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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
津波から1ヶ月

インド洋大津波から1ヶ月がたちました。
死者・行方不明者の数は29万とも言われています。
小説でよく「こんなこと、神様はお許しにならない」という表現を耳にしますが、亡くなった方の数を思うとき、人間の力およばぬ自然災害とは言え、こんなことあってはならない…と。
でもそれを何処にぶつける先もないのですが。

それでも、災害直後に心配されていた災害後の伝染病などが、各国の緊急支援などにより事前にくい止められたことは、今後に希望のもてるニュースでした。
おそらく20年前だったら、このような迅速な国際社会の協力はできなかったでしょう。

TVなどメディアの発達で、今度こそ世界中の人が津波の恐ろしさを知ったでしょうし、今度は潮が引いたら皆が一散に逃げるでしょう。
この大災害がもたらしたものが、少しでも良い結果に向かうきっかけとなれば良いのですが。
それでも、今後の被災地の復興、防災対策などを考えると、遠く離れた国に住む者でも気が遠くなりそうです。

復興資金が必要になるのは、むしろこれからなのでしょう。
今回、私がひそかに感心したのは、やはり欧米諸国って奉仕の伝統があるんですね、ということ。
アメリカでは政府拠出金をうわまわる民間からの寄付が集まったとか。
一般の人の実行力と反応が積極的。
こういうところが日本はまだまだだなぁと思います。

赤十字の募金は1月末までだそうです。
海に係わるHPを管理しながら、これを座視するのは心苦しく、別に特定機関の回し者というわけではないのですが、このHPからも、募金への協力などお願いする次第です。
さあ、お近くのコンビニの募金箱へGO!


2005年01月26日(水)