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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
ロンドン・プレミア

11月17日(月)のロンドン・オデオン劇場にて、「M&C」のロンドン・プレミアが行われました。
この様子について、BBCニュースをもとに詳しくお伝えします。

当日は朝から雨風の強いあいにくの荒天となりましたが、劇場前に集まったファンの熱気を抑えることは出来ませんでした。
この荒天について副長役のジェームズ・ダーシーは「撮影時の苦労を思い出す」とコメント。嵐のシーンを撮影していた11日の間、キャストは文字通りずぶぬれになっていた。衣装は完全防水とは言い難かったので、朝の9時に大波をかぶると、その後は一日中、濡れ鼠状態ですごさなければならなかったんだ」

オデオン劇場の前には艦載砲のレプリカが設置され、礼砲を撃って会場を盛り上げた。また会場への入り口は通常の深紅の絨毯の代わりに海の青の絨毯が敷き詰められていた。

プレミアには、海軍中将であるチャールズ皇太子も出席された。
ラッセル・クロウを始めとするキャストは、上映前にレセプションの間で皇太子を迎え、クロウは皇太子に出席していた20人前後のキャストを紹介した。
その後、皇太子は少年候補生役だったマックス・パーキスから、贈呈用のパンフレットを贈られた。

以下は、このプレミアに出席したファンのサイトへの投稿から補足です。
レセプションの間では皇太子を迎える前にリハーサルが行われたが、たちまちにクロウは「艦長モード」に入り、両手を背で組むと、乗組員たちを査閲しながら、励ましているようだった。
後日ロンドンの新聞社が主催した公開インタビューで、クロウはこの時、ひさしぶりに会った乗組員役の俳優たちが「アイ、キャプテン」と答えたと語ったが、この時傍らにいたポール・ベタニーはすかさず、「それはただ単に彼らが貴方の名前を思い出せなかっただけだよ、メート!」とまぜっかえした。

皇太子が到着すると、クロウは(グラディエーター)でマキシマスがグラックス議員に対した時のように頭を下げ、ほんの少し言葉をかわした後に、クロウは各キャストを交代しに紹介したが、皇太子から少し離れ手を背中で組んだまま先導する姿は完全に軍人モードで艦長そのものだった。


ロンドン・プレミアの写真を見ると、クロウ以下出演者は全員ディナージャケット着用(ボンデンやキリックや水兵役の俳優さんたちも勿論)ですので、これはなかなか見物だったのではと思います。

ロンドンプレミアの写真はこちら。なんと公開にあわせてエンデバー号がテムズ川を航海しています。ロンドン・ブリッジが開いて帆船か通過する…などという光景が、まさかカラー写真で見られるとは思わず(むかしの白黒写真なら見たことあるんですけど)、感激に涙してしまいました。

このロンドン・プレミアには、リドリー・スコット監督や、俳優のティモシー・ダルトン、紅はこべを演じたリチャード・E・グラントや、「ホーンブロワー」のペリュー提督役ロバート・リンゼイなども姿を見せていたようです。

ロンドンプレミアの写真はこちら。なんと公開にあわせてエンデバー号がテムズ川を航海しています。ロンドン・ブリッジが開いて帆船か通過する…などという光景が、まさかカラー写真で見られるとは思わず(むかしの白黒写真なら見たことあるんですけど)、感激に涙してしまいました。


2003年11月17日(月)