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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
坂の上の雲でお茶を濁す

今日は外出していたため、海外情報をまとめている時間がとれないので、申し訳ないのですが「坂の上の雲」ねたでお茶を濁させてくださいませ(お茶を濁すといっても情報はほんものですから)。

去年放送の坂の上の雲メイキング番組で海外ロケの話を聞いて以来、本日放映分の冒頭のイギリスのシーンを私はずっと楽しみにしていたのでした。
ポーツマスで真之と広瀬が朝日を見学するシーン、朝日はCG(艦上のシーンはじつは三笠だそうですが)ですが、海はホンモノだそうです。
つまり背景となる風景だけは本当にポーツマスで撮ったということ。

沖にある薄っぺたい島は本当にワイト島ですし、港を出て行く時に左手に確かにRound Towerが写ってました。
Round Towerが左舷ということは、Old Portsmouthで撮ったということなのか?
背景の赤レンガの建物は何だったのでしょう?
それをつきとめたくて、さっきから検索しているのですが、わかりません。
が、その過程で、1762年のポーツマスの地図なるものを発見してしまいました。

Old Portsmouth
http://www.oldportsmouth.info/index.php?option=com_content&task=view&id=34&Itemid=32

Round Towerというのは、このHPの本文の最初の写真(地図の左上にある写真)の右半分にある丸い石の塔のことです。
今日の坂の上の雲の録画と見比べてみてください。

この写真でわかる通り、現在のポーツマスにはスピンネーカータワーというこの写真中央の奇抜なタワーがたっているのですが、見事に本日放映のドラマの映像にはうつっていません。
角度を工夫したのか、CG処理で消してしまったのか?
あの赤レンガの建物が何かわかった方がありましたら、教えてくださいませ。やっぱり気になる。

ところで、下記サイト
坂の上の雲マニアックスhttp://www.sakanouenokumo.jp/drama/
の「ロケ地」情報によると、旅順港はなんと、マルタ島でロケしているとあります。

マルタ島ってやっぱりグランドハーバー?
いや確かに現代にあっても昔の港の面影が残っているという点ではグランドハーバーはその通りですし、港口が狭いという点は共通しているのですが(第二次大戦中に確かイタリア軍が港口を塞ごうとした筈)、あちらは地中海だし、海や陸の雰囲気がかなり違うので、グランドハーバーをいったいどのように加工して旅順に見せるのか?興味津々です(あぁ全く観点がドラマの本筋からずれてますね)。
今回放送の第二部のクライマックスは旅順の筈ですから、ちかぢかこの映像が見られるでは?と思いますが、


2010年12月05日(日)