雲間の朝日に想うこと


< 何時か意図が見えるでしょうか >


冬の長い暗闇を、
煌びやかな夜空に換る、
野外劇が。

希望溢れる聖夜を待ち切れずに、
灯される刻。



丁度、
其の一瞬。

互いが、
通りを一つだけ挟んだ僅かな距離に、
在る事は。


きっと、
稀有だから。






時に、
其の偶然は。

想いを、
過剰に増幅して了うのだけれど。














一方で。

其の、
圧倒的な光量は。



隣や、
其の隣に棲まう、
僅かな闇も。

巧みに、
隠して居るのかも知れない。























数行の、
想いの応酬の後に。





 「近いんだから。」
 「仕事終わったら来れば良いじゃん。」

 「忘年会なんですよね。」

 「其の時間には帰っちゃうよ。」

 「小坊主さんがいくら優しくても。」
 「待っててくれないですよね?」



隧道の向こうは。

自身の都合と、
猶予の想いを放ち。



















 「待ってても。」
 「どうせ彼氏が一緒なんだろ?」

 「良くご存じで・・・」


其の、
仮初めな想いの在処を。

俺は、
軽く詰った。





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References
 Nov.23 2009, 「何故傍に居るのですか」







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2009年12月09日(水)


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History
2007年12月09日(日) 間接路を如何に扱いますか
2004年12月09日(木) 狂気の証拠でしょうか
2003年12月09日(火) 嫌いになれと言っているのですか
2002年12月09日(月) まだ隣にいませんか





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