無責任賛歌
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|藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2005年02月20日(日) あ〜んあんあ、驚いた日記3

 『魔法戦隊マジレンジャー』第二話。
マジマザーがいきなり亡くなられてしまわれた。渡辺梓さん、てっきりレギュラーで出てくれるものだと思っていたのに。こんなに簡単に「目玉」を捨てちゃうなんて、スタッフは何考えてるのだ。それとも渡辺さんのスケジュールの関係だろうか。でも、これで来週から見る気が半減してしまった。朝寝が出来ていいけれども。
 『仮面ライダー響鬼』第四話。
立花のおやっさんが下条アトムである。万年青年のイメージが強いけど、もうそういうお年になったのだなあ。でも飄々とした態度はなんとなく『鉄面探偵ゲン』の「十文字元」か、『さんだらぼっち』の「とんぼ」みたいで、これも石森キャラだよなあ、と思う。ひじきを買ってたのは「ヒビキ」とのシャレかな?(^。^) 明日夢の尾行を撒くためにともかく走りまくってたけど、弱っちそうに見えて実は「きたえている」らしい。いいなあ、こういうの。

 J‐COMさんと連絡を取って、パソコンの「症状」を説明する。
 やはりウイルスに感染したらしく、「初期化しかないでしょうね」とのこと。説明にしたがって、全てフォーマットのし直し。
 実はネットにアップしていない時期にもこっそり書いていた「うら日記」もきれいさっぱり消えたが、案外ショックはない。もともと、自分の書いたものに執着心があまりないのである。生命エネルギーが少ないという見方も出来るが。
 しかし、J−COMに接続しようとしたら、途中で「エラー」が出る。「アダプター」がうまく繋がってないとかいう説明が表示されるが、なんだかよくわからない。もう一度J−COMさんと連絡を取ったら、「無線の会社に連絡してください」とのこと。ますます何のことだかわからない。ともかく教えられた会社に電話してみたが、日曜日で休み。
 あきらめて、しげに明日、無線の会社に連絡してもらうように頼む。「バッファロー」とかいう豪勢な名前だが、「ばっふぁろー」と叫びたいのはこっちのほうである。


 亀の水交換して、また水を汲みに「レッド・キャベツ」へ。
私もしげも素寒貧なので、買い置きの食料が尽きたら、水だけで暮らさねばならない。水がまさにわれわれの生命線なのである。だからしげから「亀ごときのために水を」と文句ばかり言われているのだが、大きく育てば食えるかもしれないし(嘘)。
でも、先日、「ダイヤモンドシティ」でアイスクリームを食べたとき、「亀の甲羅エキス」から作ったというアイスを売っていたのである。全く、人間ってやつぁ、なんでも食うものなのだなあ。

2004年02月20日(金) 入院日記ファイナル……ってそんな大袈裟なもんか
2003年02月20日(木) 「歩き目です」(^^)/『名探偵コナン』40巻(青山剛昌)/『浪費バカ一代』(中村うさぎ)/『コレデオシマイ。』(山田風太郎)ほか
2002年02月20日(水) 福岡演劇事情/『KATSU!』1巻(あだち充)/『サムライ・レンズマン』(古橋秀之)ほか
2001年02月20日(火) 女房の家出/『× ―ペケ―』1〜3巻(新井理恵)ほか


2005年02月19日(土) あ〜んあんあ、驚いた日記2

 岡本喜八監督、死去。
 後一本くらいは映画を、と期待していたので、ショックは大きい。
天本英世氏がなくなられたとき、『キネマ旬報』で、追悼文として「『スラップスティックス』、面白かったよ」と一言だけ書いておられた。天本氏についての追悼文はファンと称する人々が百万言を費やしていたが、ほとんどロクなものがない。誰も天本氏の役者としての本質を見てはいなかったからである。舞台役者としての天本氏について触れていたのは、岡本監督のみであった。「人が人を知る」とはこういうことだろう。
同様に、岡本監督についても数限りない追悼の声が聞こえてくると思うが、監督が本当に作りたくて作れなかった「馬賊映画」について触れることのない追悼文はどんなに哀切が込められていようと、書き手の自己陶酔の文にしかならない。私も含めて、ファンというものは映画の作り手にとってはその程度の存在でしかない。でも個人の感想はまだましなほうで、新聞の「代表作は『日本のいちばん長い日』」なんて記事を見ると、「ふざけるな」と言いたくなる。
しげは岡本監督が好きだが、一切沈黙している。それが一番正しい態度かもしれないと思いつつ、私はこうしてあえて駄文をつづっている。若い人が、あまりにも岡本監督のことを知らないからだ。岡本監督の映画、テレビ、小説などの八割を私は見ていると思うが、個人的な岡本監督ベストテンを以下に挙げる。どんな作品か御存知ない方は、是非ネットやムックなどで調べていただきたい。

1 江分利満氏の優雅な生活
2 殺人狂時代
3 刑事コロンボ・燃えつきた映像(ノベライズ)
4 独立愚連隊西へ
5 ああ爆弾
6 幽霊列車(ドラマ)
7 座頭市と用心棒
8 戦国野郎
9 大菩薩峠
10 肉弾

 岡本監督ファンからは「アレがはいってないじゃないか」と言われることは重々承知の上だ。ベストテンをベスト20にしたところで同じことだ。『姿三四郎』『太閤記』のような明らかな失敗作も含めて、岡本監督の作品が私は好きなのだ。


パソコン故障、しげに「何とかしてくれよう。パソコンがいかれたよう」と泣きつく。
 しげ、パソコン画面を見て、「なんじゃこの『ハードコアセックス』ってのは?!」と私をジト目で見る。プログラムから削除を試みるが一切不可。「初期化するしかないよ、これ」と慨嘆。
 ともかく、明日、J-COMのサービスセンターに連絡することにして、今日は修復をあきらめる。

2004年02月19日(木) 入院日記18/ドリカムな話
2003年02月19日(水) メイキング・オブ・SF・レビュー/『川原泉の本棚』(川原泉・選)/映画『宇宙大戦争』『地球防衛軍』
2002年02月19日(火) さだまさしファンだったことが恥ずかしくて言い出せないやつ多いと思うぞ。……私もだ/『シックス・ボルト』(神野オキナ)
2001年02月19日(月) 語源の楽しみ/ミステリチャンネル『ポワロと私』ほか


2005年02月18日(金) あ〜んあんあ、驚いた日記1

 −初めにお断り申し上げておきますが、わたくしは、おっぱいぼい〜んな女の子の写真がいっぱいあるサイトとか、××が×××してるサイトとか、ともかくエロと名の付くサイトには何の興味も持ってはおりません。
いえ、わたくしも一応男ではありますから、色気らしきものを一切持ち合わせぬとまでは申しませんが、ただ、そういうところに足を踏み入れてしまえばどういう事態に陥るかは重々承知しているつもりでおりました。
 ところが悲劇は突然起こったのでございます。わたくしの日記には日に百件ほどのアクセスがあるのですが、その大半は通りすがりさんでいらっしゃいます。たいていはgoogleサーチでいらっしゃる方ばかりなのですが、たまにどこぞのサイトから飛んでこられる方もいらっしゃいます。わたくしの日記の他に、どういうところを覗いていらっしゃるのかと、アクセス解析で遡っていたのですが。
 いきなり目に飛び込んできたのは、お尻でした。いえ、最初はそれが何なのかわかりませんでした。何が起こったのかよくわからないといったほうが正しいでしょう。それから矢継ぎ早にいくつもウィンドウが開いてなにやら英語の文句が書かれてありましたが、なんのことやらよくわかりません。状況がわからないまま、ともかくそのウィンドウを片っ端からどんどん消していったのですが……。
 画面がプツン、と音を立てて消えてしまいました。真っ暗。
 ああ、遂にわたくしもやられたのか、とわたくしも真っ暗になってしまいました。

 そういう事情なので、これからしばらく悪戦苦闘が続くのである。そのあたりのことをこと細かに書いて行くと、やたら手間がかかるので、これから先の出来事は箇条書き的に書く。疲れたのでパソコンはそのまま放置。明日になってこれが夢だったらいいな。


 三崎亜紀氏から小包が届く。
 先日のサイン会で、私の名前を書き間違えられたので、お詫びの品が送られてきたのである。確かにそういう旨のことを当日おっしゃってはいたのだが、お忙しい身でもあろうし、本当にそういうことをされるとは思ってもいなかったので、少なからず感動する。つか、私もうそんなことがあったの、忘れてました(^_^;)。世の中、傲慢を絵に描いたような作家も多かろうに、なんとまあ礼儀正しいことか。こうなったら、これから三崎さんを思い切りヒイキしたい。みなさん、三崎亜紀氏の『となり町戦争』をよろしく(はあと)。
名前を書き間違えられるのなんてしょっちゅうなので、いちいち腹を立てていたらきりがない。父などはいまだに間違って書かれたりすると頭から湯気出して怒ってるが、七十近くになってもまだ人間が出来ていないのである。名前なんて記号なのにな。
 

 金曜エンタテインメント『おかしな二人 伊豆・天城越えオネエ旅 女郎蜘蛛殺人事件』。
 筧利夫&KABA.ちゃんコンビの探偵もの。KABA.ちゃんはby himselfで、筧さんはそのマネージャーという役どころ。KABA.ちゃんのライバルがIZAMだったり、キャラクターの配置は面白いのだが、ストーリーそのものは別にこの二人が探偵役である必然性は特になし。ミステリードラマとしては下の中程度のレベル。シリーズにするつもりなら、もう少しドラマとキャラクターを絡めないと視聴者は付いてかないのではなかろうか。
今回、しげのたっての願いで番組を録画。しげは実はKABA.ちゃんのファンであった。なんでかよくわからんが。

2004年02月18日(水) 入院日記17/イタタな日
2003年02月18日(火) 迷宮の扉へ/『冥土』(内田百�痢Χ皸翕脹冂纏辧法拭悒廛螢謄�フェイス』3巻(叶恭弘)
2002年02月18日(月) くまくまくまっ/アニメ『エイトマン』第1話「エイトマン登場」/『すべてがFになる』(森博嗣原作・浅田寅ヲ)ほか
2001年02月18日(日) HPの原稿はまだ1/10程度です/ドラマ『百獣戦隊ガオレンジャー』第1話ほか


2005年02月17日(木) 具合悪いんでたいして書くことない。/『富豪刑事』第六話「富豪刑事の遺体捜索」

 体調優れず、仕事休み。
 一日寝てたんで、書くことはたいしてないです。
 本読んだり、テレビ見たり、『いたスト』したり(^_^;)。


 木曜ドラマ『富豪刑事』第六話「富豪刑事の遺体捜索」。
 ついうっかり今日が木曜だということを忘れていて、見損なうところだった。危ない危ない。

 3年前、塚越智子(高橋睦美)という主婦が、別荘に行くと言ったまま行方不明になった。ところが、そのころ智子の夫の浩一(篠井英介)が、超高層ビル群の建設現場で、遺体らしきものを入れた大きな袋を抱えて入り、埋めているのを見たという目撃者・橋本(マギー)が、今頃になって現れる。橋本は、智子が当時手を出していた会社の株券を手に握っていたのも目にしており、それには血が付着していたと証言した。
 3年前も事件は浩一の犯行ではないかと疑われていたのだが、狐塚(相島一之)の必死の捜索にも関わらず、別荘周辺では死体が見つからず、逮捕にまでは至らなかった。
 本当にビルの下に智子の遺体が埋まっているのか? マスコミは大騒ぎして焼畑署の動向に注目するが、まさか確認のためにビルを掘り返すこともできず、死体が見つからない限りは殺人事件として立件することは不可能である。警察の威信はボロボロで、鎌倉警部(山下真司)たちは頭を抱えた。
 「ちょっといいですか?」いつものように、美和子(深田恭子)のアイデアはトンデモナイものだった。犯人自身が死体を掘り返したくなるように、智子と一緒に埋められているとおぼしい株券の会社に投資して発展させ、株価を暴騰させようというのだ。
 しかし事件は智子に金を貸したという女性・日向栄子(川俣しのぶ)が殺害されるという意外な事態に……。

 今回も倒叙もので、犯人は篠井英介が演じている。
 この番組について、「本格ものよりも倒叙ものの方がまだマシ」みたいなことを以前書いたことがあったように思うが、やっぱりトリックがヘタレな点ではたいして差がないかな。
 いやね、出だしはちょと期待したのよ。「死体がビルの下に埋まっているかも」ということで、狐塚に「どうせ金の力でビルを取り壊して死体を捜せばいいじゃないですか、とか言い出すんだろう」と言わせておいて、美和子が「そんな経済が大混乱に陥るようなこと言い出すわけないじゃないですか」といなすあたり、少しは捻ってあるかなあと思ったんですよ。結果的には、映像トリックとしては非常にアンフェアなことをしてくれていたわけで、今更ながらこのドラマにミステリーを期待なんかしちゃいけないなということを痛感したのである。
 と言いながら、毎回欠かさず見ているものだから、しげからは「ホントはアンタ、好きなんやろ」と言われてしまったが、誰がいつ「嫌い」だなんて言ったか。好きなものを誉めるのは単にその作品に溺れているだけで、批評としての意味を持たない。貶されるものが嫌われているものだと短絡的に考えられても困るのである。

2004年02月17日(火) 入院日記16/白昼の驚愕
2003年02月17日(月) 事故の顛末(^o^)�◆拭惶胸頬糎雲こΑ戞閉校殻�生)/『ハプニングみたい』(いとうせいこう・岡崎京子)ほか
2002年02月17日(日) ヘンなメール/『百鬼夜行抄』9巻(今市子)/『空前絶後のオタク座談会�◆.淵�ヨシ』(岡田斗司夫・山本弘)ほか
2001年02月17日(土) ゴミ箱はティッシュの山……鼻水で/『2001年映画の旅』(小林信彦)


2005年02月16日(水) 白い、車に、変えたのは〜♪/映画『THE JUON/呪怨』

 書き忘れてたけど、今年のバレンタインチョコの成果、二人+αでした。
 何で+αかっつーと、14日、職場の机の上に、同僚何人かから「休日の旅行の土産のチョコ」を渡されたからなのだね。こういうのは義理チョコでもないし、何と言ったらいいものか。
 つまりは実質二人からなんだけれども、そのうち、一つはいつもの女房の手作り。と言っても「勝負」かけてるほかの人への「タライチョコ」とかそこまでトンデモナイものではなく、一応「見た目」は普通のチョコである。
 でも中身はやはり普通ではなくて、まるで岩石のように固く固く凝縮されてるのだ。どれくらい固いかと言うと、齧ろうとして歯を立ててみても、表面にちょびっと歯先の型が付く程度なんである。
 なんでそんなヘンなもんばかり作るのか、全く理解不能なのだが、これも夫として妻への愛情を試されているということなのだろうか。それとも単なるイヤガラセか。
 なんとかムリヤリ噛み砕いて食ったのだが、毎年こんなんばかり作られたのでは、そのうち年を取って歯が使えなくなったら、嘗めて溶かして食うしか方法がなさそうである。
 でもさあ、これが毎回ゴルフボールくらいの大きさはあって、結構デカイんだわ。いったいどれくらい嘗め続けたら溶けるものなんだか。
 もう一人のチョコくれた相手が誰かはヒミツなのだが、ちゃんと女房に事情は説明してあるので、浮気相手ではありません。お返しはしなきゃならんだろうけど。全くどうしてこうしょっちゅう浮気疑惑を晴らしていかなきゃならんのかねえ。


 終日雨。昨日からまた咳込み始めていたのだけれど、風邪がやや悪化。
 しげが破損した車を修理に出したので、今日から代車で通勤。
 車の種類なんて私には分らないが、白くて車高が低くて2ドアで、ドアはオートロックじゃなくて、カーラジオはあってもCDもMDも聞けない、「昭和の遺物」といった雰囲気の車。まあ世の中には10年、20年と同じ車に乗り続けという人もいるだろうから、こういう車が残っていても不思議はないが、代車専門に回されてるのってこういう車が多いんかね。我々デブな夫婦が二人して乗り込むにはいささか狭く、しげはドアにスカートは挟まれるわ、ちょっと手を動かすとすぐにミラーにぶち当たってか角度が変わるわ、なんだか大変なのであった。


 仕事を引けたあと、具合はイマイチだったけれど、映画を見にキャナルシティへ向かう。
 来週は芝居を建て続けに見る予定なので、今週中に見に行かないと見損ないそうな映画が結構あるのである。
 映画はアメリカリメイク版『THE JUON/呪怨』。アメリカでは2週連続でボックス・オフィスのトップを走ったのだが、日本では『フレディVSジェイソン』の75%の出足というから、なかなか苦戦しているようである。『着信アリ2』と客層がかぶっているのも痛いか。あっちはそこそこヒットしているみたいだが。

 東京のマンションのベランダから大学教授のピーター(ビル・プルマン)が飛び降り自殺した。
 それから3年、福祉を学ぶ交換留学生のカレン(サラ・ミシェル・ゲラー)は、行方不明になった洋子(真木よう子)の代理で、郊外に住むアメリカ人一家の介護を手伝うことになった。そこはビジネスマンのマシュー(ウィリアム・メイポーザー)が日本で仕事をするために新たに借りた一軒家で、彼は妻のジェニファー(クレア・デュヴァル)と軽度の痴呆を抱えた母親エマ(グレイス・ザブリスキー)の3人で暮らしていた。ところが、道に迷いながらもようやくその家にカレンがたどりついたとき、中は何者かが荒らし回ったかのように散乱しており、夫妻の姿はなく、一人取り残されたエマだけがボンヤリと天井を見つめていた。
 突然、二階から聞こえてきた不気味な物音に、カレンは怯えながらも押入れのふすまを開ける。そこには、青白い顔の「俊雄」と名乗る少年(尾関優哉)が閉じ込められていた。すぐにケア・センターのアレックス(テッド・ライミ)へ電話をかけたカレンだったが、ふと振り返った彼女がそこに見たものは……。
 慌てて駆けつけたアレックスは、放心状態に陥ったカレンと、眠るように死んでいるエマを発見する。カレンが発見したという少年の姿はどこにも見当たらなかった。アレックスの通報で駆けつけてきた中川刑事(石橋凌)は、そこがかつて、佐伯剛雄(松山鷹志)という男が妻の伽椰子(藤貴子)と息子の俊雄を惨殺した後、首吊り自殺した家であったことを思い出す……。

 オリジナル版と基本的にストーリーや設定は同じ。
 アメリカ版だからといって、『ザ・リング』のように舞台をあちらに移さず、日本を舞台にしたのは一つの判断として成功していると思う。向こうの俳優さんでも恐怖の幽霊を演じることはできるだろうが、日本人ののっぺりした顔の怖さというものもあちらさんに味わってもらうには、オリジナルの佐伯一家に再々々々々登板していただくのが一番であろう。でも、あまりの恐ろしさにアメリカ公開版ではいくつかのシーンがカットされたというから、もしかしたら藤貴子と尾関優哉のあの恐ろしい顔を目にすることは叶わなかったのかもしれない。DVDリリースの際は、ぜひオリジナルの恐怖を味わっていただきたいものだ。
 物語は、オリジナル版よりも人物やエピソードをいくつか整理して、よりすっきりした形になっている。時間軸がエピソードによって前後する構成は今回も取られているけれども、オリジナルでは物語をブツ切れにして散漫な印象になっていたものが、ヒロインのサラ・ミシェル・ゲラーをよりフィーチャーして最後まで物語に絡めているおかげで、かなり引き締まった出来になっている。佐伯家の惨劇を幻視するのはオリジナル版では元刑事の遠山雄治(田中要次)だが、このキャラクターを中川刑事とカレンとに振り分けて、カレンが最終的に全ての真実を察知する、という構成になっている。必然的に遠山の娘のいづみ(上原美佐)の役もカレンが引き受けることになり、最後の恐怖も……ということになるわけだ。サラ・ミシェル・ゲラーファンにとっては満足満足の一本だろう。いや、角度によってはちょっとアレなカットもあるけど、ツンとした鼻と甘えん坊な唇が可愛いっスよ。ホントの年齢は27歳だけど、いや、充分女学生に見えます。『バフィー』シリーズはあまり熱心に見てなかったけど、遅れ馳せながらファンになろうかと思いますですよ。
 オリジナル版に引き続きの出演は、当然佐伯家のお三方だが、もう一人、同じ「警備員」役で森下能幸も出演。しかもオリジナル版では伽椰子の呪いで死んでしまったものが、今回は助かる。「佐伯家に立ち入った者だけが呪われる」法則に従うと、無関係な警備員が死んでしまうのはおかしいわけで、細かい点だけれどもちゃんと辻褄を合わせているわけである。
 『ザ・リング』も日本映画のハリウッド・リメイクとしてはかなり理想的な形だったが、清水崇監督がオリジナルの精神に拘り、プロデューサーのサム・ライミにそれを許容する度量があったことが、本作の成功に繋がったと見てよいだろう。ほんとにねえ、すごい快挙なんだから、もちっとお客さんが入ってほしいよねえ。
 え? 怖いのはダメ? いや、それほどじゃないから大丈夫ですよ。怖がり屋のしげも今度のは「そんなに怖くなかった」って言ってたから。なんだかんだでやたらホラー映画に連れて行ってるせいか、しげにも少しは免疫ができてきたみたいなんである。これでオバケ屋敷で立往生することもなくなるんじゃないかな(昔、鴉丸嬢とオバケ屋敷に入ろうとして、入口で足がすくんで動けなくなり、係員に追い出されたらしい)。


 しげが今日の日記に「トイレ最長記録は17時間。まだまだいける!」とか書いてるけど、これは「外出している間、トイレに17時間ずっと行かなかった」という意味であって、17時間トイレに入りっぱなしという意味ではない。だからどうしてマトモな日本語書こうとしないかなあ。誤解されるのは自分だというのに。

2004年02月16日(月) 入院日記15/凄いぞ昼メロ
2003年02月16日(日) 事故の顛末(^o^)� 辛饌罅悒▲僖奪塑屬旅極鼻�
2002年02月16日(土) 伏字伏字伏字伏字〜、伏字大行進、ヤァ!/映画『A*P*E』/『Heaven?』3巻(佐々木倫子)
2001年02月16日(金) なりたくて病気になってるわけじゃないやい/舞台『トランス'98』ほか



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藤原敬之(ふじわら・けいし)