雲間の朝日に想うこと


< 誰の為の真似でしょうか >


他者を模写し、
自身の糧とする事は。


確かに。

自身を高める、
常套手段なのだけれど。



其れは。


飽く迄、
自身の為に施される方策で。

決して、
他者の利益を創出する方策では無い。







其れ故に。





例え、
動作が同一であったとしても。

自身は胡坐をかいた儘に、
他者を誘導し、
自身を模倣させたのなら。




其れは、
他者を顎で使ったに過ぎないのだ。

















決して、
成長の糧では無く。


唯、
楽をしたい。


其の一点に、
姫の視線が注がれた事に。





鋭敏に気付いて終う。


















得意気に。

娘は、
床磨きの真似事をし。







 「ほら。」
 「上手に真似するでしょう?」


得意気に。

姫は、
其の巧みな教育術を、
主張するけれど。





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References
 Jul.26 2007, 「裏も嗅ぎ盗る唇でしょうか」







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2007年08月12日(日)


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History
2006年08月12日(土) 何時迄保つ言葉でしょうか
2005年08月12日(金) 胎児が言わせる言葉でしょうか
2004年08月12日(木) 其の口付けは他の雄の為ですか
2003年08月12日(火) 言葉に踊らぬ術が身に付きますか





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