三楽の仕事日記
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2010年05月10日(月) 目標設定に関する面談

 今朝は県庁(西庁舎)へ向かう。管理部長から「人事評価制度における目標設定面談」を受ける。所長として、この1年間の具体的な目標とその理由、達成期日を伝え、指導を受けた。前所長の目標設定を参考にして、本年度の目標設定をしたが、裏付けが甘い部分があることを自覚することができた。

 義務教育課に挨拶して教育事務所へ向かう。金曜日不在であったため、予想通りの決裁板の山。それだけ皆さん仕事をされたわけで、この決裁数を考えると、ひょっとして土日にも出られた方があるのではないか。そうであれば心苦しい。自分が滞らせてはいけないと思い、必死に最終決裁。いくつか気づくこともあり、訂正依頼。

 依頼を受けた講演の演題を連絡。いつまでも待たせてはいけないという気持ちが先に立って、飛び込み授業のネタを決意。揺らぐ前に先方へ連絡。その最中にも不安な気持ちが押し寄せてくる。

 日経BP社による取材対応。「校務の情報化で、学校は元気になる」という実例を1時間ほどお話しする。「ICTに苦手意識をもっている職員に対して、どう説得するか」という質問への回答には甚く感心してもらった。どんな回答なのかは秘密(笑)。記事にしてもらえるかしら。

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 今年に入って読み終えた50冊目の本は「世界最強のプレゼン術」(WAVE出版)。アマゾンからこの本が届いた時には、どうしてこの本を購入したのだろうかと思ったが、読み始めてみたら、これが面白い。歴代米国大統領スピーチ分析が、まず面白い。次に実にアメリカらしい技術の説明が面白い。次のような具合。

 あの「腹の底から沈み込むような、恐怖の瞬間」の例に戻ろう。あなたはコスト削減の日程を示したスライドについて話し終えた。そこで突然気づくのだ。「あれ、次は何だっけ?社員数のスライドか、成長戦略のスライドか?」。次のスライドを示す前に、その内容を説明するのはリスキーだと気づく。
 だが、慌ててはいけない。今示しているスライドの簡単な締めくくりをしよう。「この日程で、会社の業務効率化と生産性向上がコストを削減していることが分かります」と言い、間合いを取る。そして、次のスライドをクリックし、振り返り、スクリーンを見よう。社員数スライドが出ている。やれやれ、次が何か分かった。
 そこで前のスライドに次のようなバックリンクを貼る。「コスト削減が社員数にどう影響しているかを示したもの」と、前のスライドのタイトルをもう一度繰り返す。バックリンクは前の段落や続く段落の言葉を繰り返す。文学のテクニックの応用だ。作家はこうして二つの段落に一貫性をもたせる。


 このような調子で、様々な事例が綴られる。(書きぶりは好き嫌いがあるだろうが)取り上げられている事例が、確かにこういうことはある、というものが多く、その対処の仕方も具体的。今度はこのテクニックを使ってみようという気にもさせてもらえたのだから儲け物。

 


2009年05月10日(日) 学校関係者評価参照書から
2008年05月10日(土) 今日も当然のように県庁へ
2007年05月10日(木) へこむ
2006年05月10日(水) 文科省の方々と
2005年05月10日(火) 久しぶりに終日学校
2004年05月10日(月) 光ヶ丘中学校HPリニューアル
2003年05月10日(土) 第1回目教師力アップセミナー