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ぱるたの仕事場日記
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2005年11月30日(水)
システム再開発の打合せ

午前中は資料のコピーやセットなど、相変わらず腰をかばいながら作業。
午後からA社のKさんとアシスタントSさん来社。

じっくり3時間半、部長部隊の閲覧資料について、確認作業を行った。ブラウザで簡単に閲覧でき、使い勝手の良いものができる、と豪語していたこの資料、結局、ブラウザでは作りきれず、すべて白紙に戻してAccess/mdb使って作るそうだ。

要するに、今回再開発中の業務基幹システムは、業務部用プログラムと、部長部隊用のプログラム、そして社長用のプログラム、合計3つのプログラムから成り立つらしい。

この日以来、先方はすっかり低姿勢に転じてしまって、こちらが拍子抜けするほどだ。あれほど、売上集計表に入金情報をいれることはできない!とつっぱねていたのに、部長部隊が希望する売上集計表入金状況つき、もすんなりOKだもの。どうなってるんだ??

会議が終わった後、クライアントのプリンタ設定の不具合など見てもらい終了。

これで、思った通りのシステムができあがるといいのだが。



2005年11月29日(火)
研修を終えて

社員研修を終え、昨日一日代休をいただいて本日、元気に(ウソ)出社。

部長と社長に、それぞれ旅行のお礼を申し上げる。
行き帰りの交通費、ゴージャスなホテルの宿泊代に、完全フリーな3日間の遊興費、じゃなかった、研修費を日本円で5万円いただいての社員研修だった。全社員揃って行動するときは、支払は殆ど社長と部長なので、自腹を切ったのはせいぜいおみやげ代の数千バーツだけだったと思う。

今回は本当に良い時間を過ごさせていただきました。とても楽しかったです。本当にありがとうございました。

と、言うと、社長も「たまにはこういうのも無いとね」とにっこり満足げであった。

それにしても、日常の会社生活とあまりにもギャップの大きい5日間であったことだ。

早速仕事に戻るも、一昨日、重たいスーツケースに負けたぎっくり腰をかかえて、今日一日は緩慢な動きしかできない。情けない。
明日A社が来るので、部長部隊関連資料のまとめ点検など。



2005年11月27日(日)
最終日

ウィークエンドマーケットを歩き回って疲れた足をマッサージ。最後の最後までタイ古式マッサージにはお世話になりました。




最終日の詳細も後ほど追加します。



2005年11月26日(土)
4日目

入り口を守る、コマ犬みたいなシーサーみたいな動物。お行儀よく並んでこちらを見ているのでつい撮ってしまいました。




今日の詳細もまた後ほど・・・



2005年11月25日(金)
3日目


幼い女の子も店番


夜店の屋台にて


詳細は後ほど・・・



2005年11月24日(木)
二日目:アユタヤ観光

今日の一枚。詳細は後ほど・・・





2005年11月23日(水)
初日

ほとんど移動に費やした1日。

朝5時に自宅に呼んでおいたタクシーに乗り込み、成田行きのリムジンバス乗り場へ。5時半のバスだ。安全を期して、部長秘書のIさん、部長部隊スタッフのHさん、C社のTさんにジュニアと私の5人が同じバスにしたのだった。
がしかし。
ジュニアが来ない。ったく朝から世話の焼けるヤツ。
結局、空港のチェックインカウンターで会うことができたが、ったく気をもんだよ。バスに乗れず、結局マイカーをとばして成田に到着したジュニア、携帯を車に忘れたんだって。

そんなこんなで始まった今回の旅。

9時15分発、シンガポール航空に乗って一路バンコクへ。

到着すると、すでに先に入国していた社長夫妻と旅行会社のスタッフがお出迎え。めいめい、円をバーツに替えるなどした後、ホテルに向けてマイクロバスに乗り込む。
そのバスの中で同僚にいわれたことには、シンガポール航空スチュワーデスの制服、ぜったい、ぱるたさんに似合うね!ってことだった。これだ↓




シンガポール女性の正装らしいこの衣装、私も乗っているときからすごく気になっていた。まずこういう柄が大好き。もちろん形も色も大好き。うーん。前世はシンガポール人だったのか?>ぢぶん

やっと到着したホテルのロビー。伝統楽器の演奏でゲストを迎えてくれる。




にっこりほほえむお姉さん。ほほえみの国にきたのね、と実感。

この楽器、帰国後調べてみたら、キム(陽琴)という古典楽器で中国から伝わったものらしい。何しろうっとりするような、音色。落ち着く〜。

5時半にチェックインを無事済ませて部屋に一度入り、6時半にロビーに集合。タイにもう7年も赴任しているというジュニアの友人A君がアテンドしてくれて、タイ伝統料理のお店へ。その名も、タイの有名な焼き物の名前、セラドン




スコータイホテルというアジアナンバーワンに輝いたこともある5つ星ホテルが経営するレストランらしいが、 上品なお店でフランス料理と見まごうほどの盛りつけ。お味もとても良かったです。A君のおかげでこのお店のおいしいものは殆ど頂いたのではないかっていうくらい、おいしかった〜

その後、バンヤンツリーホテルの最上階?(A君の解説によると64階)屋上にあるバーに行って、夜景を見ながらカクテルなど頂く。それにしても、屋上の囲い、すっごく低いんですけど!
日本じゃ考えられないほどの安全対策の無さ??でもこれが良いのよね〜〜(笑)などと言い合う。

バンコク市内、特にオフィス街と言われるあたりの夜は、星は殆ど見えないけれど、とにかく地上の明かりが明るくて、車がたくさん走っていて、活気があるというか何というか。とにかく都会だった。
ホテルに戻ったのは10時半。



2005年11月22日(火)
全面降伏?そして研修前日

社員研修で出かける前に、ある程度修正の済んだ画面を見せてくれ、とA社に頼んでおいたのだが、本当にぎりぎりになって、修正後のデータを送ってきた。
そして、A社プロジェクトリーダーのKさんからメールと電話が入った。
この日以来、強い態度に出ていたせいか全面降伏か??というくらい、低姿勢なメール。

私の方で、ぱるた様から頂いたメールをよく読み返し考えた結果、全てを一旦は白紙に戻してそもそも最初にぱるた様からいただきました現行システムの資料を読み返しこの資料に準じた資料を作成することが良いのではと思い至りました。

全体的によかれと思って勝手に作り込んだら、全部私の早とちりでした、というトーン。

そして、今後作り直す資料のリストが添付されてきた。

勘弁してくれよ。なら、最初から、もっと確認しろよ。紙にだって残しているし、再三、お願いしてきたじゃないか。
でも、ときには、Macの発想から抜け出てくれと言われたり、Windowsではこうなんです、と言われたり、今回のシステムではこういう構造で作ってますと言われたり。。。。あれは一体何だったんだ。一覧から該当する行をクリックすると、入力画面に早変わりする、なんてことはウィンドウズではできない、と言っておきながら、それも検討しています、ときた。ぶつぶつ。

しかし、これで安心してはいけない。また、勝手なことをされては絶対にいけない。手綱を一層引き締めていこう。

といいつつ。

明日からの社員研修を前に、参加する人たちは何となく浮き足立っている(含む私)
みなで参加するツアーの申込なども済ませ、気持ちはすっかりタイに向かっている。

前回バリのときは、最初から参加を諦めていたので何も感じなかった。というより、職場の人なんかと一緒にいきたくないわ、くらいに思っていたものだが、いざ行くことになると、みんなで楽しもうという、明るく前向きな気持ちになるから不思議だ。そして、今回行けない人に対しても、次は一緒に行こうね、と素直に思う。

ふだんは仕事上だけのつきあいだが、数人寄ればタイ情報の交換などで盛り上がる。
急にみんなと仲良くなったような気がするから気持ち悪くも面白い。

さて、荷物の手配も、交通機関の手配も済んで、明日を待つばかり。



2005年11月21日(月)
自己都合、会社都合

部長部隊の困ったさんが辞意を表明。先週の金曜日のことだったらしい。
先週、部長と面談している姿を見かけたが、あれは最後通告だったのだ。途中、困ったさんが涙ぐんでいる姿も見られたので(H社の会議室は壁の一部がガラス張りで中が見える)、皆、何となく気にはしていたのだが。

その後私たちが聞きもしないのに、部長曰く。

「あれは、私が泣かせたんじゃないのよ〜〜!!」

何でも、困ったさん、自分が担当しているお客さんが先日亡くなってしまったので動揺して、、、と言ったとたん、ううう、と泣き出したのだそうだ。いきなり目の前で泣かれた部長もあっけにとられたけれど、仕事柄そういうこともあるのだから、いちいち感情で反応していてはいけない、と諭した。そして、そこまで気持ち傾けたのなら、そのお客さんの購入履歴などはしっかり調べたのか?と問うたところ、先ほどの涙は一瞬にして乾き、しらっと「いいえ」と答えたそうだから、もうこれは本っ当〜〜〜にダメだ!と思ったそうだ。そして最後通告。

今後私はあなたと一緒に仕事をしていけるとは思わない。自分自身の身の振り方をもう一度考えて、自分が変わってこの会社でやり直すのか、または別の道を進むのか考えてみてください。

結局、ご本人からやめると連絡が入ったそうだ。

こういう経緯でやめることになったとしても、本人から伝えてきた以上、離職票の理由欄には「自己都合」と書かれる。失業給付などの扱いも会社都合での退社とは大きく異なる。
でも。
こちらを読んでみると、セクハラやいじめで退社を余儀なくされた場合は会社都合になる場合がある、とある。今回の場合、明らかにセクハラではないが、もしも、困ったさんが、部長から退社を強いられて仕方なく自己都合で退社した、これはパワハラだ!と訴えたら・・・今のご時世、やはり会社都合に認定される場合もあるんじゃなかろうか。

人を採るのも難しいが、やめていただくのもいろいろと気を使う必要がありそうだ。



2005年11月18日(金)
人材募集記事

どうしても新しい人を入れたい、という部長の熱い思いから、某転職雑誌2誌に求人を出すことになった。いつも社長テイストで作っていたので、今回は部長部隊に制作を任せたところ、今日、HさんとKさんの二人が、広告案を持って社長室にやってきた。

今までの広告をだいたい把握している私も呼ばれ、いろいろと意見を聞かれる。新しい広告案は、社長が作る広告よりソフトで女性向けな仕上がり。今までのものとはずいぶん雰囲気も違う。写真も新しく撮り直すとのこと。

不思議なことに、今までも、新しい人材の必要度が高ければ高いほど、そして、広告に力が入っていればいるほど、良い人が集まってきた。今残っている人材もそうした時期に入社した人たちだ。
今回もそうなるといいな。
掲載時期は年明け。

社員よりも一足早くタイ入りする社長、諸々打ち合わせを終え、今日も上機嫌で、社員よりも先に帰って行った。

いつもは、「じゃ、ぱるたさん、いない間よろしく!」なんだけど、今日は「じゃ、ぱるたさん、バンコクで会いましょう!」だった。




2005年11月17日(木)
社員研修

今まで社員旅行といっていたものは、正しくは「社員研修のための出張(海外)」なのだそうだ。

23日から28日まで社長以下主要社員がいなくなるので、特約店のみなさまにご連絡のお手紙。社長曰く、社員旅行などと言ってはいけない。あくまでも、研修であり、出張である。と。

社内のホワイトボードに2週間分のスケジュールを書いている。今週と次週の2週分。社員旅行あらため社員研修と書き直す。

5泊6日のうち、まるまる3日間は完全自由行動。社長は社員たちの世話はできないので(社長ファミリーは全員ゴルフ)お小遣いを渡すから好きにしてくれ、とのこと。しかも、今回は留守番社員にも同じ金額のお小遣いを渡すという。福利厚生の観点から、こうして行ける社員と行けない社員の平等をはかったのね。なるほど。



2005年11月15日(火)
やる気出ず

システム開発に関して、先日出した要修正事項への対応に追われているらしいA社。こちらから苦情をいれていることに関しては、A社の説明不足、言葉の選択ミス、と言い訳してきたが、それを聞いて、なんだかますます元気がなくなる私である。言葉の選択ミスなんて単純なもので片づけられたくないからだ。
出来る限り抵抗して、場合によっては脅かして、で、最後は落としどころを見つけて事態を収拾するのだ。かなり強く出ないと、このままでは仕事をせずに逃げられるだろう。

来週半ばからは社員研修旅行で主要なメンバーがいなくなってしまい、帰国したら、あっという間に11月ももう終わり。研修旅行から帰ったら、本当に本格稼働ができるようにしていかないと、いくらなんでも予定が大幅に遅れすぎだ。(当初の先方の見積もりでは6月本稼働、12月完全アップだった)

戦いに備えて、もうちょっと気力を充実させないといけないのだけれども低迷サイクルに入りつつあり。
タイで遊んだら元気になるだろうか。



2005年11月14日(月)
短い会社滞在時間(?)

先週めいっぱい某香港で遊んできた視察をしてきた社長、今日一日出社したらまた明日は仕事で出張、明後日はゴルフで出張だ。

そして、木金と出社したら、土曜日からはタイに社員より一足先に入国。またまたゴルフ三昧の予定。

木金があてにならないから、今日の一日出社は社員に取っては非常に重要。未決裁事項をたくさんかかえている経理やら企画のスタッフが、入れ替わり立ち替わり社長室へ。

私もいくつか確認事項があったので、列の最後に並んだのだが。

それにてしても、午後からまたいなくなる社長・・・・今日くらい、席に居て欲しいよ。。。。とほほ



2005年11月10日(木)
褒められた?

8年ほど前にH社に在籍していたKさんが、突然来社。赤ん坊を連れていたのでみなびっくり。昔からKさんは仕事バリバリの人だったので、結婚して子供を産んでしかも仕事をやめて今は専業主婦している、という話に二度びっくり。

Kさんを知る人は、部長秘書のIさん、経理のMMさん、そして私の3人しかもう残っていないが、3人もまだ知り合いがいたわけで、代わる代わる赤ん坊を抱かせてもらったり、今までの経緯など聞いて、しばらく昔話に花が咲いた。

Kさんは、私が3人目の子供の産休に入る前くらいまでしか知らない。
そこで、なぜか部長秘書が私に代わって私のその後をKさんに話す。

「その後もすごいのよ、波瀾万丈!あのあと4人目も生まれたのよ!」
そして、「ねぇ、すごいでしょ」と、Kさんに同意を強要(__;)

如才のないKさんは
「すご〜〜い。この少子化の時代に貢献してますねぇ〜〜。」と部長秘書の喜ぶような相づちを打つ。

でも。

「え?じゃ、最後のお子さん産んだのいくつ?××才?!ぎえ〜〜っ!!」

とまるで妖怪でもみるような目つきで私を見るのはやめなさい!!>Kさん

さらに部長秘書が

「でね、この人のすごいところはね、4人も子供がいるってことを全然感じさせないってことなのよ!さらっとやっちゃうのよね。」



・・・なぜあんたが自慢する??(__;)>部長秘書


そして、言わなきゃいいのに、部長秘書さん調子に乗って、MMさん(最近二人目育休から復帰)を振り返って「あなたはお疲れ気味よね!」とばっさり。

をいをい(¨;)


Kさんはその後、赤ん坊君に授乳して、そして皆に見送られて帰って行った。赤ん坊君は終始機嫌が良くて、とってもいい子だった。社長と部長がいなかったのは残念だったね。


しかし。
Kさんが帰った後で、MMさんが私に「私、そんなに疲れてるように見えますか?」と聞くのには困ったよ。なまじホントのことだったりするから返答に困るじゃないか。

なので、「昼間は子供預けて働いて、夜中はまだ授乳して、大変だよね。がんばっているってことだよ。」と言っておいた。
お疲れ気味でも仕事はちゃんとやってるからいいのだ。

で。
私のことに関しては、いつもは辛口辛辣な部長秘書さんがそんな風に言ってくれたんだから、褒められたと思って喜ぶことに致します(笑)



2005年11月09日(水)
大人の世界、子供の世界

昨日の出来事。

月曜の話を受けて、部長から、部長、部長秘書、私、Nさんの4者で、Nさんの今後のインターン期間について確認の場を持ちたいというお話があった。Nさんがらみで様々な良くない発言や情報が耳に入り、部長部隊でNさんを受け入れた結果、またしても陰で何かを言われるのはイヤだ、と部長は思ったらしい。

さて、会議室に4人集まり、部長がまず口を開く。
「今週からこちらに来ていただいたわけですけど、昨日もお話したとおり、部長秘書Iさんのアシスタントということで、主に雑務を引き受けてもらおうと思っているんです。それであなたは良いかしら?仕事はすべて雑用から始まりますから、Iさんの下でまたいろいろなことが学べると私は思っています。でも、インターンとして、こんなはずじゃなかった、と後で言われるのはこちらとしても困るので確認をしておきたいのです。たとえばあなたは、インターンとして、どんなことをなさりたいと思っているの?」と部長。

そこで、本人が答える。もともとH社の事業分野に興味があって、H社を紹介してもらった。だが、仕事に関しては本当に何でもよい、会社というところが何をしているところなのかを知りたいので、本当に何でも良いのだ、と。

それを聞いて、部長も、それなら大丈夫ね、と念押し。そこで、4者うち揃って、では明日から(もう昨日からだけど)改めてIさんの下でがんばってくださいね、がんばります、と確認し合ってめでたしめでたし。

会議が終わったのでさっさと部屋を出ようとするNさんを私は呼び止めた。
どうしてこのような場を部長が設けたか、あなたは分かりますか?と尋ねると、
Nさん、わかりませんと答える。
そこで、
あなたは、3日しか来られないって分かってたらこの会社には来なかった、って言いましたか?
配送しかやらせてもらえないから、教授に相談して別の受け入れ先を探してもらっているって、言いましたか?
あるいは、H社商品には、役所認定マークが無いから大学で何が入ってるか調べてもらおうかな、って言いましたか?
と立て続けに聞いてみる。
本人は、少しびっくりしたような顔。
身に覚えがある、と見た。
が、答えは「いえ、そんなふうには、言ってません。」

そうですか。でもね、Nさんがそんなふうには言っていないと思っていたとしても、聞いた人はどうでしょう。H社みたいに小さな会社であっても、会社というところ、組織というところは、いろんな人が集まっているところです。それぞれの立場は違います。同じ話を聞いても違う解釈をする。自分なりの解釈をするのです。挙げ句の果てに、それがねじまがって伝えられたら、一番困るのはNさん、あなたじゃありませんか。私は直接あなたから聞いたのではないから、間にいくつもバイアスがかかっているだろうなとは思っていますよ。でも、あなたのちょっとした発言が、私のところに届いたときには今言ったみたいな形になってるんです。同じような話はもちろん、部長の耳にも届いています。
だから、部長が心配して、こういう場を設けてわざわざ私やIさんの前で確認をしたのです。

あなたをインターン学生として受け入れた以上、H社にも責任があります。あなたの勉強になるようH社は考える義務がある。社長は何か気になることわからないことなどがあったら、何でもぱるたに言うように、と言いましたよね。なのに、どうして言っても何の解決にも結びつかない人に言ったのでしょう。言われた方もどうしていいか、わからない。場合によっては、言われて迷惑ってこともあるのですよ。そういう事をあなたは考えたことがありますか。

それと、ここは仕事の場です。軽いおしゃべりのつもりであっても、やはり、言って良いことと悪いことがあるのではないでしょうか。言うべき相手、言うべきこと、これらすべて良く考えて。自分の発言にもっと責任を持って欲しいのです。

そんなことを一気に話してしまった。
きっと彼女はこんな話を聞くのは初めてだったのだろうなぁ。ものすごくびっくりした顔をして聞いていたもの。気持ちの赴くまま、感じるまま、口に出るままおしゃべりするような子供ではいられない。大人の世界を意識した瞬間。

よほど、強く何かを感じたのか、その夜私宛にメールが入っていた。指摘してくれて本当に感謝している、と。そして、今朝、出社するなり、まず私の席に来て、昨日は本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いします、と挨拶されてしまった。

部長秘書Iさんにも、このことをすべて伝えると、じゃぁとりあえず安心ね、って何が安心か分からないけどと笑っていた。そのIさんは、弟子(?)ができて大張り切り。朝からあちらこちらとNさんを連れ回し、休む間もなくびしばし仕事をさせていた。

とりあえず、本当に心の底からほっとした。これで、残る2ヶ月間のインターン生活を有意義に過ごすことができるだろう。お荷物感でいっぱいだった配送のパートタイマーたちは、肩の荷がおりただろう。
あとは折に触れて彼女の様子をみて、必要があれば話を聞いてみようと思う。



2005年11月08日(火)
戦闘モード

午前中は、年に一度の健康診断。私がいつも行く、自宅近くの施設に新しい設備が導入されたそうで、今年の乳ガン検診は、触診だけでなくマンモグラフィが加わった。そのためか、順番待ちでいつもより少し余計に時間がかかってしまった。

お昼すぎにやっと終了して、いったん自宅に戻って昼食を取り、午後1時過ぎに出社。

さて、昨日はかなり落ち込んでいたけれど、今日はいきなり戦闘モード。
だって、考えれば考えるほど、私たちはA社にだまされているような気がするのだもの。
こちらが素人だと思って、今頃になって出来ないだと〜〜?!
なめるんじゃないわよ!!
最初の仕様書みてごらんなさいよ、書いてあるじゃないの!!

過去の資料もひっくり返して、一気に反論。
何とかこちらの希望通りのアウトプットを獲得するのだ。

ふだんから仕事の相談相手になってもらっているNに言われた一言が効いた。
「今言わなかったら、会社の人たちが後ですごく困ると思うよ。」
そうなのだ。落ち込んでいる暇などない。
会社が必要とするシステムを作ってもらうために、お金を払うのだ。払うお金に見合う仕事をしてもらわねば。(もうとっくに見積金額越えた仕事してる、と相手の顔には書いてあるけれど、無視!無視!)





2005年11月07日(月)
やる気が出ない

朝一番で、部長に呼ばれた。例の困ったさんの話とインターン学生の話。
困ったさんに最後通告をしたけれど、変わる気配が全くないので、たぶんやめてもらうことになると思う。間のつなぎといっては何だけれど、雑用係が誰もいなくなるのは困るので、部長秘書のアシスタントということで、インターン学生のNさんを使ってみたらどうかという話になった。Nさん自身も事務仕事を希望しているので、お互い利害が一致して良いのではないかと思う。しかし、Nさんも部長のめがねにかなう人材ではないという噂が耳に入っているのでそのあたりどうなんでしょう、というヒアリング。

私の答えは、かいつまんで言うと以下の通り。
彼女はビジネスマナーを殆ど全く学んでいないようだ。たとえば職場で口にすべき事、すべきでないことの区別が全くついていない。でもそれは誰かが教えてやらねばわからないことだと思われる。
もって生まれた素質として、部長が望むような気配りが出来る人材、良く気がつく人材であるかどうかは疑問である。(むしろあまり気が利かない方である。)
しかし何しろ若いし、まだまだ素直なので、指導次第でこちらの望む雑用係はできるのではないか。

でももう部長部隊に席を移すことは本人にもお話してしまったので、今更変えるわけにも行かない。使ってみてどうしてもダメなら、切ることもあるからよろしくね、と言われた。要は、だめなら、インターン受け入れ期間途中でも、会社として受け入れを断る、ってことらしい。断るときは私がその任に当たるのだ。(部長曰く、たとえ、会社としてインターン学生を受け入れます、という書類を大学と交わしていたとしても、その学生が会社にマイナスなら、切るしかないでしょう?切ってもいいはずよ。・・・そういうものなのか。うーむ。)

しかし、部長秘書のアシスタントということで、正式に部長秘書がNさんの指導を行うことになったので、私としてはほっとしている。
言いたくないけれど、キャラクターなのだなぁ。同じ常識の無さでも、明るくてかわいげのある人と、そうでない人なら、そうでない人は圧倒的に不利だ。明るくてかわいげのある人だったら、自然と回りが受け入れて誰彼からとなく何かを教えてもらっちゃったりして、知らず知らず学んでいけたりする。しかし、そうでない人には、誰も教えてあげようなんて思わない。
彼女に関しても「言わないと分からないよね、でもアタシが言う必要はないよね、だって私の仕事じゃないもんね。」という感覚で、みんながいた。
同じような年齢の娘と息子を持つ、厳し〜〜〜おばさま、部長秘書。早速、コピー取りをやらせていた。ところが、コピー機に紙をつまらせしまって、後に並んでいた私が取り除いてやったりして、しょっぱなから大変だったが(笑)、Nさん本人的にはオフィスに入れて嬉しそうではあった。

それにしても。
やらねばならないことが山積みなのに、どうしても元気が出ない月曜日だったなぁ。
こういうときは、時間の許す限り、休むのが私のやり方。そうしているうちに底を打って浮上する、または、時間がなくなって火事場の馬鹿力で乗り切る。
たいてい、後者なんだが・・・(苦笑)
結果が同じならいいのだ。もちろん締め切りに間に合うことが必須条件だけど。

ということで、書類は開いているけれど、具体的には何もせず、雑用で気を紛らせる。
社長の出張の手配。チケット買いに行ったり、Eさんの結婚祝いのお金を集めたり。
電話がかかってきたときに残す伝言メモ作ったり。
失敗したコピーやいらなくなった紙などの裏に伝言用のメモ用紙を印刷して4つに切って、上の部分にヤマト糊をべたっと塗って大きな紙ばさみで挟んで一日おくと、たちまち自家製メモ用紙束のできあがり。
堤商店(仮名)時代に習った技(??)だけれど、この会社でもやっていたのね。結構こういう切り張り作業は得意(ていうか、好き)なので、仕事に詰まってくると手先を動かして風向きが変わるのを待つ。

今日は変わらなかったけれど、明日あたりからは、時間がなくなってくるからイヤでもやるでしょう。




2005年11月04日(金)
打開案

初心に返って、一番最初にA社に提示したシステム構築見積もり依頼書を引っ張り出して読んでみたり、仕様書をひっくり返したりしてみる。
確かに、情報検索機能について、述べていたはずだ、との思いで。

すると、一番最初は、こちらもかなり控えめに、必要な情報データのエクセルへのデータエクスポートを必要機能としてあげていた。

それをわざわざエクセルに出さなくてもシステム内で条件検索は可能ですよ、とA社は言っていたのだ。そこで、途中からエクセルへのデータ書き出しの話は消えたのだった。

がしかし。

A社が思っていたよりも、たぶんH社の必要情報項目が複雑怪奇だったのだろう。簡単にはできないということに変わってきたのではないか。

では、当初に戻って、システム内ですべて完結させることに固執せず、必要情報を抽出、エクセルに書き出すという話をもう一度検討してみたらどうだろうか、という考えにかなり傾いてきた。

では、必要情報、必要項目がなんなのか、どんな組み合わせで情報検索する可能性があるのか、それを整理してみようと思う。

昼は久しぶりに友人と近場でランチしたあと、法務局に書類を取りに行き、午後遅い時間に帰社。



2005年11月02日(水)
半分安堵半分がっかり

午前中はゆっくり出勤休みをして午後の会議に備える(笑)。
午後、A社KさんがアシスタントのS嬢を伴って来社。
結論から言うと、勘違いだったわけだから、とにかく対応します。ということで、ほっと胸をなで下ろす。しかし。私たちからの再提案については、1段階、2段階と段階をふんでやる必要があるので、まずは一段階目で勘弁ね、ということらしい。
そしてさらに落胆したことは、当初からこのシステムの主目的であった、情報検索活用が、我々が思っていたものと違うということだった。
マーケティングのためにも、積極的攻撃的な営業攻勢のためにも、データを活用しなくちゃいけない。
いつでも必要な条件で必要なデータを引き出せなくちゃいけない、というのが社長の考え。
でも、高いシステム構築費用は払いたくない。
そのあたりを良く見極めて、いかに安い金額で同じ効果が得られるかでもって、A社がH社システム再開発を勝ち取ったのだったが。今思えば、DB構築。これが金額の違いだったのだ。昨年の今頃さかんに見積もり比較をしていたV社(こことかここに登場)だったらば・・・・と考えても仕方がないことが頭をよぎる。

やっぱりシステム開発って一筋縄ではいかない。頭を整理して休日明け、また出来ることは何なのか、しっかり検証しよう。



2005年11月01日(火)
税務調査

昨日の勘違いプログラム発見−通報(!?)から一夜明けて、果たして、A社Kさんから、返事が来た。
詳しくお話を伺いたいので明日、お時間いただけないか。
勘違いプログラムを直せるとも直せないとも何も言わない。
何となくイヤな予感がしつつ、とりあえず、明日の3時に約束を入れる。

D社に税務調査。
昨年と違って、優しそうな人だったので、社長も経理も一安心したようだ。(昨年はかなりネチネチやられたらしい)
それにしても、税務調査官って、一日じ〜〜〜っと帳票類をめくって良くあんなに集中力が続くなあと遠くから見て感心。(実はのらりくらりやってるのかもしれないけど)