■TRASH■

2001年12月31日(月) 今年の一番

これを書いている時点で、今年も後1時間を切っております。

さてさて、今年の良かったシール表を振り返って見ましょう〜。

…とはいいつつ、いつからが今年でいつからが去年かってのがあんまりはっきりしないんだよなー…。

って!
そのために日記があるんじゃん!

うきうきこのEnpitu日記のINDEXのタイトルを見返すと…。


1・2月ないし、
3月から7月までウルティマのことばっかり。
それ以降はネタが多くてあんまり役に立たないし。


まぁいいや…。
自分の脳内今年で考えよう…。

一番文章に酔った作家
秋山瑞人(今年は本全然読まなかったなぁ…がっくり)

一番文章に酔ったEnpitu作家
もへじさん(無断…なんで、リンク貼りません(^-^;)エンピツの方はランキングですぐわかると思います。文章が上手い上に、読ませるしおもしろい…。最高。)

一番食べた外食のメニュー
油めん
(津田沼サンペデックにあるラーメン屋、元気一杯のメニュー。
 スープのないラーメンに、酢とラー油をかけて食べる。
 具はネギとチャーシューとメンマ、それに焼きネギ。
 おいしい)

一番食べた家のメニュー
おでんかキムチ鍋
(やっぱ鍋は楽なんだよ…。2日もつし…)

一番びっくりしたこと
旦那入院&手術
(今は元気です)

一番辛かったこと
…あったかな?

一番良かった家庭用ゲーム
なんだろう。…か、Kannon?

一番楽しかったこと
名古屋にれおさんに会いに、遊びに行ったこと
(びば、櫃まぶし!びば、矢場とんのとんかつ!)

一番楽しかった映画
千と千尋の神隠し

一番はまった漫画
ONE PEICE

自分にとってブームだったこと
・編みぐるみ
・ぬいぐるみ作成
・ウルティマオンライン


結構いろんなことがあったなぁ…。
なんだかいろいろ、おおざっぱにはしょってる気もするけど。
みなさまはどんな思い出が心に残っているでしょうか。



そういや、結婚したの今年だったなぁ…(^-^;)



2001年12月29日(土) シュレック

会社も休みに入り、シュレックを観てきました。

ハリーもいいけど原作は読んだので、とりあえず空いてからでいいと思う。
あの原作が映画で消化しきれるとは思えないけど、評価を見る限りではネバーエンディングストーリーのような「名前を借りた別作品」になっているようではないようなので一安心。

シュレックは、CMを見た限り、主役の3人が良い味だしていて観たくなったのでした。
映画は結構空いていて、ど真ん中で快適に観られたし、CGはきれい。
少しストーリーは急ぎ足で突っ込みたいところもあるけれど(ディズニーの映画を観ている感じ…)、なかなか良かったですよ。

映画ついでにもう一言。

なんで映画の”ハム太郎(ハムスターのアニメ)”の同時上映が”ゴジラ”なんだろうなぁ。

この組み合わせの宣伝を見る度思い出してならないことがあるのです。

今を去る事20年余り。
記念すべき劇場用ドラえもんの第一作目、”のび太の恐竜”の同時上映がゴジラだったんだよねー。

下町の、人が集まるといえどもどこか辛気臭い独特の侘しさを感じさせる、小さな駅ビルの屋上の、そこに佇むやはり小さな映画館。

生まれて初めての映画に、どきどきしながらどこか黴っぽい独特の匂いと、普段なら恐い筈の闇に包まれているのも気にならない程、スクリーンに見入る子供達。

ジャイアンがやけにいい奴になるのは映画特有とか、
使える道具を制限してハラハラ感を盛り上げるのはもうこの時から使われていたのだなぁ

というような余計なこと考えない、小学校あがるかあがるかあがらないかのわたしと、さらに幼い弟、その他似たような年齢の子供達に、ドラえもんはほんわかぱっはな夢を与えてくれたのでした。

感動に包まれている小さな観客に、続いて贈られるのは

なんとなく薄暗い画面。
不安な感じを煽る暗い音楽。
壊される町。
映画の恐怖と本物の恐怖も判別できない子供に与えられる、言い知れぬ恐怖感。
そして恐ろしい怪物。

…泣くって。
子供泣くってばさ。

わたし達は映画の途中だというのに、早々退出しました。(同案多数だった模様ですが)

ゴジラ目当てでも、ドラえもん目当てでも、双方共に不幸なカップリングだったような気がしてならないんだけどなぁ。
両方目当てだったのは全体の何%だったか知りたい。

…ハム太郎目当てのお子様なんて、ドラえもんより対象が低いような気もするし。
お子様泣かないといいんだけど…。



2001年12月26日(水) ふとんについての発見?

最近、大発見したんですよ!

夜寝るときにびしっと仰向けに寝ると、とても寝相が良い状態で起きられるということを!

…すんません。

ごく狭い範囲の大発見というのは良く存じ上げておりまする。
適用範囲も自分だけだろうし(;_;)

でも聞いてくださいよー。


今まで大抵起きたときに毛布一枚とかな状態だったので

目が覚める→ひどく寒い→布団を掛け直し温まるのを待つ→二度寝

という黄金パターンでかつ痛恨の一撃パターンだったものが、

目が覚める→体があったかいので、今の内に着替えようと思う→起きる

というすばらしーーーいパターンに生まれ変わったのでした。
おかげで、千葉という土地柄もあるけど、まだ朝暖房いらないわ、朝ちゃんと起きられるわで、いいことづくめなのですよ♪

とはいえ、実際は暖房付けても、部屋が暖まる前には家を出ないといけないのでどのみち使わないんだけれども。(そう言うと、それお前ちゃんと起きているって言わないと、いろんなところから突っ込みが来て(主に旦那)、わたしが逆ギレするのでそれは置いておいて。

今まで抱き枕使ったり、力尽きて突っ伏して寝ていた為に、仰向けに寝るなんてことほとんどなかったからなー。

いやー、今年一番の発見でしたよ。(多分)

二番目は、「老人と子供のポルカ」のゲバゲバが、内ゲバのことだったらしいということか。

…なんかここまで書いていて、それがわたしの今年一年の集大成と考えるにつけ、もう一度今年の最初からやり直したい気持ちでいっぱいです。

……来年がんばろう…。



2001年12月25日(火) ゲームブック

53

日が落ちる前に、あなたはなんとか街へ辿り着いた。
大通りには色々な店が建ち並び、家路に着く人々や夕飯の買い物をする女達で賑わっている。
ここで宿を取ることもできるし、店に入りアイテムを求めても良い。
大通り外れには暗闇の色をしたテントから、光がちらちらと漏れているのが見える。

さあ、どこへ行く?

商店に行くなら327へ、酒場を覗くなら82、テントに入ってみるなら220へ進む。




ゲームブックって知ってますか?

サイコロ片手にキャラクターシートとにらめっこし、各フェーズに振られた番号を辿って物語りを完成させる本なのです。

各場所にちりばめられたヒントを集め、
現れた敵を倒し、
ダンジョンを迷い、
手に入れたアイテムを駆使して、
本の主人公となって冒険をするのです。

沢山傷を負ったり、罠にはまったりして力尽きると、最初からやり直し。
たいていの場合、ダンジョンや街の地図を自分できちんと書かないと迷ってしまうし、結構謎解きもシビアだったり、ヒントを捜すのが難しかったり、アイテムを取り忘れるとあっというまに死んじゃったりする。

かれこれ10年くらい前には一斉を風靡していたのに、急速に人気は下火になり、今は全くと言っていいほど見られなくなったこのゲームブック。

わたしは「火吹き山の魔法使い」とか赤い背表紙のやつを何冊か買って……、やっては挫折し、挫折してはやったりしていました。
そんなゲームブックが、このたびめでたく復活と相成ったのです。



こうして自己紹介をしてるのも、理由がある。なんといっても、ぼくは君なのだから、いや、この本の読者である「あなた」がぼくなのだから。

そう。

このページを読んだとき、あなたはぼく自身と化す。
身長一〇〇センチ、体重三〇キロ、毛むくじゃらの顔、大きな目、ちょっと利口で、一見気弱そうで、腕力はないけれど、でも勇気はある。
さあ、ぼくの足を使って、あなたは歩き始める。

右、左、右、左、そう、いいぞ。

……うん。これならばっちりだ、ぼくらは息が合いそうだ。



ちょとはしょってるけど、これが鈴木直人著「チョコレートナイト」の出だしです。

どうですか?
わくわくしませんか?

ポポレイポラという、二足歩行をする猫のようなファジイ族の勇者となって、人間のお姫様を助ける為に冒険に出る物語です。

わたしはこの出だしをウェブ上で見て、誕生日プレゼントでもらうならこれだ!と、プレゼントにねだったのでした。

小さな本に、沢山の冒険が詰まっている。
そんなのをプレゼントにもらったら嬉しいじゃないですか。(わたしだけ?)

本当は初旬の発売だったのですが、延期に次ぐ延期でようやく昨日発売になったのでした。
ただし昨日は祝日で流通側の関係かなにかで、予約してもらった本屋には入荷してなくて、ようやく今日手に入れられた次第であります。


どうやら今回の本は、あまりメモの必要のない簡単設計になっているみたいです。
久しぶりの人の肩ならしや、初めましての入門にぴったりなようです。

それでは、わたしは勇者ポポレイポラになって、冒険の旅に行ってきます。



2001年12月24日(月) とりあえずメリークリスマス

…クリスマスねぇ…。

この日が誰かの誕生日だろうが、それ以前からあるお祭りの日のことだろうが、そういった議論には興味ないし、
昔から家のプレゼントなんてこういうのだったし、
わたしはケーキが食べられれば幸せだったり。

未だケーキは贅沢品という認識があるし太るので、あんまり食べるのも気が引けるんですが(本当か?)、街中がケーキ三昧なこの日なら
食べなきゃソンな気分で、どこか理性のタガが外れて(外して?)ケーキにうかれられるんですよ。
幸せ、幸せ。

今日は旦那のお父さんとお母さんに招待された中華バイキングの一皿目に、チョコレートケーキ×2、ショートケーキ×2を持ってきて呆れられました。
旦那の姪ごさんにも「デザートはあとでしょ」と笑われました。

でも即効食べました。

ちなみにその後、ブッシュドノエルにタピオカココナツに杏仁豆腐もしっかり腹に収めました。
おいしかったです。


街がきらびやかになるのを見るのは好き。
信仰が根底にないからまるでうわっぺらだけの輝きで、不況にあえぐ日本にとって、ニューヨークのように復興の光にもなりはしないけれど、空から見れば結局は同じ輝きなんだろう。

純粋に祈る人もどこかにはいるだろうし、ケーキに浮かれる人もいる。
特別な日が増えて、一日一日を大切にしていければ、平和な世の中になるんじゃないかなぁなんて思ったり。

まぁ、なにはともあれ、Merry Christmas



2001年12月23日(日) 無駄な買い物駆け込み更新

あの日記を書いてから3日も経ってないし、今年だってもう1週間だというのに、今年一番無駄な買い物を更新してしまいました。

ああ、舌の根もかわかない内とはこのことなのね。

さてさて何を買ったかといいますとですね…、ええ、ほんと今更なんですが、

「PCEngine」

買っちゃいましたよ。ええ。

額からすれば、ファミコン&ディスクシステムの方が高いんですけど、あっちは持ってたゲームソフトも何個かあったし、ディスクシステムはまだ書き換えが出来るから、結構遊べるのに対し。

なんといってもこのPC-Engine。

旦那が遊ぶ「ドルアーガの塔」専用。

………。

いや、まぁいいんですけどね。
旦那うれしそうだし。

このPC-Engineというのは、今から14年前に対任天堂ゲーム機としてNECが送り出し、数々の亜種の本体、更には家庭用初のCD-ROMまで搭載させ、700本余りのゲームソフトを世の中に送り出した一部で伝説(本当か?)のゲーム機なのですが。

うちの場合はそんなことは関係なく、旦那が「これこそが製作者が作りたかった本当のドルアーガなんだ」と、PC-Engine版のドルアーガ(熱狂的なマニアを生んだ−旦那含む−元はアーケードゲーム)をやることを強行に主張した為、買うことに相成った訳であります。

旦那の案内で、千葉県は浦安市にある「浦安鑑定団」という店に買いに行ったのですが、この店すごいんですよ。

まず入り口入って一番目立つショーウィンドウには、非売品の懸賞当たりグッズが!

サッポロ黒ラベルのDVDプレイヤーが9万8000円とか、
残念ながらあんまり覚えてないんだけど、
冷蔵庫とか小泉今日子が宣伝していた(午後ティーだっけかな?)キャリーケースとか。
BOSSで当たる漫画(明日のジョーとか)、ペプシのR2D2のボトルキャップも並んでたなぁ。

欲しいとか高いとか、そういったものよりまず、「当たる人って本当にいるんだ」と思ったのが一番の感想だったりして。

そんなすごい物達に出迎えられつつ、中に入ると、古本・古漫画が山ほど。
ガチャガチャやペットボトルのおまけ(スヌーピーとかFFとか)に、チョコエッグなんかのお菓子のおまけが壁に無数にぶら下がって売られているし、UFOキャッチャーの景品やらが所狭しと並んでいる。

階段を上って2階に行くと、既に階段ではディスクシステムにファミリートレーナー、裸ファミコンやらどんどこ無造作に置いてあるし、探せばSEGAのMasterSystemやゲームウォッチとかまで転がってるし、MSXのカセットまである。

ファミコンのカセットからPC-Engineのソフト、サターンや最新の機種のゲームまでが、あいうえお順で区分され、まるで図書館のように上から下までぎっしりと詰められた本棚が、やはり図書館のように並んでいる。

整然としているようで、でも混沌とした雰囲気がぬぐえない、明るいのに何故か暗いんだと思いこんでしまう、物置にしている地下室のようなイメージの場所でありました。

ちなみにそういう場所、大好きだったりするけど。
多分夜に待ち合わせをしていなかったら、平気で5〜6時間はいたかもしんない。
家のそばにあったら、毎日通っていたことでしょう(ー_ー)

旦那は亜種のうちの、コアグラフィックスという機種を選んで(それしか附属品が揃ってなかったとも言う)、わたしはファミコンの”忍者ハットリくん”とNintendo64のパイロットウィングスをそれぞれ480円で買ってもらったのでした。

ああ…。
これで、ファミコン・ディスクシステム・スーパーファミコン・PC-Engine・セガサターン・ドリームキャスト・Ninetendo64・プレステ2・GB・GBA・ワンダースワンと揃ってしまったよ。
なんだかなー。
ゲーム屋敷か、うちは。

…ま、まぁPC-FXとか、ぴゅう太をねだられているわけじゃないからいいとしましょう…。



2001年12月21日(金) 忘年会と、今年買った無駄なもの高いもの

よく聞く話なんだけど、全国共通で絶賛年末中なのだからしょうがない。

過ぎて行く残り少ない時間と、通り過ぎていった膨大な数の昨日、そして、うんざりする仕事を全部ひっくるめて酒で洗い流す、忘年会がわたしの会社でも行われたのでした。

しかし、予約人数が急に増えたの為に予約が上手く行かず、就業が18時半なのに忘年会は20時半から(^-^;)

それというのも、ほんとはうちのグループだけの忘年会だったのに、予約を取るのが面倒くさかったらしい営業が割り込み、協力会社で姉妹会社みたいなところが乗ってきて、残ったグループを「仲間はずれ」にしたような感じの忘年会の規模になってしまったのでした。

17時半が定時なので一回家に帰っていたという人あり、(近いのはいいですな)
風邪ひいて倒れそうになりつつ仕事をしていた人あり、(家帰れ)
点滴打ってから会社に来た人あり、(真面目に家帰れ)

そんな中で忘年会をやって終わったら22時半。

普通なら2次会が終わる時間に終了したのでした。
まー、それはそれでいいのかな。
うちは次の日仕事でも、飲み会の後朝まで2次会やってる人が多いから、割り切って終わりにしちゃえるし。


まぁ、そんな忘年会の最中、取りあえず暇だったので周りの人にアンケート採ってみました。

今年一番の高い買い物は?
  ・携帯かなー?(29歳男)
  ・引越し?(26歳女)
  ・ノートパソコンですよ(27歳男)
  ・10万のスーツ(25歳くらい男)
  ・俺、物買わないから(31歳男)

今年一番の無駄な買い物は?
  ・ワンダースワンカラー(29歳男)
  ・深夜の通販でやっているダイエット器具をドンキホーテで買ったやつ(26歳女)
  ・トロと休日かな(27歳男)
  ・ワンダースワンカラー(25歳くらい男)
  ・パソコン(26歳男)
  ・俺、物買わないからないよ(31歳男)

ワンダースワンカラー多いですねー(^-^;)
トロと休日は今度たかってみようとか思ったり。
携帯の値段は3万だったそうです。iモードは高いっ。
しかし、プログラマーなのにパソコンが無駄な買い物とは…。
まぁ、うちの会社、パソコン知らない人多いからなー。

ちなみにわたしの一番高い買い物は、結婚式を除けばエアコンあたりだったと思います。

ちなみに一番無駄な買い物は、多分ファミコンじゃないかと思うのですが。

良い買い物はなんだろう。
…ウルティマオンラインかな?友達出来たし。

また来年も、良い買い物ができるといいなー。



2001年12月18日(火) 休んでしたこと。

休みを取った。

会社ですることがなくて死にそうな上に、来年は忙しいことが決定にしているので、有給を使って会社を休んだ。

いつもの時間に起きるのを試みてあっさり挫折し、10時過ぎ頃のそのそと起き出して布団を干す。
お風呂の残り湯を洗濯機に入れながら、昨日タオルを漂白剤に浸けておいたのをゆすいで、洗濯機に突っ込む。
うーん、タオルきれいになったなぁ。

普段窓をあんまり開けないので、窓全開にする。
外の気温と変わらない家の中で1時間ウルティマオンラインをする。

窓全開のまま、面倒くさいのでセブンイレブンでお昼ご飯を買って、ごきげんようを見つつ食事。
ごきげんようは10年もやっているらしい。
総集編みたいのをやっていた。

天童よしみとさんまが出ていたのだけれど、さんまがなんにでも突っ込むので話が進まない。
…もう一人のゲストが誰だったかすら覚えていないほど、一人で良くしゃべる。

ごはんを食べたので掃除。
めずらしく結構真面目に掃除。
ダイニングの床に雑巾をかけながら、ああ、引越しして来た時以来初1年ぶりに雑巾がけしているんだなぁと思うに付け、

お義母さんごめんなさい

と、反省することしきり。

トイレを掃除した後、まだストーブの灯油を買っていないことを思いだす。

灯油のケースを自転車の前籠に突っ込んで、近所のガソリンスタンドに行く。
自転車を影に隠して、「灯油って売ってますか?」と間抜けなことを聞いてみる。

いやね、実家で灯油を買っていた時は、灯油売りのおじちゃんが来てくれていたんだよねー。なもんで、そこ以外で灯油買ったことがなくかったんだよー。

売ってるというので、隠していた灯油ケースを持ってきて灯油を入れてもらう。
普段のカバンが重いので、あんまり重く感じないのが自分でもどうかと思う。

旦那がわたしのカバンを持ったとき、

「もしかして鍛えてる?」

と言ったのもあながち的外れでもないかもしれない。

どうせならストーブの掃除をしようと、ストーブの中に貯まった灯油を抜いて、空焚き。
灯油の匂いに少し死にそうになる。

今日は簡単キムチ鍋で済ませるので、白菜やお肉なんかを買いだしに向かい、さくさくっと作る。
ごはんも炊く。

お風呂掃除がまだだったので、慌てて掃除。
冬場のお風呂掃除は冷たい。

そんなこんなでおしまい。
せっかく休んだのに、休んだ気はしなかったよ。



2001年12月17日(月) コンピュータの香水?

この間、メルマガを読んでいたらとても心くすぐられる記事がありましたですよ、奥様っ。

はい、その記事のタイトル。

「■オタク心をくすぐる? 「コンピューターの匂いがする香水」■」

…ああ、わたしの心をくすぐって仕方ないわ…。
コンピュータの匂い…。
素敵…。


窓のない、空調が完備された部屋。
仄かに光を放つコンソール。
XWindowが明滅を繰り返す度に薄暗い部屋に、波のような白っぽいゆらめきをはためかせる。

高温多湿に弱いサーバーのために肌寒いくらいの温度に保たれた窓一つない部屋には、ただサーバから静かにファンが回る音と供に埃っぽい乾いた空気がぐるぐると巡回していく。

所狭しとラックが並び、そのどれもに同じような顔をした四角い箱が積まれ、そこから引っ張り出された色とりどりの10BaseTのケーブルが途方もない0と1とのビットを羅列を延々と吐き出し続ける。

機密保持のために掃除のおばちゃんが入れないために、風が吹き溜まる部屋の四隅には埃が先住民のような顔をして我が者顔で鎮座ましましている。

慣れない仕事で失敗したり、接客出来なくて辛くなるたびにここに逃げ込んでた。
冷えた空気。
誰も来ない薄暗い部屋。
怖い係長や、うるさく言う知らない人のこともここでは無関係だ。

隔離されたような小さなこの部屋の独特の空気を嗅ぎ、静かにうなるファンの音を聞くと少し落ち着いて元気になった。
肺に体に悪そうな空気が溜まるくらいには元気になって、頑張る気が起きた。


だからこそっ。
ただのコーヒーの香りであるとか!
ニコチンの香りであるとか!!
そーーーいう香りでないことを切に願うっ。

かび臭い空気っ!
何年もそこで淀んだ酸素の匂いっ!!
それこそがコンピュータの香水であるべきなのだっ。

…そうなら買いますっ。
1ダースくらい買うよ?ほんとだよ??

他に賛同者はいなさそうだけどね・・・。
しかし、ほんとはどんな香りなんだろうなー。
嗅いでみたいよーーー。



2001年12月16日(日) びば!ふぁみこん

この土日で、旦那と一緒に暮らすようになって1年、初めてとも思える大きな無駄遣いをいたしました。

買ったもの
・ドリームキャストキーボード
・AVファミコン本体
・AVファミコンとテレビをつなぐケーブル
・ディスクシステム
・ディスクシステムアダプタ

・ドリームキャストソフト(Typing of the Dead)
・ファミコンソフト(迷宮組曲・オバケのQ太郎ワンワンパニック・ドルアーガの塔・カイの冒険)
・ディスクソフト(エキサイティングサッカー・将棋)
・スーファミソフト(ブルークリスタルロッド・平成新鬼が島前編)

・プリンター(Cannon S700)

プリンターはともかくとして…。
「なにやってるんだろうね、うちら」
としみじみ思う今日この頃です。

なんでこんなことになっているかといいますと。
旦那がHPでふるーいゲーム(8年前とかそのくらい?)であるところの、ドルアーガの塔の攻略(…今更だと思うのだが)を書いていてまして、そのゲームというのが4部作なんだそーなんですよ。

で、ドルアーガの塔の攻略が終わるから他の作品も、という流れになっちゃいまして、んで、その4部作の1作目がファミコンでしか出てないのでした。
(他の2作はプレステ用のナムコミュージアムという作品に入ってるのでした。もう1作はスーパーファミコン…)

わたしも「それなら実家にあるディスクシステムのゲームがやりたい」とか思ってしまって、ほんとーーに今更ながら、AV接続が出来るファミリーコンピュータを買うことになってしまったのでした。

で、このAVファミコン、アダプタやテレビとつなぐケーブルが別売り(スーパーファミコンと兼用)だということで、実家に取りに戻ったはいいけど、テレビとゲーム機を結ぶケーブルはないし、ディスクシステムは壊れているしで、結局わらわらとまた追加で買ったりして、上記の通りになってしまったのでした。

すでにPS2とNintendo64とドリームキャストが出ずっぱりだったテレビの前に、ファミコンとスーパーファミコンとディスクシステムと、ドリームキャストのキーボードを並べてみる。
しかも壊れたディスクも並べてあるから、ディスクシステム二台だよ。

…うわー、むっちゃきたない…。

ケーブルとアダプタが混在するから汚いんだよね。
掃除機みたいに電源が本体の中に入っちゃうようにするとか、テレビとゲーム機の接続がワイヤレスになればいーのになーーー。

そうそう、アダプタ差すのが増えたから、電源タップも買いかえたんだっけ。

しぶる旦那を連れ出して、とりあえずゲーム機をしまうラックを買って一通り片付けたところで、昔大好きだったディスクシステムのアドベンチャーゲーム「Dead Zone」を10年以上ぶりに再プレイ。

10年以上って、具体的には何年だろうと調べてみると。
発売は1986年。
15年も前でした。
物心ついていない人もいるやね(悲)

さてさて、このゲームはファミコンで初めてVoiceを使ったゲームなのでした。

やっている時には、なんと言っているかさっぱりわからなかった主人公の叫びを聞きつつ、ゲームスタート。
(本当は「何故俺は、ここにいるんだ」が正解らしい)

ああ、画面に出る文章が半角カタカナなのが時代を感じさせますな。
色も同時には確か8色までしか出なかった筈だから、当然貧相で。
音楽は、ファミコンのPSGと違って、FM音源で音はいい筈なんだけど、確かオープニングくらいしか音楽はなかったなぁ。

でも大好きで何度もクリアしたんだけど、ディスクシステムのゲームって書き換えが出来るからうっかり書き換えしちゃって、その後また欲しくて欲しくて、つい2年くらい前にようやく見つけて新品で買いなおしたんだよなー。
その時、ファミコン本体がすでに行方不明になっていたというのに。

それをこうやってやることが出来るんだから、人生捨てたもんじゃないかもとしみじみしつつ、遊んでみるも………20分で投げ出しました。

…ぜんっぜんわかんない!

ストーリーやどうやって進むか全部覚えているのに、それなのに先に進めないとは…。
本当はゴミ捨て場から脱出するのが1章なのに、そこから進展する兆しも見せずに早くも断念。
ゲームは、”アケル”とか”シラベル”とかのコマンドを使って、いろいろ調査して先に進んで行く、いわゆるコマンド型アドベンチャーなんだけども。
ゴミ捨て場でおろおろするばかり。
なんか頭弱くなってる?
…ネットで攻略サイトでカンニングしちゃおうかなー(弱虫)

気を取りなおして、二人用のゲームを旦那とする。
クルクルランドに、デビルワールド、百の世界の物語(RPG型ボードゲーム)。

昔は基本的に多人数で遊べてたなぁと、やっぱりしみじみ。

たのしーなーファミコン。
百の世界の物語の相手になってくれないかなー。

というわけで、対戦相手激しく募集。

待遇:おこたとみかん&キムチ鍋
好みによりホットケーキか銀だこのたこやきをおやつに。
泊まり可。

ファミコンカセットを持参出来るとなお待遇良くなります。
アイス・ケーキ等デザートプラス。
1番風呂。
肩揉み・足裏マッサージ。

…わりと本気です(・_・)



2001年12月15日(土) バルクオーダーCGI

この間作っていたCGIってのは、ウルティマのバルクオーダーのためのCGIなのでした。

バルクオーダーといいますのは、この日の日記の中ほどにもあるのですが、まぁ簡単に言うと鍛冶職人に、お店の人が武器防具の注文をしてくれるというものなのです。

んでですね、武器なんかはまぁいいんですよ。
武器作ればいいんですから。

問題は大口注文なんです。

セット注文をされることがあるんですね。
防具っていうのはたいてい対になっておりまして、プレートの銅・プレートの足・プレートの腕…というように、ものによっては少なかったりもしますが、同じ種類で頭・首・胴・腕・小手・足というのがあります。

プレートの他にはリングメイル・チェインメイルとかあるんですけど、ある種類のセットを20個づつ揃えてくれっていう注文があるんです。
それが大口と呼ばれるやつです。

んで、じゃあといって、そのセットを作るだけじゃ駄目なんですよ。
「プレートのセットを20セット作ってくれ」という注文書が出たら、「プレートの首20」「プレートの小手20」という、小口の注文書が別途必要なんです。
数は15や10とかもあるので、ぴったりあった注文書を手に入れるのがまた難しい。

他にもその製品をどの色の鉱石で作るのかというのがあるので、さらに条件が厳しくなります。

なんで、鍛冶屋仲間同士で必要な注文書を交換する必要性っていうのが出てくるんですね。

で、それを普通の掲示板を使ってみんなやっているので、それを楽にするためのCGIを作ったのでした。

CGIってのは概ねPerlという言語で書かれていることが多いんだけど、ずっと勉強しようと思って、手をつけては止め、止めては手を付けというよーに、さっぱり勉強してなかったもんだから、四苦八苦したのでした。

でもやっぱり作りたいものがはっきりしていると、勉強の取り組み方も全然違うし、ほんと楽しかったです。
ANHTTPとActive Perlをインストールすれば、インターネットにつながなくてもPerlのテストが出来るから、がんがんテストも出来るし。

プログラムはやっぱり楽しいなぁ。

会社が果てしなく暇だったので、こっそり会社で作っていたんだけれども、次にASPの仕事が来るかもしれないし、当たらずしも遠からずって感じで勉強っちゃ勉強と言えなくもない。

多分。

とりあえず、最近はろくにウルティマ仲間とも交流してないしなー。
コンピュータおたくは、コンピュータおたくらしく、せめてこういうところでくらいには役に立っておかないとね。(自虐的)

ところで、そのCGI欲しい人いませんか?
…って、ウルティマやってる人いないかー。しょんぼり。

●お世話になったページ
Kent Web
AN HTTP
AN HTTPDを確実に動かす方法

その他、いろいろな方の解説・サンプルページ

●お世話になった書物
・技術評論社・CGI&Perlポケットリファレンス
・オライリーのラクダ本



2001年12月14日(金) かなしいことあれこれ

つい最近の、思わず人生に絶望したくなった出来事。


ゆでたスパゲティをザルにあけた時に、目測を間違えたこと。

家に持って帰ったフロッピーディスクのデータで、一番重要なファイルだけがピンポイントで破損していたこと。

ISOの審査で周りはすごく忙しいのに、自分だけ「いくら改造とはいえ、組んだこともないPerlで検索・登録・編集・削除が出来る自分向けにカスタマイズしたCGI」が出来たくらい暇だったということ。

今日の「今日の占い・カウントダウンハイパー」で、最悪の運勢の上に、余計な仕事でパニックみたいなことがあったのに、話し掛けられることすらないこと。

それなのに、今年度中に仕事が同時期に3本動くことが決定しているを告げられたこと。

昼休み、人様の日記に一人で笑いを噛み殺して読んでいる自分を、休み終了後に冷静に見つめなおしたこと。

いっつも年賀状を結局出さず、去年とおととしの年賀状があわせて100枚は残っているのに、今年もまた年賀状を50枚ほど買っていたこと。

そして交友している友達の数を数えても、「そんなにいらない。むしろEメールで送ればいいじゃん」と思ってしまうこと。

くしゃみをしたら、スカートのホックを留めている糸が切れたこと。

…それなのに、スカートがずり落ちないこと。




そして、こんな文章を、仕事中に書いていること。



2001年12月08日(土) 初めて会う仲間とTyping of the Dead

明けて今日。

パソコンのネットゲーム、ウルティマオンラインで一緒に遊んでいるyoshiyukiと、ケンシロウさんに初めて会うのでした。

ケンシロウさんとは3ヶ月近く、よしよしとは半年くらいの付き合いで、リアルで話すのも初めて。
あー、どきどきでっす。

浅草の雷門前で待ち合わせなので、浅草へとりあえず向かって、れおさん所望の激辛せんべいをGetすべく仲見世をうろうろ。

なんでも修学旅行で来て、この激辛せんべいの早食い競争をしたんだと。
わたしもばらで買ってみるけど…、このせんべい、真っ赤なんですけど?
そんでもって、袋の底に七味がいっぱい落ちてるんですけど?

まぁいいや。今日来る2人のためにおみやげに買って押しつけよう。
辛いものが好きとか嫌いとかは、とりあえずどうでもいい。
わたしはばらで5枚購入。

群馬からやってくるケンシロウさんは、早めに着いたというので先に、その後よしよしと合流。

よしよしもケンシロウさんも、身長が180あるのででかいです。
よしよしはがっしりタイプで、ケンシロウさんは細身。
双璧ですな。

適当なお好み焼きやさんに入って、とりあえず食べたり飲んだり。

とりあえずケンシロウさんを除く4人(わたし・旦那・れおさん・よしよし)、共通の見解としては、

「ケンシロウさん以外はみんな予想通り」

という結論に落ち着きました。

ケンシロウさんは、ゲームのプレイっぷりから想像する廃人ぶりとはかけはなれた、さわやかな青年でした。

話はウルティマにまつわることを話したり、まぁ、話自体はウルティマでもくさるほどしているので、お互いの印象を深めるとかそういう感じだったでしょうか。

学校や会社以外で新たに友達作るのって難しいと思ってたけど、そんなんでもないんだなーと、しみじみ思ったり、お好み焼きを食べているのは、わたしとうちの旦那ばっかりだなーと思ったりしてました。

みんなからバルクオーダーの話を聞く。

わたしがウルティマをやらなくなってからの新システムで、鍛冶屋さんが防具屋や武器屋で物を売ると、武器や防具の注文してくれるそうなんです。

斧10個作ってとか、プレートの鎧を20個作って、とか。

んで、この注文は6時間おきにしか発生しないんだそうで。
睡眠時間も6時間未満、6時間おきにはパソコンに座っているという、素敵な廃人っぷりを聞かせてくれたのでした。

わたしも苦労して鍛冶職人育てたんだよなー。
またウルティマ熱が復活して来てしまったのでありました。

ケンシロウさんのおうちが遠いので、夜も10時前には解散。
今度はもっと早い時間に遊びましょうという約束をして、別れたのでした。

雪山に遊びに行っちゃったクイックと、仕事が忙しくて来られなかったTunamiさんにも会いたいし、また遊べるといいなぁ。

でも、会うとしてもずっと先なんだろーに、別れの挨拶が
「んじゃまたあとで」
ってのが、なんかいいね。
確かにまた二時間程度で会えるっちゃ会えるもんな。ウルティマ上で。

家に帰って、れおさんが持ってきてくれたドリームキャストのTyping of the Deadセット(ソフトとキーボード)で遊びまくる。

これは、タイピングゲームなんですよ。
ゾンビが沢山出てきて、そのゾンビについている文字をキーボードでちゃんと打つと、やっつけたことになるというゲームなんだけど、

・駅弁売りのようにキーボードを持って
・文字を打つと、そのキーボードから弾が発射し
・しかも背中にはドリームキャストを背負い
・その動力源はアルカリ電池
・んで、打つ文字は「ビビビ婚」

なんですよ。
あー、楽しい。
おいら、タイピングゲームで徹夜するくらいタイピングゲームが昔(PC-98時代だ(笑))っから大好きで、案の定夢中。

絶対に買ってもらうと心に決める。

その後ちょっとウルティマして、インターフェースの変わりように、本当に長い間ログインしてなかったんだとショックを受けたりしておりました。

久しぶりに3時くらいまで遊んだのでした。
楽しかったー♪



2001年12月07日(金) れおさん再び

今日の夜からわれらがれおさんが泊まりにきたのでした。

れおさんというのは、もちろんハンドルネームでありまして、ウルティマで知り合ったネット友達であります。
彼は名古屋在住で、金曜日に上京。
そんで、土日うちに泊まっていくことになったのでした。

れおさんが来るといつも考えることが、関東名物の食べ物ってなんだろーってことです。
名古屋に行ったときは、櫃まぶしでしょ、矢場とんのとんかつでしょ、鍋焼きうどんでしょ。
そんでもって、前行った時は食べなかったけど、名古屋コーチンとかあるし。

でも、これといって食べにつれて行くお店が思い浮かばない。
美味しいお店とかはあるんだけど、名物じゃないもんなー。

というわけで、またお蕎麦食べたりしたわけでありました。
(名古屋のほうでは、そば湯はデフォルトでは出てこないそうなので)

この日はれおさん、なんと二時間しか寝ていないそうで、夜はそうそうにダウン。
25時過ぎには寝てしまいました。

日曜日は、他のウルティマ友達との初の顔合わせ。
どきどきです。



2001年12月06日(木) ISOとぺんぎん

ISOがやって来るんです。

正確な言葉じゃないですね。
えと、会社がISOを取得しようとしていて、その審査の人がやって来るんです。

というわけで、今日、半年以上放置していた荷物入れのダンボールをようやく整理しつつ、深く反省した次第でありました。

いやーん、おもちゃばっか。

ぴかちゅうのお手玉とか、キンダーサプライズのおまけとか、ゲーセンのぱちもんの目がいっちゃっているスヌーピーのマスコットとか、同じく目つきの悪いウッドストックに、おもちゃの時計とか。

去年とおととし外で仕事していたんだけれども、何せそこに行くというのが確定した次の日から、帰社日もなく常駐する仕事だったもんで、荷物をまとめる暇もなかったのでした。
その入札の日も、「入札取れました。じゃあ引継ぎするから今すぐ行ってきて」というものだった上に、「席なくなるから、荷物はまとめておいて」という、哀しい状態だったので、とにかく荷物全部ダンボールにひとまとめ。

んで今年帰ってきたんだけど、めんどくさいので放って置いたのでした。
確か前に一度開けているんだけど、やっぱりおもちゃにあきれ果ててそのまんまフタを閉めたような気がする。
日記にも書いたな。多分。

それをまたどーして開ける気になったのかというとですね。
そこで冒頭のISOの話になるのですよ。

ISO。
最近良く聞きますよね?
日本酒の”磯自慢”を飲むと、必ずといっていいほどISOの話になるというあれです。
…なりませんか。そうですか。

えっとですね。
おーまかにいうと、なにをやるにでもマニュアルが存在し、そのとおりにやることを強制されるプロジェクトのことです。

例えばですねー、ええと、お母さんにお使いを頼まれたとします。
そうすると、あなたはまず”様式-73021お使い検査仕様書”を書きます。

1.メモを受け取る
2.メモを母親の前で復唱する
3.買い物袋を持つ
4.買い物用財布に受け取ったお金をいれる
5.玄関を開け、右に曲がり、300m歩いてスーパーへ入る
6.メモに書かれているものを取る
7.ない場合は、スーパーを出て右手5m先にある八百屋に行く。それでもない場合は家に帰る。
8.レジでお金を払う
9.家に戻る
10.買い物を袋を渡す
11.お釣りを返す

そして買い物前にこれをお母さんに見せて間違っていないかチェックをしてもらい、この項目通りに実行する訳です。

こうすれば、買い忘れはなくなるし、スムースに買い物が終わるわけです。

”この人がやれば大丈夫だけど、こっちの人だとだめ”ということのないように、会社で行ういろんな事に、品質を保つためのいろんな規定がこまごまと決められているのがISOなのです。

何かをする時には、この書式で文書を書き、確認をもらい、何かを選ぶ時はこの文書に添って選択し、保存物や文書をこの文書に則って保管するといったことを、その会社のマニュアルを作り、それに社員が従う。
多分、そんなことでしょう。

んで、さっきの場合、買い物袋が常に所定の位置にないと、買い物に行くのが遅れてしまいますよね。
なんで、買い物袋といわず、会社の物が適切な場所にあるように、常に整理整頓されている必要がある訳なんですよ。

んで。ISOというのは、とっても基準が厳しいんです。
そういった審査を行っている人に見てもらって、それで合格をもらわないと行けません。

さっきのフローで、例えば

「この買い物先はどういう基準で決めたのか」とか聞かれたら、「はい、買い物先リストがあります」と言って、”これを買うときにはこんな理由でこの店を選ぶ”とか書いた書類を提出しないと行けないし、

「この買い物はきちんと適正に行われたかを示すのはどれかね」とか言われたら、「はい、ここに最初にもらったお金の写真と、買い物をした時のレシート、これが返したお金の写真になります」と、資料を提示しなくちゃいけないし、「出発時間と帰宅した時間を示す写真はこれです」とか「買い物の中身はこれです」とかいちいちいちいち、ちゃんと証拠を見せなくちゃいけない。

そんなこわーい、こわーい、審査員の人がとうとうやって来るんですよ。

そんなわけで、埃かぶる文書やおもちゃや玩具やオモチャを、涙を飲んで片付けたり処分したり、ディスプレイの上に並んでいた動物王国やチョコエッグのおもちゃを引出しに閉まったりして(隠してるだけじゃん)、ようやくダンボールを折りたたんで倉庫に預け、机・ディスプレイ周りがすっきりした筈なんですが。

でもディスプレイの上はペンギンだらけ。

…ふふふ。
今、ペンギンズランチビスケットにはまっているんですよ。
ペンギンのフィギアが付いてくるお菓子なんですが。
すんごく可愛いんですよ。

こんな可愛いペンギンをしまったりしちゃもったいないじゃないですか。
どうせこんなところまで見ないだろーし、かわいいからおっけ。

…とここまで書いて、家に帰ろうとしたら。
「先輩、ディスプレイの上。片付けないと減点されますよ」
と、後輩にいじめられました。


片付けました。


引出しの中、動物王国。



2001年12月03日(月) さよなら日本語

ちょっと前、テレビで今の人はちゃんと日本語を使えていないという特集をしていた。

なにやらみぐるしくコメンテーターが怒っている姿がおかしい。

今の人が少し前の日本語を正しく使えないのは、親である世代がすでにもうちゃんと使えなくなっていて、さらにその人達が言う正しい日本語やらというものを書いてある本を読まなくなったせいなんだし。

周りが使わないものを、誰がきちんと使えるようになるというのだ。
言葉は生き死にがあるんだから、どうしようもないことなのに。
それなら、そのコメンテーターは、平安時代の言葉しゃべれるかっつーのだ。

ただ問題になっているのは、その言葉が使われているのがごく狭い範囲に限られていることにあるのだと思うのに。
結局その番組だって、探して来たおもしろいコギャル言葉を使ってみたかっただけだろーし。
それを40代とか50代とかにみせて”こんな言葉使いますか?”だって。

そして、そのコミュニティが細分化されて、そこでしか使われない言葉が多すぎるのが問題なのに。
そこを言及しないでどうしようというんだ。
頭に来る。

まぁ、向こう三軒両隣が死語に近い今、ご近所や村の代わりに自分達を存在していい場所にするコミュニティが乱立して、そこ独特の言葉が出来るのはしょうがない。
しかし、それがそこのものだとわりきれない人間が、他に押しつけようとする人間が多くなっているのがいけないと思うのですよ。

そもそもだって、回りが使わない言葉を正しく使えないのはアタリマエ。
それに最近の本だって、言葉というもののチェックは禁止用語とかそういうのにしかされていない節があるし。
少し前の良質な本というものは、絶対ら抜き言葉は許されなかったし間違った用法というものも使われていなかった。
普通の人が普通の言葉で書く本ばっかり売れるからだめ。
テレビだってきれいな言葉を使っているのはごくごく一部のニュース番組くらいだ。

ことあるごとに「”っていうか〜(↑語尾上がり)”って使いますか?」とか「情けは人の為ならずって言葉の意味わかりますか?」とか「的を得たって間違ってるんですけど、どう言うと正しいですか?」とか「全然って”ない”につなげなくちゃいけないんですよ」とか。
結局、そういう言葉を探して、それで他人のあら捜しがしたいだけじゃん。
テレビ局もさいしょっからそう言えば可愛いのに。

なんか久しぶりに頭に来てしまった。
むぅ。

美しい日本語が死んでいくのは悲しいけれど、それはどうしようもないことで、誰も使わなくなれば言葉が死ぬのはあたりまえのことで、絶えず変わっていくのは生き物の宿命だしね。

さよなら、日本語。


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