなる部分」が足の上に落ちてきた。娘も夫も大騒ぎ。「ああ、ごめんね。すぐ治るわ」と義母。取り付けているネジでも緩んだのかな……と裏返しにしてみてビックリ!

なんとコタツの「温かくなる部分」は完全にはずれていて、しかも針金1本でブランコのように固定されていた。「これはもう駄目だ。今から新しいのを買いにこう」と言う夫に対して「大丈夫よ。年金貰ったら買いに行くから」と義母。もちろん買いに行く気なんて無さそうな感じ。と言うのも、聞けばコタツが壊れたのはずっと前だったらしい。今までよく火事にならなかったものだ。

義母からすると「勿体無い」と言う気持ちと「思い出のあるコタツだから手放したくない」と言う気持ちがあったのだと思うけれど、今回ばかりは見過ごす訳にはいかなかった。しかし義母は「梃子でも動かないぞ」と言う構えで説得に時間が掛かってしまった。「お金は俺が出すから頼むから新しいのを買おう」と言う夫の言葉にも首を縦にふらなかった義母が折れたのは「万が一、火事になったらご近所に迷惑がかかる」というところだった。

コタツを買いに行くのもすったもんだ。

「近くの電気屋さんで買う」と言う義母に対して「騙されたと思ってジョーシン電気に行ってくれ」と夫。どうにか説得してジョーシン電気に連れ行ったところ「まぁ! コタツってこんなに安いの? こんな事なら、もっと早く買っておけば良かったわ」と義母。無事にコタツを買うことが出来た。義母の希望で天板だけは古い物を使い、新しいコタツの天板は処分することに。取り敢えず失火の危機は免れた。

このコタツの件で「一人暮らしのお年寄りの家の火事」が以外と多い理由が分かる気がした。物を大切にするのは日本人の美徳だけど、電化製品ばかりは「長く使えば良い」って物ではない。

それにしても「義母も年をとったんだなぁ」って事を再認識した。結婚した頃はまだまだシッカリしていた気がするけれど、最近「あれっ?」と思う事が増えている。これから、夫の実家に行くときは色々なところをチェックしようと思う。

当たり前だけど誰だって年を取る。年を取ると「今までどおり」ではいかなくなってくる。その分、若い人間が気をつけてサポートしなくちゃいけないなぁ………って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
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2002年02月02日(土) 銀河を駆け抜けた旅人達に……

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