HOME ≪ 前日へ 航海日誌一覧 最新の日誌 翌日へ ≫

Ship


Sail ho!
Tohko HAYAMA
ご連絡は下記へ
郵便船

  



Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
夢物語と現実的な映画の話

今週末はゴールデン・グローブ賞の発表、日本時間では17日(月)の午前中になります。
去年は作品賞にも主演男優賞にもM&Cがノミネートされていたので、そわそわしていましたが、今年は他人事。
もっとも個人的にはクライブ・オーウェンが助演男優賞ノミネートなのでちょっと…ではあるんですけど。
アカデミー賞前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞ですが、下馬評では「サイドウェイズ」有利と言われてます。さてどうなりますことやら。

そうそう、夏頃に密かにお奨めしていた「キング・アーサー」ディクターズカット版DVDは、来週金曜1月21日の発売です。
劇場公開版と値段は同じなので、ぜひ是非ディレクターズ・カット版の方をご購入くださいませませ。
上の段落との関連は主演がクライブ・オーウェンってことでつながっているのですが、もちろん海洋小説ファンの皆様には、準主役のランスロットが、ホーンブロワーを演じたヨアン・グリフィス…ということでプッシュしたいと思います。

映画カレンダーを見ていると、1月の上映作品入れ替えは18日と19日の間、つまり19日(水)封切りという映画が多いのですね。
日本はこれまで土曜日初日だったのに、今年からアメリカ並みに水曜日になるのでしょうか?
これって勤め人にはちょっと不便なんですけど。初日の初回に行けないじゃありませんか。
アメリカの知人が、一昨年「ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還」のために公開初日に休暇を申請したと聞いて、つくづく、休みをとらなくってすむ日本はありがたい…と感謝していたというのに。

私はたぶん、当分は休みをとるほどの映画はないと思いますが、もし「M&C2」なんていう話があったら(今のところはありません)、それこそ1日ではなくって3日休んでアメリカかオーストラリアに見に行っちゃうだろうし。

私のネットでの情報収集先の一つにラッセル・クロウのファンサイトがありますが、ここではもうラッセル最新作初日までのカウントダウンが始まっています。といってもまだ150日近くあるらしいですが。今度は大恐慌時代のボクサーを演じるようです。
この最新作「シンデレラ・マン」の日本公開は、来年2006年…という噂です。

アメリカの今年の公開作(日本は来年2006年)で楽しみなのは、やはり「ナルニア国物語:ライオンと魔女」でしょうか?
このイギリスの古典ファンタジーは、以前に一度英国BBCテレビでドラマ化されていますが、いかんせん予算の制約があり苦しい映像になっており、現代の最先端の映像技術を駆使して映画化される今回、ファンタジー映像がどうなるのか楽しみなところです。
でも…ディズニー映画なので、原作の渋さが消えて娯楽色が強くなる可能性も…ちょっと不安。

実は先日、ファンタジー好きな方とちょっとブラックな予想をして…、
ナルニアの映画が公開されたら、もちろん、当然、東京ディズニーランドは、映画とのタイアップ企画を打ち上げると思うんですよね?
それって…つまり、「アスランの着ぐるみがディズニーランドで踊っちゃう」…ってこと?
アスランは獅子の姿をとって降臨するナルニアの絶対神ですが…、ライオンの着ぐるみはいやだよ。

でも、もしこの映画が成功したら、続編が作られるかもしれない。そしたら3巻目の「朝びらき丸東の海へ」も映画化されるかもしれない。
もし映画会社が「朝びらき丸」の復元船を建造して、それが東京ディズニーシーに来てくれたら、私、泣く泣く着ぐるみのアスランは許す…けれども。
もちろん、こんな夢物語、ここに書きながらも私自身は全く期待しておりません。
サンディエゴのサプライズ号が大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンに来るのと、どっちが可能性高いのでしょう?

冗談はともかく、夢物語ではない一番現実的な映画の話は、ポール・ベタニーの最新作がまもなく日本公開になるということ。
「ウィンブルドン」の公開は2月と言われていますが、20日発売の映画雑誌にはそろそろ予告が載るかしら?などとちょっと楽しみにしています。


2005年01月14日(金)