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JIROの独断的日記
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2013年07月23日(火) 【参院選】ホトホト嫌になる理由。

◆世の中「正しい」ことがそのまま、まかり通るほど単純ではありませんが。

そんなことは、わかっているのですが、10年間書き続けて、何も変わらないと、

流石にホトホトいやになるのです。


今までの私の日記の経緯をごく大雑把に書きます。


◆小柴先生と田中耕一さんのノーベル賞に端を発します。

私は2002年4月15日にWEB日記エンピツ自分のアカウントを開いたのですが、最初半年は何を書いて良いか分からず、

サボり気味にどうでも良いことを綴っておりました。


その年の10月8日に小柴昌俊・東大名誉教授がノーベル物理学賞を、翌10月9日に島津製作所の田中耕一さんが

ノーベル化学賞を受賞しましたが、小柴先生はともかく、田中さんを取り上げる、メディアの態度が気にくわなかったのです。

田中さんは根っからの研究者で、世俗的なことには疎いのに、ノーベル賞受賞者となると、総理大臣や天皇陛下と

会食をしなければならなかったり、いきなり「公的な」人物になります。

田中さんは、研究者、エンジニアですから、それまでフォーマルな席など、縁がなかったのに、いきなり

思い切りフォーマルな場所を引っ張り回され、なんだかぎごちない。それをマスコミが茶化すように取材したのです。

ノーベル賞受賞者は、天下の大秀才。国の誉れのひと、日本の誇り、宝なのですから、畏敬の念を持って接するべきなのに、

マスコミは、優れた人を自分達の次元に引きずり下ろし、フォーマルな場でどぎまぎする田中さんを揶揄するような報道がありました。


ひじょうに卑しい態度です。けしからん、と思いました。

このころから、私は本気で天下国家を少しずつ論じ始めます。


◆2003年3月20日のイラク戦争から一層本気で書きました。

10年前ですね。2003年3月20日にアメリカがイラク戦争を始めました。

アメリカは、イラクを武力攻撃する正当性の根拠として

イラクは大量破壊兵器を保有しており、これがタリバンの手に渡ったら、アメリカは、明日にでも再び2001年9月11日のような攻撃をうける「かもしれない」から。

という、無茶苦茶なものでした。アメリカは言うまでもなく国連の常任理事国なんですから、国連憲章を遵守すべきです。

人々は意識していませんが、国連憲章と日本国憲法は似ていて、基本的に、武力行使をしてはいけない、と定めてあります。


アメリカはイラク戦争を一方的に開始するにあたり、「イラクが大量破壊兵器を保有していることの証拠を持っている」といいましたが、

仮にそれが事実であっても、国連安全保障理事会の決議なしには、平和維持軍も多国籍軍も派遣できません。

ましてや、アメリカという一国家が国連の決議なしに、他国(イラク)に武力行使をすることなど、許容されません。

国連憲章には、「アメリカは例外で、いつでも戦争していい」などの定めは、ありません。


イラク戦争は完全に国際法上の違法行為です。

アメリカの「違法行為」を世界で最初に「支持し」たバカが小泉純一郎です。

その上なんとアメリカは、数ヶ月後、ラムズフェルド当時国防長官が
実はイラクが大量破壊兵器を保有している確証を、アメリカは持っていると言ったのは嘘だった

と真相を明らかにしました。開いた口が塞がりません。


にも、関わらず、小泉純一郎はその後もずっと「あのとき(3月20日)、アメリカの行動を支持したのは正しいと思っている」

と言い続けました。ずーっと私は批判しましたが、誰も考えず、2005年9月11日の郵政民営化選挙で小泉は大勝しました。

イラク戦争に関しては、アメリカは自らが嘘をついていたことを日本に謝らずに、

アーミテージ国務副長官が来日し、自衛隊のイラク派遣を迫りました。

戦闘中の同盟国の後方支援をすることは、日本が直接武器を用いなくても、武力行使の一端を担うので、

集団的自衛権の行使に該当し、政府の公式見解は、「集団的自衛権の行使は違憲」ですから、

小泉内閣がサマワに陸上自衛隊を、クウェートに航空自衛隊を。インド洋に海上自衛隊を派遣したのは全て違憲である、

と、私は、書き続けました。


アメリカはこのように、嘘をついて安全保障条約を締結している日本を戦争に巻き込みました。

「集団的自衛権が違憲だ」という状態ですら、アメリカは日本をイラク戦争における「パシリ」にしました。


安倍晋三は、集団的自衛権の容認に慎重な公明党を説得すると23日(火)午後の記者会見で言っていましたが、

もしも集団的自衛権の行使は合憲だ、と政府の公式見解を変更したら、一層アメリカの人殺しの手伝いをさせられますよ?

自民党に投票した人は、日本をそういう国にしようとしている人物を支持してしまったのです。

そこまで考えていなかったでしょう?反省して下さい。


そして、安倍首相とは関係ありませんが、あの稀代のペテン師、小泉純一郎の息子、小泉進次郎。

今日もテレビで選挙期間中の様子を放送していましたが、おばさん達が何も考えずに
小泉進次郎ってイケメンだからいいわよねー。

と言っていました。こういう人達は選挙権を返上してくれないでしょうか(あいにくそういう制度がありませんが)。

私は心情的には、あそこまで愚かしい人達を見ると、コンクリートの塀を背に一列に並べて、機関銃で射殺したいです。

最近、冗談が通じない世の中ですので、「犯行予告」なんていわれたら、たまったものではありません。

白けますが、念のため、最後に書きそえると、こういう戯れ言を日本語で普通「冗談」といいます。


10年間、日記・ブログを書いてきて、いくら正論がまかり通らない世の中とはいえ、

何も変わらない。絶望的な気分になります。

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