2003年07月10日(木)  三宅麻衣「猫に表具」展

     
元同僚(会社にいたときはトランスレーターだった)のイラストレーター三宅麻衣の個展へ。毎回違った切り口でミヤケマイワールドを展開してくれる彼女、前回は「Love」をテーマに「Jazz」との組合せ(絵の前でそれぞれの世界に合ったジャズナンバーを聴ける)で楽しませてくれたけど、今回は「夏」をテーマに「表具」ときた。場所は猫の個展で知られる銀座のギャラリーボザール・ミュー(銀座7-5-15 銀座蒲田ビル4階 03-3571-0946)。三宅麻衣の描く猫たちは各々にキャラクターが感じられ、絵の中で何かをしでかしてくれるのが面白い。蜂に止まられて困っている猫、船を漕ぐけなげな猫、シャボン玉とじゃれる猫……。一枚の絵の中にちゃんと時間が流れているので、しばらく絵の前に立ち止まり、そこにある物語を味わってしまう。テーマの「夏」にちなんで西瓜やら風鈴やら船やら金魚鉢やら涼しげなモチーフが猫と絡んでいるのだが、「猫といえばコタツ」の連想を改めさせられるほど、夏と猫はよくお似合いで、愛らしいのだった。

一枚ごとに絵に合わせて施された表装も見事。「布は自分で選んだのよ」と麻衣さん。わたしがいちばん気に入った「スーパーボール」(上段右から2つめ)には透明プラスティックの中にスーパーボールを詰めたもの(上段右端)があしらわれていた。「招福招財」(上段右から3つめ)もお気に入り。「みんな自分に似た雰囲気の絵を選ぶのよ」と麻衣さん。毎回売り切れ続出の彼女の個展、今回もすでに半数以上に「里親」が決まっていた。個展は12日まで開催。11日は19時、12日は17時まで。一見の価値あり。ほぼ全日会場にいる三宅麻衣も、大画伯になる前に会っておく価値あり。

2002年07月10日(水)  『朝2時起きで、なんでもできる!』(枝廣淳子)
2000年07月10日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)


2003年07月09日(水)  LARAAJI LARAAJI(ララージララージ)

■新聞記事の切抜きをしていたら、「色!」が目に飛び込んできた。「お花畑のようにきれいな色のニット」という記事の形容がぴったりな、色いっぱいの服。「ララージララージ」というはじめて聞くファッションブランドの紹介だった。アトリエは南青山にあるというので、のぞいてみたくなり、早速サイト検索。電話番号が載っているページを見つけて電話すると、「お店ではないんですけど、よろしければどうぞ」と言ってもらい、押しかけた。応対してくれたのは、新聞に写真入りで紹介されていたデザイナーの宮下恵子さん。記事の写真よりずっと可愛らしい方だった。春夏ものはほとんどなく、秋冬もの中心。しかも量産体制ではないということで数は少なく、ほとんどが一点もの。「このスカートは折り紙をイメージしたんです」「これはイタリアの毛糸です。日本にはない色ですね」「(輪っかがいっぱい連なった秋冬もののスカートを指して)手作業で切ったので大変でした」「このニットは見た目よりずっと手が込んでいるんです」……と一着ごとのストーリーを語ってくれ、手づくりのファッションショーの写真も丁寧な解説つきで見せてくれる。デザイナー独り占め、なんという贅沢。夏はこれからというのに気が早いけれど、毛糸の玉を絡めたチェーンのアクセサリーに一目惚れし、「これください」。首に巻いたり、腕に巻いたり、腰に巻くのもいいかも。冬の楽しみがひとつできた。■「ララージララージ」という店名は宮下さんの好きなミュージシャンの名にちなむらしい(記事の受け売り)が、宮下さんいわく「わかりにくい名前だって言われます」とのこと。「一度聞いたら忘れられない印象的な名前ですよ。それに、ラ行の入った名前はヒットするんです」と幼なじみの太郎君の説(ヒット作品にはラ行あり)を伝えておいた。アトリエは骨董通りの小原流会館とVERSUSの間を東に入って1本目の小道を右に入った左手3軒目のビルの1階。お邪魔したい方は事前にお電話(03-5485-2626)を。■お店からの帰り道、ふと気づいた。これまでに関わった映画「パコダテ人」「風の絨毯」「ジェニファ」どれもに「色とりどりの糸」が関わっていることに。ジェニファに登場する女の子、郁代はミシンが得意という設定で、母親の着ていた古着をリメイクするシーンが出てくる。もうひとつ気づいたのは、わたしがとくに好きなこと、「服屋さんめぐり」「カフェめぐり」「ガーデニング」「人間ウォッチング」に共通するのは、「色」だということ。服もデザートも花も野菜も色とりどり。人も色とりどり。いろんな色があるから人生は楽しいんだ、とあらためて思う。

いまいまさこカフェ fashion gallery

2002年07月09日(火)  マジェスティック


2003年07月06日(日)  池袋西武7階子ども服売場

■夕方、携帯が鳴る。「もしもし、今日いっしょにおかいもの行ける?」とかわいい声は、「パコダテ人」の名子役、前原星良ちゃん。去年の多摩シネマ(映画祭)のときに星良ちゃんが着ていたハートつきピンクワンピがとてもわたし好みだったので「カワイイ」を連発していたら、「じゃあ今井さん、こんど一緒にお店行きます?」と星良ママが言ってくれ、今日のお買い物が実現。JJよりもニコラにときめくわたしだけど、小学一年生と服選びをすることになるとは、行くとこまで行ってしまった感じ。■池袋西武7階に着くと、クラクラするような色の洪水。そうか、わたしが来るべき階はここだったのか!と血が騒ぎだす。星良ちゃん&ママと合流し、まずは星良ちゃんのお気に入りの店「ラメール」へ。ここは、いろんな国の子ども服を集めたセレクトショップ。すそに真っ赤なハートがいっぱいついたスペインのジーンズはキツすぎて断念。「この店でいちばん大きな服を!」をリクエストすると、「12歳用150センチ」のワンピースを出してきてくれた。ハートがついていて色もきれい。星良ちゃんは「エプロンみたいだよー」を連発。バーゲンで30%引きになっていたのでお買い上げ。ハートジーンズもハートワンピもスペインのAgatha Ruiz de la Prada(アガタルイス・デ・ラ・プラダ)の服。サイトもハートいっぱいでとってもラブリー。■続いて前々からすごーく気になっていたナルミヤの服を攻める。「エンジェルブルーもかわいいけど、メゾピアノの色攻撃もステキ!」とはしゃいでいると、「メゾピアノはエンジェルブルーよりもさらに年下向けよ」と星良ママ。はたから見るとわが子の服を選ぶママ同士なのだけど、ジーンズをにぎりしめて試着室に入っていくわたしを見るママたちの目は「!?」になっていた。クッキーの刺繍がずらっと並んだカーキ色パンツはパツパツで見苦しい感じ。「他のもはいてみます?」とやんわりダメ出しする店員のお姉さん。代わりにはいてみた星いっぱいジーンズが思いのほかピッタリ。足も心なしか長く見えて、「これにします!」。子ども服なのに160センチ用。今どきの子どもって……。一人じゃひるんでしまう子ども服売場だけど、星良ちゃんを盾に堂々と突き進むことができて、たのしいお買い物となった。■「子ども服買ってくる!」と出かける妻をウンザリした顔で見送っていたダンナは、買ってきた2着を見て、「なんだ、いつもよりマトモじゃないか」。

2002年07月06日(土)  とんかつ茶漬け
2000年07月06日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2003年07月05日(土)  柳生博さんと、Happiness is......

NHK-FMシアターで先月放送された「夢の波間」は初老の夫婦の話だったが、番外編として、もうひとつの夫婦の物語があった。主演の柳生博さんと奥様の、ちょっといい話。八ヶ岳にお住まいの柳生さん、FMの受信情況がよくないので、家から少し下ったところまでカーステレオをつけながら車を走らせてみると、ある地点で急にきれいに入るようになった。携帯電話で自宅にいる奥様を呼び出すと、暗い夜道を一人で心細く下ってきた奥様は「なんでつきあわせるの」という顔。だが、放送がはじまるといつしか作品の世界に引き込まれ、柳生さんとともに涙されたのだという。「妻の前で泣くなんてね。暗がりでよかったよ」と照れる柳生さんだが、この話を聞いて、わたしまで泣きそうになってしまった。

「ぜひ作曲家と作家に直接感想を伝えたい」と東京まで足を運ばれた柳生さんを囲んで、今夜、渋谷で打ち上げが行われた。メンバーは作曲家の大河内元規さん、柳生さん、わたし、主人公の祖父役でいい味を出していた田村元治さん、そして演出の保科義久さん。この日のテーマは「お互いをほめあおう」ということで、「今から今井さんをほめますからね」と前置きされてからほめ口上がはじまるのだが、柳生さんいわく「本読みの前の作者からの一言がつたなくってねえ、いきなり自分の母親の話なんて、普通しないからねえ。でも、かえって思いが伝わったよ」「書いてる話の割に妙に若いし、変わったカッコしてるし、それでいて、変に美人じゃないし。よし、この子のために頑張ろうって燃えたんだよな」。ほめられているのか同情を買っただけなのかわからないのだが、柳生さんの役者魂に火をつけたことだけは確かなようだ。柳生さんは何度か「今井雅子の本はそそる」と言ってくれた。「本が穴だらけだから、役者が埋める余地がある。役者にこうしろと決めつけず、自分ならこうしようと想像させる本だから、読めば読むほど面白くなるんだ」。この言葉は素直にうれしかった。

柳生さんは大河内さんの音楽を「僕の世代が親しんだ感覚の音が見事に表現されていた」と絶賛し、野口雨情の連続テレビ小説で共演して以来の知り合いという田村さんを「役者の良心」とベタ誉めし、保科さんの演出を「的確で、あれこそが演出だ」とほめちぎった。作曲家が本読みや収録に立ちあうのは珍しいことらしく、「できるだけ早く物語のイメージをつかみたかった」という大河内さんに「えらい!」と賛辞の嵐。大河内さんは30を過ぎるまで広告代理店で営業をやっていたそうで、「え、あなたも代理店?」と互いにびっくりした。コピーライターから脚本家というのはよく聞くけど、代理店の営業から作曲家というのは初耳。

商船大学を出た柳生さんが役者になったいきさつ(視力検査でひっかかって船長になれず、「エデンの東」のジェームス・ディーンに憧れて俳優座の試験を受け、高倍率を突破して合格)、柳生さんが進めている「噴火で一瞬にして埋まった3500年前の森を掘り起こすプロジェクト」、柳生さんと柳生一族の関係(関係はあるらしく、柳生さんのおじいさんは気合で電柱の雀を落とすことができたとか。歴史に疎いわたしは柳生十兵衛を知らず、映画俳優のルイ・ジューべと柳生十兵衛がごっちゃになるお粗末さで、一同から鋭い突っ込みが入った)、柳生さんと田村さんがこれまで共演したスターたちの思い出話、ラジオドラマの奥深さ、などなど話は尽きず、7時間に及ぶ宴となった。

愚痴や悪口とは対極にある温かい言葉のやりとりが、お酒でぽわーっとなった頭にはとりわけ心地よく、夢の波間を漂っているような幸せな夜だった。この夜、柳生さんが何度も口にしたのは、「僕はいま、『Happiness is......』の世界にいる」という台詞。ホテル横浜開洋亭に同名のバーがあるらしい。幸せとは、作品を通して好きな人が増えることだったり、自分たちがつくった作品について語り明かせることだったり、また一緒に何かやりたいねと未来を語れることだったり。やっぱり、ビジネスよりハピネス。

2000年07月05日(水)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)


2003年07月04日(金)  ピザハット漫才「ハーブリッチと三種のトマト」

■得意先のピザハットが配る毎日新聞号外に漫才を書く。前々から大阪弁のコピーを書きたいと思っていたので、今回の仕事が来たとき、「商品説明をだらだら書くより漫才にしたほうが読んでもらえます。大阪人のわたしが言うんですから間違いありません」と漫才案を売り込んだ。号外は大阪地区のみだけど、デザートとのセットキャンペーンは全国で実施中。あなたの近くのピザハット、ケータイサイトwww.pizzahut.jp/kで見つかります。

ピザハット漫才「ハーブリッチと三種のトマト」
ピザ「どうもー。ピザでーす」
ハット「ハットでーす」
ピザ「二人合わせてピザハットでーす」
ハット「なんやピザハットの回しモンみたいやなあ」
ピザ「回しモンのにおいプンプンやで」
ハット「におうといえば、あれ食べた?ピザハットから新発売の、におう生地」
ピザ「それ言うなら、香る生地やろ」
ハット「そうそう。この夏だけの香る生地、ハーブリッチや。食べたことある?」
ピザ「今食べてるがな」
ハット「ああ、これか。お前知ってるか、バジルとオレガノとガーリックを練りこんでるんやで」
ピザ「えらそーに。バジルって何か知ってんのか?」
ハット「ハーブリッチに入ってるハーブのことや」
ピザ「じゃあ、どれがバジルか指さしてみい」
ハット「この辺」
ピザ「オレガノは?」
ハット「この辺」
ピザ「ええ加減やなあ」
ハット「細かいこと言わんと、ハーモニーを楽しめばええんや」
ピザ「お、うまく逃げおったな。ところでこのトッピングの名前知ってるか」
ハット「三種のトマトや」
ピザ「やるやん」
ハット「トマトは縁起がええねんで。フランスでは愛のりんご、イタリアでは黄金のりんご、
 ドイツでは天国のりんごいうあだ名があるんや。それで三種のトマトや」

ピザ「ちゃうやろ。サンドライトマト、イタリアントマト、フレッシュトマトで三種のトマトや」
ハット「じゃあどれがサンドライトマトか指差してみい」
ピザ「そう来るか」
ハット「おい、何すんねん!」
ピザ「全部食べてしもた」
ハット「……証拠隠滅かよ」
ピザ「おい、どこに電話するねん!」
ハット「ピザハットにもう一枚頼むんや」
ピザ「うわ、今ならデザートとセットでおトク!そっちが一枚うわてやったか」

2002年07月04日(木)  わたしがオバサンになった日
2000年07月04日(火)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)


2003年07月01日(火)  出会いを呼ぶパンツ

■通勤電車に乗り込もうとしたら、後ろから声をかけられた。「ステキなパンツね。どこで買ったの?」。ニコニコと話し掛けてこられたのは、虹色のニットの女性。50代ぐらいかなとお見受けしたけど、「37才の娘がいる」とのこと。とても若々しいその女性は「誰も着てないような一点ものの服が好き」なのだそうで、「後ろから見ていて、あんまりきれいな色で、つい声かけちゃったの。靴も鞄もステキ」と手放しでほめてくれた。わたしが乗り換えで降りるまで、ひたすら服の話で盛り上がる。お互い名乗りそびれてしまったけど、「楽しかった。またひょっこりお会いしましょう」と言いあってお別れする。■思いがけない出会いを呼んだパンツはNYのブランド、Tod Oldhamのもの。今はなくなってしまった表参道ビブレ1階に店が入っていた。(NYにあるお店にも行ったけど、ビブレのほうが品揃えが良くて、肩透かしを食らった覚えがある)。色指定用のカラーチップに似ているので、会社に出入りしている印刷屋さんに「色校正のときにはいていると便利ですね」とからかわれたりする。会社の英会話の先生(アメリカ人)いわく「You are visually stimulating(シカク的にシゲキ的)!」。面白い服を着ていると面白いことが起こる。そんなわたしと並んで歩きたがらないダンナは「君は遠くからでもすぐわかるんだよ」と心からイヤそうな様子。いいじゃないか、赤鼻のトナカイみたいで、『パコダテ人』のみちる姉ちゃんみたいで。

1998年07月01日(水)  1998年カンヌ広告祭 コピーが面白かったもの


2003年06月22日(日)  不思議なふしぎなミラクルリーフ

■GWにオープンした後楽園のLaQua(ラクーア)に先日行って、買ったものが二つ。ひとつは赤×白のハート柄Tシャツ。ひらひらのついたパフスリーブ、胸にはイチゴの刺繍、1500円という値段から見ても子ども服だったのかもしれないが、サイズが合ったので速攻ゲット。しかし、店を出るとき、おそろいの「ワンちゃん用Tシャツ」が売られているのを見てしまう。鉢合わせの光景を想像すると、ちょっと怖い。■もうひとつは、ミラクルリーフ。別名セイロンベンケイソウと呼ばれる亜熱帯植物らしい。葉っぱの淵から発芽するのが特長で、見本に飾ってある葉っぱからはほんとにニョキニョキと芽が出ていた。家に持ち帰って水に浮かべてみると、あら不思議。ほんとに次々と芽が出てすくすく成長中。食卓に飾って毎日眺めているのだが、けなげに育つ姿がかわいくて、飽きない。「幸せの葉っぱ」という別名もあるそう。

2002年06月22日(土)  木村崇人「木もれ陽プロジェクト」
2000年06月22日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)
1998年06月22日(月)  カンヌ98 3日目 いざCMの嵐!


2003年06月19日(木)  真夜中のアイスクリーム

■ザンメシ(残業飯)のとき、アイスクリーム中毒の話題が出た。一日に何十個もアイスクリームを食べてしまう人の話。なぜ、それほどまでしてアイスを食べ続けるのか、と誰かが疑問を口にしたとき、一人が言った。「アイスクリームはちょうどいいんだよ。冷たくて、甘くて、淋しさにうまく溶け合うんだ」。その言葉に一同は妙に納得し、真夜中のアイスを買いに走ることになった。わたしはエスキモーのワッフルコーンサンド(Waffle Cone Sand)。アイスチョコ最中の高級版という感じで、皮はワッフルコーンになっていて、チョコの15%はベルギーチョコ、アイスもちょっぴり上品。これはハマりそうです。200円出しても惜しくない!アイスクリームは心のすきまに溶けていくのねと思いながら味わう。そういえば、アメリカでホームステイした家はCARVEL ICECREAMというアイスクリーム屋さんのフランチャイジーで、家には大量のアイスがあった。おそらく3000カロリーはあったと思われるアイスクリームケーキ(バースデーケーキのようなものがまるごとアイスでできたもの)をペロリと食べてしまったのは、淋しさのなせるワザだったのかも。


2003年06月03日(火)  海南鶏飯食堂(はいなんじーふぁんしょくどう)

■あの人どうしているかなあと顔を思い浮かべた矢先に、その人の近況を知るということがよくある。アンテナを張るからキャッチしやすくなるんだろうけど。五年ほど前に「シェフになる!」と会社をやめてアメリカに渡った中西さんは夢をかなえたのかなあと思っていたら、今度組むデザイナーの先輩が「俺、あいつの店のロゴ作ったよ」。それが先月オープンした海南鶏飯食堂。念願かなって今日のランチで訪れることに。ひさしぶりの中西さんは店内を走り回り、声を張り上げていた。看板料理の鶏飯(じーふぁん)は、鶏のスープで炊いたジャスミンライスにゆで鶏をのっけて、ショウガだれ、とろみのある醤油、チリソースをつけていただく。さっぱりしているけどアジアな味。おかわり自由のごはんは、もちろんおかわりする。六本木ヒルズのすぐ脇という立地もあってにぎわっていた。夜もいい感じだそう。アジアごはんが好きな方はどうぞ。
海南鶏飯食堂 03-5474-3200
港区六本木6-11-16中銀マンシオン裏手
Lunch 11:30-14:00(LO13:30)
Dinner18:00-23:00(LO22:00)

2002年06月03日(月)  きる ふぇ ぼん
2000年06月03日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)
1979年06月03日(日)  4年2組日記 先生の家


2003年05月25日(日)  レトルトカレーの底なし沼

このところ家にこもってワープロを叩くことが多い。おしりに火のついた仕事なので、食事を作る暇も惜しい。という差し迫った状況で手を出してしまったレトルトカレー。各社からいろんな種類が出ていて、これがまたそれぞれおいしくて個性的。たちまち味比べにはまってしまった。

今のところのお気に入りはエム・シーシー食品のスパイシーチキンカレー、エスビー食品から出ている「パク森カレー」(パク森は市が谷にある「行列してでも食べたいカレー屋」らしい)、中村屋のインドカレー。ビーフよりはチキンが好き。欧風よりはスパイスの効いたインド風か好き。インド人を隣人に育った名残なのかも。パッケージ比較も面白くて、コンビニやスーパーのレトルトコーナーをのぞく楽しみができた。レトルトカレー研究を*いまいまさこカフェ*の目玉コンテンツにしようかという野望がふと湧き、「レトルトカレー」を検索してみたら、何百種類と食べ比べているツワモノがゾロゾロ。奥の深〜い世界なのだった。

2004年7月26日 『カレー五人衆、名人達のカレー』

2002年05月25日(土)  イージーオーダー
1979年05月25日(金)  4年2組日記 おかあさんが帰ってこれるか

<<<前の日記  次の日記>>>