Allyssa


Allyssa

		Dad

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■　ドラマ「Mother」最終回　あらすじ　予想

Mixiの「芦田愛菜」ちゃんコミュにズームイン
の「かがやきビト」の動画を見てかなりほっと
させられた。本当に天才子役なんだな、と感心
した。オーディション風景でも「何回練習したの？」
の問い掛けに「３回」「３回？天才だねー」と
いうやりとりもあり、笑顔、笑い顔も普通の
５歳の女の子。この子はすげえ。将来有望。
「松雪泰子さんみたいに綺麗でかっこいい
女優になりたい」とのこと。そんなプライベート
を観ると、やはりこのドラマは作られたもの
であるが、多くの人の心を深く揺さぶることに
成功している稀有なテレビドラマなんだな、と
認識した。しかも撮影現場が「楽しい」との
こと。この子は凄い。

さて、残すは二話となりましたが、このドラマ
単純な児童虐待の救済のメッセージというわけ
でなく、それに様々なサスペンス性エッセンス
も加わり、良質な番組になっていると思う。
（視聴率など関係ないＮＨＫで作られたような）
単純な意図的、故意的なお涙頂戴なドラマでなく
台詞、小道具、情景などの殆どが伏線であり、
後々にそれが生かされてゆく。確かに製作陣の
言うとおり、「完璧すぎるドラマ」であると
思う。

最終話の情報の「ツグミ＝レナからの奈緒への
ある依頼」と「第１話はラストシーンの始まり
なんです」「最終話は第一話の回想」という
監督の台詞などを考えてみると

単純な最終話予想①

理不尽にも仁美より奈緒が重罪（仁美に執行猶予
ついて奈緒には付かないかも）仁美も改心したのか
どうか判らないがのうのうと施設に引き取りに来る
仁美（実際の虐待死事件でも施設から戻して再び
虐待死させているのが多い）出所した奈緒にツグミ
＝レナから「また、お母さんになって（誘拐して）
助けて」という依頼。二人の逃避行。それと並行して
うっかりさんの過去の罪状が明らかになるが奈緒が
絡んでいるため（直接？）の罪だった。罪を被る
という無償の愛に後悔する奈緒。Motherのｔの字が
十字架なのは既に奈緒は十字架を背負っていたと
いう意味。
（深読みしちまうと奈緒の子供時代の施設での台詞
で「お母さんになりたくない。子供が可哀想でしょ」
というのがあったが、あれは虐待で苦しんでいた
子供を同情のあまり殺害してしまったのかも知れない
だから、独身ではあるが幼少の頃から母性が存在
していた）

単純な最終話予想②
とにかく奈緒とツグミが一緒に暮らせる。けど、
うっかりさんか、床屋に通ってた爺さんから
ダークな過去を聞く。そこから奈緒の幼少の
頃からの回想が終わり二十分かやって、第一話の
初めになり、ツグミとの邂逅の場面で終わる。
（泣き顔スマイル流れて視聴者号泣）

上記の予想を裏切る不安な伏線・・・

①山本耕史に慕っていた虐待男児が撲殺された
結果に終わった過去・・・それによって彼は
救えなかったことと、救うことを実践した奈緒
との間で究極の中立的な立ち位置に居る。
公園での「ツグミちゃんを元の母親に戻すのも
ひとつのはッピーエンドじゃないか？」という
台詞も彼の経験上の言える究極の中立的な台詞だ。

「ハッピーエンドにはしない」ということなので
心構えて鑑賞に望みますが、それはツグミに
とってハッピーエンドにしないのか、奈緒に
とってハッピーエンドにしないのかで、感動が
変わると思います。

過去日記で「全ての親に観てもらいたい」と
書きましたが「全ての人に観てもらいたい」と
表現したほうが良いような気がします。

ドラマの公式サイトの掲示板でも十代の視聴者
が多い。若い頃に、こういうものを見せるのは
とても良いことだと思う。俺も小さい頃に、
緒形拳の映画「鬼畜」で泣いた、泣いた。
子供なのに余りにも子供が可哀想で泣いた泣いた。
おかげで娘さんと東京タワー行けなくなりました
もの（笑）今でも残っているトラウマもの映画
でしたね。

もしも、独身の頃だったら、このドラマを
観ていただろうか？逆に逃げるように観なかった
と思う。元々家族を作るのが怖かったほうだから。
奈緒の幼少の台詞は子供の頃から俺が思い続けた
ことと全く同じだ。家族を作ってしまったら、
昔の自分のように子供が泣いてしまう家族の構築
の呪縛に縛られるのではないか？という何の根拠
もない妄想に囚われていた。

もう既に撮影終了、完了しているだろうけど、
ツグミちゃんが幸せになってくれるエンディング
なら本当に嬉しい。この可愛い笑顔で終わる
ラストシーンなら許せる。それだけでいい。
芦田愛菜ちゃんの笑顔で終わるのなら、とにかく
神ドラマだよ、神ドラマ。

しかし、芦田愛菜ちゃんという天才子役を
タイミングよく見つけたな、と思う。
インタビューで「泣く場面はどんなことを
考えて？」との質問に「ママに怒られたときを
思い出す」と笑いながら答えたときに、何気に
英才教育の一片を垣間見て、すげえ、と思った。

子供が犠牲になる物語や映画は基本的に
観るのが辛い。悲しいかな、悲しいかな、
ハリウッド映画なら安心して観れるのだが。
（ハリウッドはそういう描写ＮＧなのだが
映画マニアにとって他国の映画は結構、
ひどい・・・）

このドラマのメッセージは多い。

「実際に行われている幼児虐待の警鐘」

「それを救うには何をしたらいいか？」

「奈緒のように救えなくても他の手段は
ないのか？」

「全ての人間が何らかのきっかけで
仁美のように児童虐待を行ってしまう
紙一重の境界線を如何に回避するか？」

「子供にとって何が大切か？（愛情、
笑顔、優しさ）」

「自分（親）と子供の優先順位は？」

いろいろと考えると、あれほど虐待を
受けても素晴らしい笑顔でニコニコと
まわりを和やかにし、７歳にしてあの
強さを身につけたツグミ＝レナちゃん
が作中、現在進行形時で考えても一番
の被害者なんだな、と思いました。

そして、最も恐ろしいのは、このドラマ
が終わったあと、何の教訓も残らずに
人々の心から忘れ去られてしまうこと
ではないのだろうか？

私は「見ないようにすること」を掲げて
いるので意図的に忘却に追いやりますが。
奈緒のように。

ＢＤには永久保存版で焼きますけどね。

ドラマ「Mother」関連日記ログ

2011年01月31日(月) また泣かすんかい！？娘さんも嫉妬の芦田愛菜ちゃん史上最年少6歳でドラマ初主演「Mother」スタッフ再集結！（リンク）

2010年07月22日(水) Just because you want my loving, It's not enough to just turn me on （リンク）

2010年06月25日(金) 「Mother鬱」抜けきれず、残酷な天使のテーゼと落とした財布の中身（リンク）

2010年06月21日(月) ドラマ「Mother」を観終えて考えたこと　ネタバレ注意（リンク）

2010年06月20日(日) ドラマ「Mother」最終回感想　このドラマは映画を超えている（リンク）

2010年06月19日(土) ドラマ「Mother」最終回までの、あと１２時間で１６７時間の「Mother鬱」から解放される！（リンク）

2010年06月15日(火) ドラマ「Mother」最終話に皆が望むもの（リンク）

2010年06月14日(月) ドラマ「Mother」第１０話を観て　もはやどんなエンディングでも受け入れてしまいそうなくらい涙（リンク）

2010年06月11日(金) ドラマ「Mother」最終回　あらすじ　予想（リンク）

2010年06月08日(火) Mother 第９話を観て　涙一粒の安堵　ネタバレ注意（リンク）

2010年06月06日(日) １６７時間ごとの哀しみ（リンク）

2010年06月02日(水) 翌日まで、この涙を引きずるとは・・・Mother 第８話（リンク）

2010年06月01日(火) Mother第８話を観て　なんぼ泣かせりゃ気が済むんだ、この神ドラマ！（リンク）

2010年05月26日(水) Mother第７話　このドラマは一場面一場面完璧すぎる（汗）（リンク）

2010年05月19日(水) Mother第六話を観て、泣きました（リンク）

2010年05月15日(土) Turn on / Turn off list ドラマ「Mother」風（リンク）

2010年05月14日(金) 負の思考×議論≠正の答え（リンク）

2010年05月13日(木) 繰り返し、紡がれてゆく螺旋（リンク）

2010年05月11日(火) ドラマ「Mother」第３話、第４話を観て（リンク）

2010年04月20日(火) 「 Mother」第二話を観て　（リンク）

2010年04月14日(水) 「見ないようにすること」の難しさ：ドラマ「Mother」を観て（リンク）

↑個人的２０１０年神ドラマ
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Remarks 14th Jun 2010

2010年06月11日(金)

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