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JIROの独断的日記
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2014年06月16日(月) 【音楽】グリーク「抒情小品集」(舘野泉)

◆グリークの繊細さの結晶です。

6月15日はノルウェーの作曲家グリーク(1843-1907)の誕生日でした。

自分としても意外ですが、多分、グリークのピアノ曲をご紹介するのは、初めてではないでしょうか。


「抒情小品集」という小品集が第1集から第10集まであります。


ショパンのプレリュード(前奏曲集)などもそうですが、

ここまで極限的に短い曲になると、これ以上削ることが出来ない、その作曲家の音楽性のコア(核)

が残るとおもうのです。


2002年に脳溢血で倒れ、その後リハビリをなさっても右手の機能が回復せず、

現在ではスクリャービンなどが書いた左手の為の作品を開拓することに情熱をもって

活動しておられる、フィンランド在住のピアニスト、舘野泉さんが、

1974年に弾いたグリークの「抒情小品集」から何曲か、ご紹介します。


◆抒情小曲集 第1集 作品12 アリエッタ


アリエッタ


◆抒情小曲集 第3集 作品43 小鳥


小鳥


館野さんのピアニッシモのタッチが繊細であるにもかかわらず、全ての音が明瞭で美しい。素晴らしいです。


◆抒情小曲集 第5集 作品54 小人の行進


小人の行進


細やかさと聴いていて小気味の良いテクニックが共存しています。


◆抒情小曲集 第8集 作品65 トロルドハウゲンの婚礼の日


トロルドハウゲンの婚礼の日



牧歌的でありながら華やか。民俗的でありながら、芸術的。

極限的な弱音と思いきったフォルティッシモの対照。

素晴らしい作品群だと思います。



独特の透明感、神秘性、静謐感と躍動感、歓喜、様々な感情が入り乱れます。

一曲ずつが短いから、この館野泉さんのアルバムは全曲をお聴きになることをお薦めします。

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