雲間の朝日に想うこと


< まだ隣にいませんか >


欲情した貴女が居て。

欲情した俺が居て。









結局我慢出来ない俺が居て。

結局受け入れる貴女が居て。











貴女に感触が残っている様に、
俺にも残っている。

強く締め付けられた様な感触が、
じわりと残っている。





 「腹部に重みを感じています」

 「小坊主との時間を想い出しています」




貴女が無事に家に着いて、
貴女は日常へ戻った合図のメール。

貴女が遠く離れた家に着いて、
貴女は目の前の現実に向かい始めた合図のメール。










紅く染まったバスタオルに、
そっとキスをした。








俺はまだ、
目の前の現実に戻れない。

俺はまだ、
貴女が帰った事を受け入れられない。


2002年12月09日(月)


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小坊主
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