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JIROの独断的日記
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2012年07月23日(月) メタボを防ぐのは、生活習慣を劇的に変えないと難しいのではないか。

◆内科の代謝系専門のドクターに今日、聴いたばかりなのですが。

私は、うつ病は別として、本態性高血圧つまり両親とも高血圧なので、

遺伝的に高血圧になりやすいらしく40代前半、一時期、太った所為もありますが、

190-140とか、生命が危ないという状態になっていたことがありまして、

会社の産業医の先生が「自分のような循環器を専門としない医者では、はっきり言って

ベストの処方が分からない」と正直におっしゃって、私は冒頭に書いた通り遷延性うつ病で、

定期的に防衛医大付属病院に通院していたので、精神科の主治医に紹介状を書いて頂いて、

同じ病院の循環器内科を受診しました。10年ほど前です。


餅は餅屋で、薬(降圧剤)の処方を変えたら、順調に血圧は下がり始めました。

手前味噌ですが、その他、私も余りにも太った自分の身体が醜いので、さすがに嫌になり、

会社で昼飯時には、一切まともな昼飯は食べず、ただし、脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖ですから

厳密に何も摂らないと、血糖値が下がり過ぎてしまいます。


そこで、昼ご飯どきには、なるべく甘ったるい缶コーヒーを飲み、それでもひもじく感じるときには、

固形の「カロリーメイト」の1本の半分をかじりました。多少なりとも固形物が胃に入ると、

耐えがたい空腹感は収まるのです。


しかし、それでも流石にそれで、夕飯まで、何も食べないというのは、きついので、

中途半端な時間。午後4時頃に「おにぎり」を一個か二個食べました。


すると、中途半端な時間にカロリーを摂るので、夕食時にはあまり空腹にならず、

従って、夕食の量が減り、それがたまたま奏功し、1年半で15キロ痩せました。

健診の数値は全て正常範囲内に収まりましたが、血圧は何しろ遺伝性ですから、

油断するといかん。しかし、大学病院の外来にいちいち来るほどではない、と言われるぐらい

安定してきたので(今は、ずっと120-70近辺です)、数年前から近所の内科のドクターに

月一回診て頂いて(ようするに血圧の記録を見せるか、その場で血圧を測って)、1ヶ月分の

薬を処方して頂きます。1日1回、プレミネントという薬を飲むだけで

(私も、また太らないようにきをつけてるのですが)、見事に120-70近辺に落ちついてます。

今日がその月一回の内科通院日だったのですが、6月に会社の定期健診を受け、

結果が出たのでそれをもっていきました(因みに全ての数値が「正常範囲内」です)


◆21時以降の食事は必ず、太るそうで。

私自身は、メタボでも糖尿でもありませんが、1年で体重が800グラムほど増えたのです。

食べる量は少ないし、間食もしないし、一体どうしたことでっしゃろ?とドクターに訊いたら、

問診された結果、「夕食の時間が少し遅い」とのこと。

21時以降の食事、特にお米のご飯など「糖質」は確実に脂肪となって蓄積されてしまうから

食事時間を早めにするか、21時以降になるのなら、おかずだけ(おかずにもよるでしょうけど)

にする(米飯は食べない)ようにする。

更に、食事後30分ぐらい散歩(ウォーキングというべきでしょうか)有酸素運動をすると、

血糖値が上がりにくく、食べた糖質が蓄積されにくいそうです。


なるほど、と思いましたが、現実問題として、日本の勤勉なサラリーマンには、

殆ど原理的に不可能であります。


◆働き盛りの人、夜9時までに夕飯終わらせるなんて、出来ませんよね?

私は、うつ病で半年休職し、復職後しばらくフルタイムで働いたら、1年後にまた具合が悪くなり数ヶ月休職、

という、大失敗をしてしまい、その後、主治医、産業医、会社の上司が相談してくれまして、

会社の立場からすると「出社するのかしないのかはっきりしない」というのが一番まずい、

というのです。ならば、時短勤務でも良いから、毎日出て来た方が良い、と。


それで、健康な皆さんには申しわけないのですが、ずっと時短勤務を続けてます。

しかし、若くて健康な頃には、朝7時半には出社し、退社するのが午前0時過ぎ、

ということはザラで、その間メシを食う暇もないほど忙しいと、真夜中に帰宅してから

何も食わなくては、腹が減って眠れませんし、昼から何も食べて無くて空腹ですから、

真夜中にかなり遅い、しかもまともに食事をしてました。


あのころはまだ20代で、基礎代謝も活発だったのでしょう。太りもしませんでしたが、

同じ生活を中年以降も続けると必ず太る。それで、身体を壊すひとが多いことは、

世の中のドクターは御存知でしょうし、会社の人事部だって、何度もそうやって、戦線離脱した人をみているし、

今の時代、ド素人だって、ネットで検索すれば、そういう事情は直ぐに分かる筈です。


厚労省は「メタボ対策」とか言って、メタボ健診を義務づけていますが、

高度成長期ほどではないとしても日本のサラリーマンで忙しい年代の総合職は夜9時前に帰宅し、食事を済ませ、

その後、30分散歩する、など、不可能です。それはドクターも会社も国も分かっている筈なのに、

根本の労働条件、生活習慣を変えずに、ただ、「メタボには気を付けましょう」と言ったって、

気を付けたくても気を付けようが無い今の日本の旧態依然の、クソまじめな労働環境。

そして、その根幹をなす、「勤勉の価値観」。つまり、

男たるもの、自分の健康のことなどより、まず仕事だ。

とか、
少々、体調が悪くても、あるいは軽い「病気でも」まず、仕事だ。

という、精神風土を改めないと、いつまで立ってもメタボは減らず、医療費の国庫負担は減らない。

そんなこと、分かっているのに放置するのは、皆が健康になったら、ドクターも厚労省の天下り先の製薬会社も

商売にならないから、故意に、無策のままなのではないか、と勘ぐってしまいます。

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