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JIROの独断的日記
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2013年03月26日(火) 「<教科書検定>「英語で授業」基本に 現場に戸惑い」←無理だし、無駄です。

◆<教科書検定>「英語で授業」基本に 現場に戸惑い(毎日新聞 3月26日(火)21時1分配信)

文部科学省は、今春から完全実施される高校の新学習指導要領に「英語の授業は英語で行うことを基本とする」

という新ルールを盛り込んだ。

26日に検定結果が公表された英語教科書も、多くがスピーチやディベートなど「コミュニケーション重視」を前面に出し、

日本語の記述を減らしている。だが、教員からは指導の不安や疑問の声が聞かれ、

実際には「文法重視」の従来型教科書の人気が高まるという皮肉な現象も起きている。


中学と高校で6年間も勉強してなぜ話せないのか−−。危機感を強めた文科省は

「英語」「オーラルコミュニケーション」「リーディング」「ライティング」に分けていた科目を

「コミュニケーション英語」「英語表現」「英語会話」に再編。英語を使うことを重視し、教科書作りも進められた。

今回の検定で合格した教科書は、文章を速く読んで大意をつかませ、

理解度を穴埋め問題などでチェックするスタイルが目立つ。さらに、

そのテーマで生徒にスピーチやディスカッションをさせるが、文中の文法事項は、

それらの合間に挟み込む形で付随的に学ばせるものが多い。

ある東京都立高の50代の女性教諭は「文法が体系的に学べない。

これでは生徒の頭の中に英語の形が整理されない」と危惧する。

読む・聞く・話す・書くの4技能を総合的に学べるのが「コミュニケーション英語」の売りだが

「すべてがグチャグチャに混ざって中途半端になる」と生徒の混乱を予想する。


◆コメント:何処の国の外国語の授業だって、授業だけでマスター出来る外国語などありません。

昔から、旧文部省という役所は、昔の国家公務員上級試験(今の国家公務員I種試験)、つまり所謂「キャリア組」の

試験で最も成績の悪い人達が、入る役所だ、などと噂されております。


あくまでも噂であって真相は確かめようがありませんが、

文部省が打ち出す教育行政の方針、政策は、凡そ考え得るありとあらゆるバカなこと

似見えます。それはゆとり教育であったり、体育授業に「ヒップホップ」と「柔道」を盛り込む

とか、ちょっと「変わったこと」を考えれば、文科省では「仕事をしていることになる」のだろう

などと皮肉をいいたくなるほどです。


中学と高校で6年間英語を勉強しても英語がはなせないのは何故か?

といったら、それは「話せるようになろうとしないから」であります。

どんなに優れた授業を受けさせたところで、仮定上の話ですが、ベルリッツのような

マンツーマンでしごかれるところへ学生全員を通わせても、一人一人の生徒が能動的に

「英語を話せるようになりたい」

と本気で思わなければ、どんな授業形態を採用しても意味がありません。

今までの中学高校の教科書が積極的に有害であるはずがない。

それらを土台にして、基礎的な語彙、文法、語法を覚えて、日本にいながら(留学せずに)

英語のプロになった方は大勢います。上の記事では「話す」ことが余程気になるようですから

その能力に関して言うと、日本国内だけで勉強してプロの会議通訳者になった方は珍しく無い。


これこそ、教科書とか授業のやり方ではなく、一人一人の「やる気」の問題であることを

雄弁に物語っています。

これは日本人が英語を勉強する場合に限らず、何処の国でも同じことだと思います。

ヨーロッパに行くと、意外に英語が通じる場所がすくないのに驚きます。

フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語を話している人達にとって

英語を習得することは、日本人よりも遙かに簡単なのに、それでもやはり外国語です。

「話せるようになろう!」と決心しなければ、極めて似ている外国語すら習得できません。


◆間違った英語で授業を受けるぐらいなら、英語の時間は無い方がマシ。

全ての人間が英語を話せるようにならなければならない、というのがそもそも間違ってます。

話す必要が無いのに、話せるようになれ!といわれても、必要がないのですから、

本気になりません。将来社会人になり、海外駐在(英語圏)になることが決まったら、

嫌でも必死になることでしょう。


本気で英語を話したい人はどうすればいいか。まず、話す前の段階で英語の構造や語法。

そして文法を覚えていることが前提です。

文法軽視は完全に間違っています。文法をキチンと勉強しないでとにかく通じればいい

という人がいますが、ウソです。それでは例え通じても絶対にガイジンにバカにされます。

発音も極めて大切です。同じことを話しても、発音が良いと、ネイティブから一目置かれます。


一通り、真面目に勉強してきて、辞書を引きながら英語をよめるという段階の人は、

目の前の教科書でも何でもよいので(音声で読み上げているものがより望ましい)、

ただひたすら声に出して読みます。

中学から高校まだ6年間の教科書を500回音読します。目移りしてはいけません。

これを忠実に実行したら、話せるようになります。自然に英語が口から出てくるという感じです。


しかし、どうしても全員が話す必要は無いと思います。

外国語は、話すのが一番難しいと思っているフシが文科省にも一般人にもありますが、

それは違います。話すのは自分が知っていることしか、話せないし、自分が言いたいことは

自分が一番分かっている。それを音声化するのですからその意味ではさほど難しく無い。

じつは、「読む」のが一番難しいのです。読むのは他人の思考を理解するのです。

他人の思考と自分のそれを同期させなければなりません。自分よりも頭の良い人がかいた本が

多いのです。これが「読む」ことが一番難しい理由です。

私とて、さほど偉そうなことはいえませんが、英語の新聞を読んでいると日本語のメディアだけを

読んだり聞いたりしているのとずいぶん論調が違う、ということがザラです。

見聞を広めるために、正しく英語を読んで理解するのが、本当は一番大切です。

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