無責任賛歌
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| 2004年02月17日(火) |
入院日記16/白昼の驚愕 |
生まれて初めてCTスキャンの検査を受ける。エコーが結局、脂肪が多すぎて肝臓とか内臓を映し出せなかったので、非常手段なのである。こういうのを経験できるのは面白いけれど、検査費、高いんだろうなあ。お袋が死んだ時もCT受けてたなあ。……なんか悲しいことを思いだしてしまった(+_;)。 朝食抜きで造影剤を飲んで、更に点滴まで受ける。普通点滴と言うのはポツリ、ポツリ、とゆっくり落とすものだけれど、途中からどどどどどっと造影剤を落としていく。喉からエラにかけて、空気を入れられたように膨らんでモワッと熱くなる感覚。吐き気もしてくる。 それからようやく、機械の寝台に横たわって、あのドーナツの穴みたいなのに入れられていく。なんだか、奇術で輪切りにされる人の気分だね。 息吸って止めて吸って止めて。 目の前で機械の光が点滅しているから、写真はちゃんと撮られているのだろうが、輪切りにされてる実感はない(あったら困るよ)。 技師さんがしょっちゅう「気分悪くないですか? 大丈夫ですか?」と聞いてくるのだが、それにいちいち「はいはい」と返事する方が吐き気を助長して気分が悪くなるのだ。 点滴には時間がかかったけれど、撮影そのものは5、6分で終わった。もっと大層なものを想像していたが、終わってしまえばこんなものか、である。
『牡丹と薔薇』32話、昨日に輪をかけてものすごい急展開。 ぼたんを裏切ったと自己嫌悪に陥った雅也は、酒に溺れ、自分を陥れた香世をなじる。 「君のせいでぼたんに嫌われてしまったじゃないか!」 「何言ってるのよ、女と見れば誰とでも寝てしまうあなたが悪いのよ!」 ……そりゃそうだよな。でもわからん。どうしてぼたんはこんな雅也が好きなんだ? 「ああ、ボクのカラダの中には悪魔が住んでいるんだ。この悪魔を追い出してくれ!」 いきなり上半身裸になり、ベルトを香世に手渡す雅也。 香世、ベルトで雅也を「えい! えい!」と鞭打つ(打つのかよ)。 あまりの痛さに悲鳴をあげ、雅也は道路に飛び出す(根性なし!)。高笑いしながら後を追いかける香世。 そこに突っ込んで来た一台の自動車! 鈍い音。雅也は逃げる間もなく轢かれてしまった。裸のまま血塗れになってアスファルトの上に横たわっている雅也。その首がガックリと落ちる。即死であった。愕然とする香世。 ……いや、見てた視聴者も愕然としたと思う。意外な展開とはよく言うが、こんな展開、誰も予想できんわ(^_^;)。 ショックに打ちのめされて香世が帰宅すると、両親から突然、ぼたんが実の姉であることを打ち明けられる。雅也の死に責任を感じる香世は、ただ泣きじゃくるしかないのであった。 翌日、洋装店に出勤したぼたんは、雅也が事故死したことを知らされる。 そして、雅也が自分宛に残していった一通の手紙を見つけた。雅也の死は自殺だったのだ! ……あれのどこが自殺? わからない。いったい、このドラマが何を目指しているのか全くわからない。けれど面白い。おなかいっぱいである。主婦のみなさんは幸せだなあ(^o^)。
しげ、今日は見舞いに来る予定はなかったのだが、生命保険の手続きのための書類が届いたから、持ってくるという。 「3時に起こしてね」とメールが入っていたので、その通りに3時に連絡を入れたのだが、電話口に出たしげの機嫌がなぜか頗る悪い。 昨日のうちに、着替えのTシャツを持ってきてくれるようにメールで頼んでおいたのだが、確認のために改めて聞いてみたのだ。 「メール見た? Tシャツ持ってこれる?」 途端に怒鳴り声。 「メール? 見てないよ! もう外に出るから持ってこれん!」 「なに怒ってんだよ!」 「寝とらんとよ!」 「どうして?」 「仕事に決まっとろうもん!」 「知らんよ、そんなん!」 「ちゃんと言った!」 「仕事だとは聞いてたけど、朝6時には終わるって言ってたやん」 「遅くなることもあるやろ! 帰ったの8時すぎ!」 「それでも7時間寝られるやん」 「帰ってすぐ寝れるわけなかろうもん!」 一言言えば突っかかってくるばかりで、どうにも話にならない。完璧に寝惚けているのだが、当人は寝惚けている自覚がないから困ったものである。しげは最近ずっと睡眠薬を飲んで寝ているので、5、6時間寝た程度では、薬が抜けきらない。かと言って飲まないでいると寝つけないから、全く痛し痒しである。一緒にトランキライザーも飲んでおいてほしいものだ。
病院に来ても、しげの機嫌、まだ治っていない。悪態ばかりついていて、しつこいったらない。顔を見ると目の下にはっきりわかるクマがあって、顔色も悪いし出来の悪いゾンビみたいである。 ともかく寝惚けてて空腹だから機嫌が悪いのだと思い、外出許可をもらって外に連れ出す。テレビの某番組で有名になったというクレープ屋がデパートの前に出店を出していたので、一つ買ってやる。それを食ってるうちに、しげの機嫌、どんどんよくなっていった。ホントにわかりやすいやつである。 二人で古本屋などを回ってお別れ。最初の剣呑な雰囲気が全くなくなっていて、しげは名残惜しげである。甘えるか嫌うか両極端で、どうして中庸ということができないかとタメイキをつく。
2003年02月17日(月) 事故の顛末(^o^)�◆拭惶胸頬糎雲こΑ戞閉校殻�生)/『ハプニングみたい』(いとうせいこう・岡崎京子)ほか 2002年02月17日(日) ヘンなメール/『百鬼夜行抄』9巻(今市子)/『空前絶後のオタク座談会�◆.淵�ヨシ』(岡田斗司夫・山本弘)ほか 2001年02月17日(土) ゴミ箱はティッシュの山……鼻水で/『2001年映画の旅』(小林信彦)
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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