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JIROの独断的日記
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2009年07月23日(木) 【衆院選前特集】(その1)熟読・傾聴に値すると私が考えるサイト・本。

◆民主政策集の要旨が発表された、とメディアは報じるが民主党のサイトに載っていない。

今日は、メディア各社が、

民主党が23日発表した2009年版政策集の要旨

という言葉を使っているので、民主党のサイトの中を調べたが、

どこにも載っていない。政策のページを開いても、分からない。

マニフェスト/政策集に2009年07月23日(木)23時20分現在掲載されている

最新の「マニフェスト」は、2007年の参議院選挙の際のManifesto マニフェスト 2007である。

民主党の政策が発表された、と報じられているのに、肝心の民主党のサイトには何も載っておらず、

何故か時事通信が詳しく報じている。民主政策集の要旨である。

多分、ウソは報じていないだろうが、民主党の政策なのだから、民主党のサイトにまず掲示されるべきである。

時事通信を通して、「これが民主党の政策です」と言われても、時事通信が要約したり、一部割愛しているかも知れず、

全て民主党が本当に政策として発表したのかどうか、確認出来ない。変なことをする連中である。


◆民主党の政策を見て行く上で参考にすると良いと思われる、サイトと本。

色々なメディアがあるが、スポンサーには一切頼らず、ネットでの視聴料で運営されているビデオニュース・ドットコム インターネット放送局は、

AP通信・テレビ朝日などを経て、ビデオニュース・ドットコムを設立した神保哲生氏が実質独りで取材しているような、規模としては小さいが、

私が見たところ、最も信頼出来るメディアである。


言うまでもなく、私は、ビデオニュース・ドットコムと何の利害関係もなく、神保哲生氏と面識も全くない。

ただ、月額会費525円(税込)を支払って、以前から参考にさせて貰っている。

毎週土曜に更新される「マル激トーク・オン・ディマンド」は社会学者の宮台真司(首都大学東京教授)とゲストを交えて、

時のニュースを深く掘り下げて論じるが、私は、話が高度過ぎて(特に宮台氏は、社会学、経済学、政治学、歴史学上のテクニカル・タームを

多用するので)分からなくなることがあるが、それでも流石に年の功で何度か聴いていれば分かる。

ビデオニュース・ドットコムは政治の問題だけを取りあげるわけではないが、非常に勉強になる。


◆神保哲生氏がダイヤモンドON-LINEに連載を始めたのが民主党を知る上で重要である。

何だか、いきなり、ビデオニュース・ドットコムの宣伝のようになってしまったが、勿論、私の主目的はそういうことではなく、

ビデオニュース・ドットコム代表の神保哲生氏が、自身のブログで書いているように、

ダイヤモンド・オンライン(週刊ダイヤモンドの電子版)で連載を初めた。これが非常に参考になりそうだ。

なりそうだ、という書き方は失礼だが、それは、まだ連載を始めたばかりだからであり、他意はない。

神保哲生氏の連載は、民主党政権が実現すると、何がどう変わるか?である。

7月16日に第1回の記事が載ったが、冒頭からハッと目が覚める。

「まかせる政治」から「引き受ける政治」へ──マニフェストだけでは見えてこない民主党の政策理念

「この際、1度民主党にまかせてみるか」

東京都議会選挙での民主党の圧勝ぶりと自民党の惨敗ぶりを見て、「もはや政権交代は必至」の報道が乱れ飛ぶなか、

このように考え始めている人は少なくないはずだ。

しかし、民主党の政策を分析してきた筆者にしてみると、もしこのような「民主党にまかせてみる」という発想があるとすれば、

それこそ民主党が何たるかをまったくわかっていないことの証左だ。表層的なメディア報道に惑わされ、

きちんと民主党の政策を把握しておかないと、そういうことになる。(以下略)

今日、第二回目の記事が載ったのであるが、私が要約すると次のようなことが書かれている。

即ち、民主党の政治のやり方をキーワード一つで象徴させるならば、「ディスクロージャー」(情報開示)である。

民主党の政策を見ると、どのようなテーマでも「ディスクロージャー」が出てくる。


今まで、日本の政治や役所の仕事はあまりにも開示されなかったが、民主党は何でも公表しようとしている。

ということは、有権者は政府が何をやっているか、情報を入手することが出来るのだから、「知らなかった」では済まない。

民主党政権になったら、この情報を知った上で、自らがどのように行動するのかという選択を迫られる。

その覚悟が皆、本当にあるのか?というのである。なるほど。

また、注意すべき神保氏の指摘は、
民主党は、実行するつもりの政策を全てマニフェストに書いているのではない。

あそこに書くのは、選挙前に有権者ウケが良いことを並べてある。それを実行しなかったら公約違反になるが、

逆にそれ以外の政策を実行しても公約違反とはならない。

という点である。これも、なるほど、と思った。

私が個別の事柄で以前から気になっていたのは、以前代表を務めた前原という男は、憲法を改正し、

あるいは政府の公式見解を変更して、集団的自衛権の行使を可能にしようとしていて、その点に関して、

他の民主党執行部は特に反対意見を表明していないことである。


◆神保哲生氏はメディアの使命を自覚しており、公平性を保っているので信頼に足る。

ビデオニュース・ドットコムを見るような人は、多分相当理屈っぽい「論客」が多いから、私の見解に反対、

という方もおられよう。それは自由だが、私は、ビデオニュース・ドットコムは信頼性の高い、非常に有益な情報源だと

思っていて、それは即ち、神保哲生氏の見識を信頼しているのだが、選挙前に是非私も読まなければ、と思っている本がある。

当の神保氏が著した民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか? という本である。

まだ読んでいないから、詳しいことは書けないが、明日には届くはずなので、いずれ、所感を書く。

勿論、物事を最終的に判断するのは自分であるが、全くよりどころがない状態から勝手にゼロから思想を構築するのは

難しいので、今まで民主党を観察してきた人物の意見を参考にしよう、ということである。

そして、これも言うまでもないが、この1冊で全てを決定するのではなく、まだ40日あるのだから、様々な人の意見を参考にしながら、

民主党と自民党のマニフェストなり公約をよく読んで、最終的に自分の政治的意思を決定するべきである。


今日書いたことは、あくまでも私の「お薦め」であるから、JIROはアテにならない、と思われる方は、無視して頂いて結構だ。

言うまでもない。

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