雲間の朝日に想うこと


< 狂気の証拠でしょうか >


愛しい、
其の存在を。

時として、
自身の目の前に固化したいと、
願うから。


狂気の想いが、
眼前に、
出現するのだろうか。







其処で、
其の命を断ったとしても。




其の対象を、
固化出来るなどと言う想いは、
幻想で。

其の対象に、
触れる事すら許されぬ世界に、
自身を、
貶めるだけなのに。











朝、
気が付けば。


 「苦しい・・・」
 「痛いよ・・・」


眼前の、
寄り添う対象は。

苦しみに喘いで居た。







我に返れば。


 「ごめん・・・」

 「何で首絞めたのよ・・・。」


両の手で頸部を包み、
強く力を込めた、
其の、
直後だった。















俺は、
少し狂い掛けて居るのだろうか。












首を押さえ、
息を荒げた儘の姫は。



刹那的な、
俺の狂気を。



例え夢で、
犬に襲われようと。

犬の首では無く、
姫の首を、
確実に絞めた俺を。





どう受け止めたの?


2004年12月09日(木)


----------
History
2003年12月09日(火) 嫌いになれと言っているのですか
2002年12月09日(月) まだ隣にいませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL