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JIROの独断的日記
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2013年02月23日(土) 【音楽】2月23日はヘンデル(1685-1759)の誕生日。ジョージ・セル=ロンドン交響楽団「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」

◆ヘンデル→「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」は余りにも月並みですが、演奏が素晴らしいのです。

ヘンデルはJ.S.バッハと同い年ですが、英国に帰化してしまいまして、

当時の音楽の本場ドイツにいた、J.S.バッハが「音楽の父」などと言われているのに対して、

なんだか、今一つ評価が低いような気がしますが、ヘンデルの作品にはヘンデルにしか書けない音というか響きがあり、

バッハと同等の天才だと思います。


ヘンデルはまた、その作品群で名作があまりに多いので、選択に困る、ということでもバッハと同じです。

リコーダー・ソナタから、オラトリオ「メサイア」や幾つものオペラ。などキリが無いのですが、

「知られざる名曲」を発掘するのが趣味、のような方は大勢いらっしゃるので、そういうことは、

そちらにお任せして、私は例によってクラシック(正確にはバロックですが)入門CDに如何にも収録されていそうな、

ヘンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」をジョージ・セルがロンドン交響楽団を指揮したCDをご紹介します。

ジョージ・セルといえば、手兵はクリーブランド管弦楽団ですが、ロンドン交響楽団からも、非常にスケールの大きな

音楽を引き出すことに成功しております。

こういうのが大指揮者たる所以でしょう。

引用元音源は、ヘンデル:水上の音楽です。

何と1,000円しません。


◆「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」から。

まずは、水上の音楽から。原曲は全部で22曲あるのですが、

これを英国の指揮者、サー・ハミルトン・ハーティ(1879-1941)という人が選んで、

現代オーケストラ用に編曲したのです。この録音では、それにジョージ・セルが手を加えているそうです。

第一曲目。アレグロとしか、書いてないのですが、聴けばわかります。


ヘンデル:「水上の音楽」 �� アレグロ


Handel: Water Music, Suite - I. Allegro



ホルンがいいですね。


「水上」からもう一曲。普通「ア・ラ・ホーンパイプ」という曲です。


ヘンデル:「水上の音楽」 �此.▲譽哀蹇Ε妊繊璽�


Handel: Water Music, Suite - VI Allegro deciso


躍動感が素晴らしいですね。如何にもヘンデル。


次は「王宮の花火の音楽」の序曲です。7分とやや長めで半分以上はゆったりとしたテンポですが、

実に堂々と美しい。


ヘンデル:「王宮の花火の音楽」 �機―�曲


Szell LSO Handel RoyalFireWorks Overture


なんといいますかね。響きの構想力。スケールの大きさ(屋外で演奏することも考慮したでしょうが)が

良いですよね。気宇壮大。


最後を締めくくる、「ファイナル・メヌエット」です。


ヘンデル:「王宮の花火の音楽」 �検.侫.ぅ淵襦Ε瓮魅┘奪�


Szell LSO HandelRoyalFireWorks FinalMinuet


中間部で、一旦Tutti(総奏)からオーボエとヴァイオリンのあたかも室内楽のような細やかな部分があるので、

最後の全員によるフォルテの大メヌエットが余計に効果的です。


編曲が素晴らしいです。この頃、ヘンデルとかバッハなど、当時の楽器と奏法を再現するピリオド奏法とか演奏とか

流行ってますが、現代の楽器で現代の奏法で良いと、私は思います。

オーケストラでは、全ての楽器が大事なことは言うまでもありませんが、

「水上の音楽」や「王宮の花火の音楽」では、トランペットが全体の響きを華やかにし、ホルンが響きを厚く、荘重にしています

ティンパニは、リズム楽器であると同時に、低音を支える「バス」であることがわかります。

こういうワーッと景気の良い音楽はヘンデルならではです。バッハはもちろん大好きですが、何しろ教会で

神様を讃えなければいけないので、もう少し荘重さに重きがおかれます。ヘンデルは、とくにこの「水上」と「王宮」は

王様を喜ばせるために、とにかく派手にしていますが、

ヘンデル自身にもこのような音楽への嗜好がなければ書けなかったはずです。

どこまで、天空に突き抜けていくような、この明るい音楽が私は大変好きです。

作曲されてから260年以上も経っているのに、しかも、文化的に関係がない我々日本人が聴いても

ワクワクする。なんと素晴らしい音楽でしょうか。

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