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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
昨日の訂正

昨日の日記について、タイの国王の記述に間違いがありましたので、訂正しました。
「王様と私」もしくは最近の映画では「アンナと王様」の王様は、モンクット王(ラーマ4世)で、チェラロンコーン王(ラーマ5世)の父に当たります。

「アンナと王様」は、とても興味はあったんですが、本国タイで「事実と違う!」という批判の声が上がっていたことと、王様がチョウ・ユンファだったことから、結局まだ見ていません。
いえ、チョウ・ユンファ素敵なんですけど(「男たちの挽歌」にはシビレました)、やっぱり同じアジア人としては、中国人がタイ人を演じるってことに抵抗があって。
まぁセリフは英語だし、外見的には全く問題ないんでしょうけど(私だってヨーロッパ旅行中にタイ人に間違えられたことがある)、…でもやっぱりね。
それと同じことを、やっぱりアフリカの人は、モロッコで撮影したスーダンに感じるのではないかと思うわけです。

もちろん治安上の問題から、スーダンでは今、現地ロケなどとても出来ないのですが。
いきおいモロッコ・ロケ作品が多くなるわけです。「ヒダルゴ」ではサウジアラビアになる筈だし、「ブラック・ホーク・ダウン」では港町サレがソマリアになったし。
「サハラに舞う羽根」の最終シーンの「兵士は結局、戦友のために戦う」という言葉は、ひとつの結論ではあるのだけれど、それは1993年の米軍ソマリア介入を描いた「ブラック・ホーク・ダウン」でも全く同じことが言える…と考えると、やはり悩みは深いのでした。

何やらすっかり、ジャックとスティーブンから離れてしまい申し訳ありません。次回更新ではまた本筋に戻ります。


2003年09月29日(月)