雲間の朝日に想うこと


< 手を離せますか >


歩みには。

実数解を有する事と、
虚数解しか持ち得ぬ要素が、
在って。


客観視可能な指標は。

其の内の、
具現化出来る一部にしか、
過ぎない。




眼前に顕在化せぬ、
要素は。



飽く迄。

受容する想いを前提とした、
極めて、
希薄な存在なのだ。







其れ故に。





芯が削られ逝く、
日々に。


何時か、
検出可能な閾値を下回る、
其の刻限が。

来るのは必然だ。
















既に灯りの消えた、
虹色の橋を。

遠目に眺めながら。



 「最後のバルサン。」

 「晩餐でしょ。」
 「其れに飯の時間じゃ無いし。」



あの子は。

あの子なりの言の葉で、
自身の限界を、
訴えた。

















 「小坊主は私に何をくれた?」

 「御免。」

 「御免。」

 「謝るのは俺の方だろ。」


一瞬零した、
あの子の弱音と。

強い、
強い、
直後の想い。








ほら。


何も応えて居ないのは、
俺で。

何も応えなかったのは、
俺だ。





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References
 Jul.16 2013, 「振り返る時が終焉でしょうか」
 Jul.23 2013, 「風穴を拵える必要が在るでしょうか」
 Jul.02 2013, 「生殺与奪と言う事でしょうか」







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2013年10月06日(日)


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History
2012年10月06日(土) 想いの後始末だと言うべきでしょうか
2011年10月06日(木) 問われて居ると気付けますか
2005年10月06日(木) 少しは理解に近付きませんか
2004年10月06日(水) 日捲りを始めて居るのでしょうか
2002年10月06日(日) 俺の魅力は何処にありますか





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